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あけましておめでとうございます今年も引き続き皆様のお口の健康を守るお手伝いをさせていただきます本年もよろしくお願いいたします明けましておめでとうございます
先日学会でインプラントメーカーの方と話す機会がありショックなことをいくつか聞きました現在台湾の人口は日本の4分の1ですがインプラントの売り上げ本数は日本よりも多いとのこと最近、台湾の個人当たりのGDPが日本を抜いたという話を聞きましたが台湾では歯を失った時に入れ歯よりもインプラントを選択する人の割合が日本よりも多いとのことですなので日本の多くのインプラントメーカーが台湾に進出しているとのことでした調べてみると台湾では保険証を持っていると半年に一度の歯の検診とクリーニングを受けることができるそうで歯の健康意識も高いそうです予防でも治療でも世界からどんどん取り残されている日本の歯科事情を目の当たりにしてちょっとショックです台湾の人は日本人よりもインプラント治療を受けている!
週末は浜松で開かれた第44回日本口腔インプラント学会中部支部学術大会に参加して発表してきました午前中の発表だったので前日に現地入りして発表前に精をつけようと思い浜松の名産のうなぎをいただいてきましたふっくらと焼き上げた鰻のおかげで次の日の発表も滞りなく終わりました発表内容は「開咬を伴う下顎臼歯部の欠損症例においてインプラント治療と歯列矯正治療を併用した包括的治療を行なった一症例」要するに奥歯しか噛んでいない噛み合わせの患者さんで奥歯を失ってしまったのをインプラントで治療するだけでなく噛み合わせも治してインプラントを13年良好に経過しましたという内容ですインプラント治療は歯を失った歯を補うことはできますが、歯を失った原因を治さないとせっかく入れたインプラントも壊れてしまいますあくまでもインプラント治療は治療...うなぎを食べてインプラント学会
週末は愛知インプラントインスティチュートの生徒さんのアメリカインプラント学会の口頭試問対策の為、新幹線で名古屋へレントゲンやお口の写真から診断、治療方針、手技を答えていく試験ですが逆に人に教えるということは自分のためにもなります写真は新大阪駅のキヨスクで朝食に買ったシズヤさんのカスクートシンプルですがその分パンのおいしさが引き立つ逸品ですアメリカインプラント学会口頭試問対策
TVの給湯器のCMで「壊れてからじゃ遅いんです!」と言ってました確かに給湯器壊れてから修理しようとしてもなかなか在庫がなかったり工事の都合がつかなかったりして毎日使うものなので不便な思いをしばらく強いられますよね日頃お湯が出て当たり前に慣れていると家の外で働いている給湯器の状態を把握することもできず気がついたら結構使い込んでいたなんてことはよくありますコレ、歯も同じですでもせっかくレントゲンで問題を見つけて患者さんに治療を勧めても「でも、症状がないのでしばらく様子見ててもいいですか?」と時々言われます壊れてしまったら治療するのに傷が治るのに時間がかかったり治療によっては選択肢が限られたり費用も拡大します給湯器もエアコンも身体も歯も「壊れてからじゃ遅いんです!」定期検診で早期発見、早期治療をお勧めします壊れてからじゃ遅いんです!
最近、歯科治療特集の雑誌が出版されていました時々こういった特集が組まれて色々な雑誌が出版され何回か買って読んでみたことがあります感想は「患者さんにとって専門用語や基礎知識をつけるには有用、ただし実際の治療については自分のお口の診断をしてくれる歯科医師と要相談」です本に確かに書いてあることは合っているのですが患者さんの状態によってその治療が当てはまるかどうかはまた別の話になります歯科医師がレントゲンをとってお口の中を見て状況を判断することを診察といい、診察せずに治療計画を立てることはできませんそしてその歯科医師でさえ勉強し続けなければ正しい診察や治療計画を立てることはできません本屋で買った雑誌の歯科治療特集を読んでも信頼性に欠けるので学会などでエビデンスのある知識を学ぶ必要がありますなのでネットや本で歯科治...あなたにとって最善の歯科治療は?
【兵庫・西宮市】門戸厄神 本格インド料理『アカーシュ』で自分至上最高のナンに出会う【★★★★★】
< いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます > ✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈当ブログの記事は、直近訪問時のレポと過去訪問時のレポ両方ございます…
大學でインプラントの治療例を4年生に講演ですまだ4年生でインプラント治療だけでなく歯科治療自体を見ていないのでなかなか理解してもらうのは難しい内容ですが一つでも講演内容が将来みんなの役に立ってくれたらいいなと思います母校で講演2
講演終わって名古屋駅でスタッフにお土産に今話題の「シーラカンスもなか」を購入!羽生結弦選手がアイスショーの差し入れで配ったことで人気が出てなかなか手に入らない一品だそうです十勝産の小豆にフランス製のバターがサンドしてあって甘さと塩加減が絶妙で美味しかったですモナカとバターというそれぞれ美味しいものの組み合わせが新食感を生み出しますねインプラントと矯正治療、インプラントと審美歯科、歯周病治療と矯正治療、色々組み合わせると今までにない効果を生み出すことができる今回はそんな講演をしてきました母校で講演3
母校の愛知学院歯学部での講演依頼を受けて名古屋まで新幹線で行ってきました朝一番の講義なので朝食は新大阪駅で調達するのですが改札入ってすぐにSIZUYAさんのパンが売ってますお気に入りはペッパーカルネとメロンパン具材はシンプルですがパンが美味しいです今日も晴天名古屋は暑そう、、、母校で講演1
審美歯科という言葉を聞いたことはあるけれど、ホワイトニングや歯並びや白い詰め物などよくわからないことがいっぱいあるという方には日本歯科審美学会をご紹介いたしますhttps://www.jdshinbi.net/歯科審美学とは、顎口腔系における形態美・色彩美・機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献する歯科医療のための教育および学習に関する学問体系である(日本歯科審美学会教授要綱)」と定義しています。要するに機能だけ回復するのではなく、審美的にも満足してもらい楽しく人生を送ってもらおうという趣旨の学会です一般の方向けのサイトを開くと審美歯科でできることがわかりやすく説明してあり歯科医院に行く前に予備知識としてみておくと治療がスムーズに進むと思います歯をキレイにしたいと思ったら!〜日本歯科審美学会のご紹介
前回に引き続き今回ご紹介するのは「日本歯周病学会」ですhttps://www.perio.jpホームページの「歯周病Q&A」をクリックすると歯周病の原因、症状、治療方法、予防方法について学術的にしっかりとしたエビデンスのある情報が満載ですコマーシャルやSNSで噂になっていることを鵜呑みにせず歯周病かな?と思ったら、あるいは歯医者で歯周病と言われたらまずはこちらをチェックしてみてください歯周病かもと思ったら!〜日本歯周病学会のご紹介
4月1日より自転車に乗る際にヘルメットが努力義務化されました警察省の調べによると年間で自転車の死者が三百人以上いて半分以上が東部の外傷が原因とのこと罰則はないのですが先進諸国ではみなさん自転車に乗るときにはヘルメットを被ることが多く日本はその辺りがまだまだ遅れているようですヘルメットをすると髪型が乱れる、邪魔くさい、暑い、費用がかかる、服にデザインが合わないなど、、色々デメリットがありますが事故で死んでしまったり障害が残ってしまうリスクを考えるとそれを上回るメリットがあるのではないでしょうか?ここからが本題です歯医者に行くのが怖い、時間がかかる、痛いのが嫌だ、歯ブラシやフロスがめんどくさい、費用がかかる色々デメリットがありますが、歯を失ってしまって食べれなくなったり、誤嚥性肺炎や心臓病など歯が原因で死んで...自転車ヘルメット努力義務化で歯医者が思うこと
花粉の季節は鼻が詰まったり、頭が重かったり、身体がだるかったり色々不具合が出ますでも、花粉の季節じゃなくてもそれらの症状がある場合、可能性として副鼻腔炎が考えられます副鼻腔炎は蓄膿というと馴染みがあるかもしれません上のイラストにもあるように頭蓋骨にはいくつか洞と呼ばれる空洞があり、何らかの原因で炎症が起きて膿が溜まった状態を副鼻腔炎と言いますその中で歯が原因で上顎洞に炎症が起きそれを歯性上顎洞炎と呼びます重症化すると視力障害、髄膜炎(脳や脊髄などを覆う粘膜に炎症が起こる)や脳膿瘍など、死に至るケースもあります慢性化していると症状のないこともあります当院ではレントゲンやCTで問題が見つかった場合、口腔外科にご紹介して必要であれば耳鼻科と連携をとって治療にあたっています何はともあれ定期的な歯科検診をお勧めしま...その鼻詰まりは歯が原因かもしれません!上顎洞炎のお話し
現代人の多くが罹患している歯周病が心臓病、糖尿病、など色々な病気のリスクになることが昔から言われていますお口は消化器系の入り口ですから当然、消化器系にも影響があることは統計で示されていますが最近そのメカニズムが色々わかってきました口腔内に常在する菌であるフゾバクテリウム・ヌクレアタムが大腸の組織に存在すると大腸癌の発生や進行を早める可能性があるとの論文が熊本大学の諸石寿朗教授らの研究グループによって「JCIinsight」に掲載されましたそして論文によると歯周病の治療が大腸ガンのリスクを減らすこともわかってきましたまた、歯周病の治療ができなかった人は大腸ガンのリスクは減りませんでした歯周病は自覚症状はほとんどありませんなので症状がなくても歯周病の有無や治療は、かかりつけの歯科医に相談しましょう歯周病は大腸ガンのリスクを増やします
最近患者さんのお口の中を見ていて気になることがいくつかあります昔は奥歯の治療は金属で治すのが常識でいわゆる「銀歯」を多くの患者さんが装着していました最近、保険治療でレジンの性能が上がりレジンによる奥歯の治療が増えてきました安くて早く治療が終わってしかも白いので多くの患者さんがレジンによる治療を望まれますところが性能が上がったとはいえレジンは樹脂、いわゆるプラスチックです写真のようにアクセサリーでもよく見かけますよねレジンは金属に比べると耐久性が低く、人によっては2、3年ですり減ってしまい原型を保っていない状態になっていますそれだけならいいのですがすり減った部分に噛み合わせの相手の歯が移動してきたり、たくさんレジンで治していると残っている歯に負担が集中してその歯が壊れたりレジンが分解して汚れが溜まり口臭や虫...レジン治療の功罪
テレビをつけると虫歯ケア、歯周病ケア、口臭ケアには、、、、、とたくさんの歯磨き粉、デンタルリンス、歯ブラシの宣伝が流れており患者さんもどれが効果的か新しいのがいいのか迷いますよねそれで歯医者に行ってどれがいいか聞いてみると決まって「まずは正しく磨けているかチェックしましょう」と言われます特効薬が欲しい患者さんとそれが無いことを説明する歯医者とのせめぎ合いが延々続きますそんな問題を解決する方法が一つありますお口の健康のために歯の汚れをしっかり取り除きたいのは患者さんも歯科医師も同じ!ではしっかり汚れが取れているかどうか確認することが一番大切ですいくら高価な歯科グッズを買っても汚れが取れていなければ意味がありませんその歯の汚れをチェックするには歯の染め出し液が薬局やアマゾンでも売っていますまずはこれでお口の中...先生!歯磨き粉はどれが一番いいですか?
顎の関節、舌、頬などに異常を感じたら!〜口腔外科学会のご紹介
以前、歯のトラブルがあったときは闇雲に検索して情報を集めるのではなく学会の公式ホームページを参考にする方が賢明ですという話をしました実際なかなか普通の方が学会のHPを見つけるのは難しいかもしれないのでいくつか学会の一般の方向けのサイトをご紹介していきます今回は「口腔外科学会」ですhttps://www.jsoms.or.jp口腔外科とは口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱う診療科です親知らずやお口や舌の癌、顎変形症ならびに唾液腺疾患などの外科的疾患のほかにも、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患も治療にあたっていますサイトをクリックすると口腔外科相談室があり、症状によって受診した方がいいのか確認できますただ、口腔外科を受診す...顎の関節、舌、頬などに異常を感じたら!〜口腔外科学会のご紹介
虫歯の日あたりになるとネット上に歯に関する記事が頻繁に出るようになりますそしてお決まりの「抜歯をすぐ薦める歯医者はやめましょう」「インプラントの前にまずは精密な根の治療を」「その歯周病治ります」といった患者さんの気持ちに寄り添った記事が多く見られます一方、同業である歯科医師からこんな言葉を耳にしたこともあります「抜歯をなるべくせずに色々治療をしてから抜歯した方が儲かるよね」「インプラントを僕はできないから、高額なインプラントを薦めるより保険で抜かずに色々手を尽くした方が患者さんに感謝されるよ!歯医者も人気商売だからね」こういった考え方の歯科医師もいるようですさで皆さんは歯医者に「この歯は抜いた方がいいけど、どうされますか?」と言われたらどう判断しますか?ちなみに僕は抜歯の理由を説明した上で患者さんが歯の保...抜歯する?しない?
AIやらchatGPTがもっと歯科の診察にも使えるようになればいいのに
AIやらchatGPTが最近話題です個人的には早く医療現場に入ってきて欲しいところですというのも治療計画を立てる際に世界中の論文を読んで最適な治療方針を立てる行為はとてつもなく大変で、できればAIやらchatGPTに手伝って欲しいと日頃思っていますそしてその結果を患者さんと共有して治療にあたりれば、テレビやネットで情報の断片を掴んで悩んだり、思い違いをしている患者さんも減って本来、論文や教科書のデータを持っている僕らとの意見の違いが少なくなってスムーズに治療ができそうですAIやらchatGPTがもっと歯科の診察にも使えるようになればいいのに
では実際にマウスピース矯正での失敗にはどんなものがあるでしょうか?1、歯並びが治らない2、治療期間が伸びる3、歯茎が下がってしまう1、2についてはブラケットとワイヤーを使用した矯正によってリカバーが可能ですが問題は3の歯茎が下がってしまうという問題ですこれはマウスピース矯正の問題というよりも無理な歯列拡大の弊害と言えますマウスピース矯正や拡大床などを使用して抜歯を避けるために安易に歯列(歯の並ぶアーチ)を拡大すると歯は綺麗に並んでも歯の外側の根の周囲の骨が歯茎失われてしまいそれによって歯茎が下がる、歯周病の進行が早くなる、最悪抜歯になる可能性もありますなのでマウスピース矯正においてはより術前のレントゲンやCTの綿密な診断によってそれらのリスクを考慮する必要がありますマウスピース矯正について(3)
「先生、歯の治療って長い期間かかりますよね、なかなか通うのが大変で、、、」と患者さん確かに何ヶ月も何年も治療にかかることがあります使い込んだ楽器や大事にしている車、お気に入りの服や財布や時計など毎日使っている道具を長持ちさせるために皆さんはどうしていますか?磨いたり、少し壊れたらお店に持って行って手入れをしてもらって大切に使っておられますよねその時に何ヶ月か預かってもらってメインテナンスしてもらうこともありますがめんどくさいとは感じないですよね歯も長持ちさせるには日頃の手入れと専門家のチェックが必要です歯の治療をめんどくさいと捉えるよりも、大切なものの手入れをしに行くと思うことで歯科医院に行く憂鬱な気持ちが少し軽くなると思います実際、定期的にチェックや清掃にこられている患者さんは歯のトラブルが少なく、治療...歯医者は長くかかる、、、、
ウエイトトレーニングをしている皆さん、マウスピースしてますでしょうか?僕も数年前にぎっくり腰になって予防のためにウエイトトレーニングをしていますウエイトトレーニング時、噛み締めると歯を痛めてしまうので気をつけているのですが高重量(僕にとってのです)を扱う時に油断すると歯を噛み締めてしまうことがありマウスピースをしています一年使って傷んできたので新しく作り直しました市販の物は歯の並びにマッチしていないので違和感がありますが型をとって作るのでピッタリずれることもなく快適ですまた、嘔吐反射(オエっとなること)もなるべく起きないように形も工夫しています歯医者自身が作るのでピッタリできるので当たり前ですが、当院で制作を希望される患者さんには10000円(消費税別)で作っていますのでお気軽にご相談くださいただ、歯を治...ウエイトトレーニングにはマウスピースを
気がつけば早いもので門戸厄神駅前にクリニックを開いて26年になりますここまで継続して医院を続けて来れたのも、当院を信頼してずっと来院していただいてる患者様がいたからこそで改めて患者様には感謝です開院当初からの患者様から「あの時思い切ってしっかり治療しておいて本当に良かった!」と言われるのですが当時まだ30歳の若造だった自分をよくぞ信頼していただけましたと逆にお礼を言いたくなるのとまだまだこれからも研鑽を積んでいかないといけないと心が引き締まる思いです実際26年の間に歯科の技術レベルは劇的に変わり、勉強することも減るどころむしろ増えていますが引き続き頑張りますので応援よろしくお願いいたしますみなさまのお口の健康がずっと続きますように、、、、祝!会院26周年!感謝!
コロナで中止になっていたデンタルショーが久々に地元大阪で開催され行ってきましたデンタルショーとは歯科に関する企業展示会でチェアーやレントゲンをはじめ消毒機器や歯ブラシに至るまで実物が展示されており、最新機器を実際に手に取ってみることができたり、詳しい話もメーカーの人から直接聞けるためみてまわっているだけで色々欲しくなってしまいとても楽しい時間を過ごせましたいくつかの薬剤や器具は近々導入することにしましたのでまたいずれ報告したいと思いますやっぱりデンタルショーは楽しい!
近年話題になっているマウスピース矯正ですがマウスピース矯正とはなんでしょうか?歯列矯正をする際は歯の表面にブラケットという装置とワイヤーを使用しますがマウスピース矯正はそれらを使用しませんそのため食事や歯磨きの時は取り外せるためお口の中を清潔に保てるため矯正治療中の不快感は軽減されますまた、装置が透明で目立たないためお仕事の関係で従来のワイヤーや装置が見えると困る方には朗報です実際には患者さんの歯型をとったのちに3D模型はコンピューター上で作成し、正しい歯並びになるようにシュミレーションしますそして現在の状態から歯が少し動いた状態のマウスピースを作成しますまた、その状態から少し動いた状態のマウスピースを制作することを繰り返し歯を少しづつ動かしていく矯正方法です画期的な歯列矯正の方法でとても手軽に矯正治療が...マウスピース矯正について(1)
島根大学が集団健康診査のデータを分析したところ、高齢者の咀嚼機能の低さや義歯の不使用が、高血圧の危険性を高めることを明らかにしました咀嚼力と高血圧の関係はあまり論文が今までなかったのですが、噛めないとやはり糖質や炭水化物中心の食事になってしまい糖尿病や高血圧になりやすいことは以前から言われていました実験ではグミを咀嚼してもらって砕かれた状態を検査していったのでグミ程度のものがしっかり噛める事が基準となりますいくら美味しくてもグミばっかり食べると虫歯や糖尿病になるので義歯やインプラントを使ってしっかりグミ程度の硬さを噛める状態を作って野菜や肉や魚をしっかり食べることが大切ですグミを噛める事が高血圧を防ぐ!
最近土砂災害が多く避難所で生活を強いられる高齢者の方もおられると思います地震の時もそうですが避難所で高齢者が誤嚥性肺炎を起こすケースが少なくありませんこれは避難所において口腔ケアが不十分になり、睡眠時に唾液にまじった歯周病菌が肺に入って炎症を起こすことにより生じます日頃から歯周病予防て定期的な専門的ケアーを受け万が一に備えましょう避難所で高齢者の誤嚥性肺炎の多いわけ
日本口腔インプラント学会から封筒が届いて開けてみらた技術向上講習会の修了証が入っていましたいつも学会会場まで行って講習会を受けて移動や宿泊で多くの時間をかけていましたのでこれをもらうと「うん、頑張ったかいがあった!」みたいな気持ちになったのですが家で講習会をネットで受けてこれをもらうと「え!なんかズルい?」みたいな後ろめたい気持ちになりましたよく考えるとしっかり講義内容を聞いて身につけていけば同じことでむしろ効率的、合理的でこちらの方がいいに決まってますちょっと自分の感覚が古いことを思い知りましたちなみに学会会場に行って新型コロナに感染していては本末転倒ですのでしばらく学会は全てオンラインで受けて僕自身が感染源にならないようにしていますインプラントオンライン講習会でも修了証!
歯周病菌が血管に入り込むとあちこちの臓器に慢性炎症を起こすことがわかっています歯周病の方は心臓の疾患に2倍かかりやすいデータも出ていますそれに加えて英バーミンガム大学のJohtSinghChandan氏が1995~2019年の英国の医療関連調査データ(IMRD-UK)を統計処理をしたところ心血管疾患、心血管代謝疾患に加えて、メンタルヘルス不調の有病率も有意に高いことがわかりましたまだ、歯周病がメンタルヘルスに影響を及ぼすと決まったわけではありませんが多くの病気を引き起こす可能性が高い以上歯周病は早期に治療するのが賢明と言えるでしょう歯周病で心臓と心が悪くなる!?
友人の歯科医師に「最近、歯軋りで歯が壊れてしまう患者さんが増えたような気がしないか?」と聞くとみな口を揃えて「明らかに昔より増えている」と言います音を立てて上下の歯を強くこすり合わせる歯ぎしりは寝ている間に起こりますまた、上下の歯を強くかみしめる食いしばりは、夜に限らず昼間も起きているのですが患者さんの自覚がないことが結構多いようですもし次のような症状があれば歯軋り、食いしばりが疑われます✔️歯のエナメル質が削れて場合によってはオレンジ色の象牙質が見えてきている✔️朝起きた時に顎の疲れや痛みを感じる✔️朝起きた時に肩こりや側頭部の筋肉にこりがある✔️よく歯が欠ける、折れる✔️歯の詰め物や被せ物よく壊れる✔️頬や舌に歯を押し付けたあと(白い線など)がある歯科での治療はマウスピースを作ってそれを歯の身代わりに...歯がすり減っていませんか?
先日、ネットで九州大学で「世界初ヒト歯周病の歯茎で脳内老人斑成分が産生されていることが判明」という記事を見ました実は歯周病が認知症、とくにアルツハイマーに関係のあることはずいぶん以前から言われていることなのですが初耳の患者さんも少なくないのでちょっとそのお話を、、僕の先輩で松本歯科大学歯科保存学講座の吉成教授の論文がわかりやすく解説してあるので参考にurlを載せておきますhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/60/3/60_147/_pdf/-char/ja上記の論文の要点をまとめると「歯周病菌が体に入るとそれを攻撃するために体のあちこちに炎症が起きて歯周病や糖尿病もひどくなり、それによって歯周病もひどくなるので負のスパイラルが進みます」ということです。そして最初...歯周病は認知症を悪化させる!?
日本口腔インプラント学会が朝日新聞出版より初の公式本が出版されましたこの本、学会の公式本です要するにどこかの歯医者の宣伝本ではなく本当のインプラント治療についての知識を得ることができる唯一の本になります色々ネットで調べるよりもこれ一冊で確かな知識を得ることができますamazonで770円で買えますインプラント治療を考えている患者さんは一読をお勧めします「かめる幸せ」をとり戻す
インプラントと違って歯のないところに健康保険で安価に歯を入れることができる入れ歯ですが、実は長期間入れ歯を使用すると顎の骨が徐々に失われていきます古い論文ですがR.LyndsayCampbellD.D.S.*が書いた論文「義歯装着者と非義歯装着者の歯槽堤の吸収に関する比較研究」Acomparativestudyoftheresorptionofthealveolarridgesindenture-wearersandnon-denture-wearershttps://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0002817760020011は有名で義歯をすることによって歯槽骨(顎の骨)が吸収することは昔から知られていましたアメリカでは学生に普通に教えているこ...入れ歯すると顎の骨が失われる!
当院では4、5種類のインプラントを使ってきましたが数年前よりバイコンという会社のショートインプラントと呼ばれる短いインプラントを使用しています日本では有名な教授とか先生が使っていないせいかシェアーはあまりありませんがアメリカでは30年以上前から結構多くの先生に使われており知らないひとはいないぐらい有名なインプラントです僕の知る限り日本で認可の取れているインプラントのなかで最小サイズだと思われます昔はインプラントは長くないと噛む力に耐えれないからダメといわれていたのが最近は短くても大丈夫とエビデンスが変わったのはこのインプラントの実績のせいです実際、写真のように半分の短さでありながら骨と接触する面積が変わらないため通常のインプラントでは骨が足りず、骨を作らなければ埋入不可能な場合でも使用できます実際、当院でも昔は...骨の少ない人は小さいインプラント!
今日は地味なのですが少し歯列矯正のための材料を更新したのでそのお話です歯列矯正のための矯正装置は白いのですがワイヤーが金属色だと審美性が半減してしまうので白いワイヤーを使用していますただこのコーティングがあまりにもすぐ剥げてしまうのでワイヤーの種類を変えました以前使っていたものはワイヤーのコーティングが一層だったのですが今度は二層になってより白いコーティングが剥がれないことはないですが剥がれにくくなりました地味なマイナーチェンジですが(患者さんは気づいていない、、)こういったことを繰り返していくことが大事かなと、、、、白いワイヤー
上の写真は男の人(あえて歯医者とはいいません)がペンチで歯を抜いているシーンです怖いですね考えただけでゾッとしますね歯医者にこのイメージを持っている人は多いと思いますがその中に二つの大きな間違ったイメージが含まれています一つ目の間違ったイメージですが、この歯を抜いている人は歯医者ではありません近代歯学は18世紀、ピエール・フォシャールによって広められましたそれまでは虫歯がひどくなると床屋さんが歯を抜いていました床屋さんの前で回っている血と包帯の色である赤白青のグルグルはそのときの名残です二つ目の間違ったイメージはこの歯を抜いている人はサディストではありません虫歯になった歯をそのままにしておくと痛みだけではなく膿がが全身に巡って最悪命を落とすこともあります当時、虫歯の治療方法が抜歯しかなかったので人の命を救うため...歯医者はなぜ歯を抜く?
今日はまた新素材の話です最近ジルコニアを使って歯を直す機会が増えてきましたジルコニアとはジルコニウムを酸化させた化合物でセラミックの一種で人工ダイヤなどにも使われています写真では真ん中のはは金属で治療していますがその両側の被せ物と詰め物がジルコニアになります健康保険で白い被せ物はすべてプラスチック(レジン)なので変色したり削れたりするのでセラミックを使用していましたが、奥歯などに使用すると割れたり、欠けたりすることが時々ありますそれに比べてジルコニアは審美性はセラミックに比べて劣るもののお口の中で使える白い素材としては最も丈夫で耐久性がありますそしてそのジルコニアにも単色で白っぽいが強度が高いものから、グラデーションがついてより見かけが自然なものまで色々と種類がでてきました当院では前歯のような見かけが重要視され...ジルコニアという新素材
歯科治療の中でも材料の変化に伴って治療理論のパラダイムシフトが起きているのが、インプラント、歯列矯正の分野です3年前にインプラント治療についてはインプラント指導医のためにかなり勉強し、合格したのでいったんインプラントの勉強は置いておいて今度は最新の矯正治療について勉強するべく毎月東京で開催されていた日本成人矯正歯科学会認定医研修プログラムに参加していました途中、新型コロナの影響で延期やweb受講などもあり2年3ヶ月かかりましたが、無事終わりました長かったですが、20年前にに受けた矯正治療のコースと比べ新理論や新材料を色々と学ぶことができましたでも変わらないのは治療のゴールである「良い噛み合わせの獲得」ですいくら虫歯の治療やインプラント治療や歯周病治療のレベルをあげても噛み合わせが悪ければ長期的には安定しませんそ...歯列矯正は噛み合わせを改善させて歯を長持ちさせる!
先日、誤嚥性肺炎について書きましたが、どうしても知っておいて欲しい歯科知識を加えますちなみに僕たちは食事をしながらでも息をしますその時食べ物を肺に吸い込まないようにできるのは食べ物を塊にまとめて飲み込んで、その隙に呼吸をするからですもし食べ物をまとめることができずにお口の中に散らばった状態で息を吸い込むと当然肺に入って今いますこれを誤嚥といい、このことによって肺が炎症を起こすと誤嚥性肺炎となり死因の3位に上がってきていますでは食べ物を塊にするにはどうやってするのかというと、歯、ほっぺたの筋肉、舌を使ってまとめて塊にします歯を失って軟らかい食べ物を食べているとますますお口や舌の筋肉が衰えて誤嚥性肺炎を起こしやすくなりますしっかり噛める歯を維持して硬いものをしっかり噛んで誤嚥性肺炎を防ぎましょう歯がないと誤嚥性肺炎を起こしやすい!
最近ネットや看板で「ドイツ式入れ歯」という言葉を見かけますなんだろうと調べてみたらコーヌスクローネデンチャーなどのアタッチメントデンチャーのことアタッチメントデンチャー歯を失って残り少なくなった歯に被せ物や装置を装着して入れ歯を安定させる入れ歯のことですちょうど僕が歯医者になった30年前まではインプラントがそれほど日本では普及していなかったのでこういった特殊義歯が歯を多数失った方にとって最高の治療とされていましたその後インプラント治療が台頭してきてそちらの方が圧倒的に噛めて取り外しもしなくていいのでる数は減ってきましたが全身疾患などでインプラント治療ができない方や治療費を抑えて噛めるようにしたい方には当院でも治療プランの一つとしてずっと提案し続けています普通の保険の入れ歯にくらべるとずいぶん噛めるようになります...ドイツ式入れ歯
当院となりの中華料理店愛連の跡地にコインパーキングができましたので駐車サービスをはじめました今までお車でお越しの方にはご不便をおかけしていましたが当院の隣に駐車できるようになりました駐車券をお持ちいただければ駐車サービス券をお渡ししますのでぜひご利用ください駐車サービスはじめました
当院ではインプラント治療に限らず歯科治療に対する保証制度を設けていません理由はいくつかあります1.医療の世界で保証はあり得ない胃がんの手術や出産で保証制度はないですよね?学会でも集客のために根拠のないインプラント保証制度を使用することは推奨していません2.何を保証するのか基準がないインプラント治療においてなにが良くてなにが悪いのかしっかりとした基準はありません自覚症状がないことを保証してしまうとどんなに悪くても保証しなくていことになってしまいます要するに歯医者が黙っていれば悪くなってもバレないということです3.保証制度のトラブルに巻き込まれた!これが一番の理由ですある歯科医院で10年間保証付きの歯科治療を受けた患者さんが来院され、治療部位に違和感があるので見て欲しいとのことでしたしかし、せっかく保証付きの治療を...当院がインプラント治療の保証制度を行わないわけ
当院ではインプラントや矯正治療の無料セミナーを行っていません問い合わせもありますが学会の市民公開胡坐で営利目的でないセミナーは行っても当院としては行っていません理由がいくつかあります1:市民公開講座や無料セミナーといいつつただの宣伝行為で患者さんを治療に誘導する歯科医院と同じレベルになりたくない心臓バイパス手術の無料セミナーや抗がん剤の無料セミナーなんてないですよね正しい知識を得たい場合はインプラント学会か矯正学会のホームページをみていただければ患者さん向けに必要な情報が全て掲載してありますのでそちらをお勧めしています2:患者さんのお口の状態を見なければなんともいえない実際インプラント治療や矯正治療の電話での費用の問い合わせがありますが検査もしない状態では情報不足でお答えすることが困難ですまた、虫歯や歯周病、親...インプラントや矯正治療の無料セミナーを行わないわけ
インプラント専用の手術室をリニューアルしましたコロナ禍に入ってからなぜかインプラントの患者さんが増えてきて機械の故障などあると困るので思い切ってチェアーを入れ替えましたそれにともなって機材や内装もリニューアルしました新しいチェアーは長時間横になっても背中が痛くなったりしないようクッション性の良いものに交換し(しかも本革!)オペ中にCT画像や自動血圧計の画面が随時見られるようにモニターなども取り付け患者様により安全にインプラント手術を受けていただけるように装備を整えましたドクターサイドとしても最新機器は調子が良く使っていて気持ちがいいですインプラント手術室のリニューアル
先日、歯科感染予防に関するセミナーに参加してきました新型コロナだけでなく色々な感染症に対しての予防手段を再チェックする意味で有意義なセミナーでした時々患者さんが「コロナが怖くて歯医者に行けませんでした」といわれ、そのうち何人かは虫歯や歯周病が重症化していました歯科医院は基本安全で、むしろ早めの歯科治療と定期的な専門的口腔ケアは感染予防のカギとなりますコロナだけでなく色々な感染症に対して免疫を上げるためにも来院をお勧めします感染予防のカギ
昨日から第51回日本口腔インプラント学会学術大会がコロナの影響でWEBで開催されており参加しておりますいつも休診にして学会に参加していたので患者様にはご迷惑をお掛けしておりましたがWEB開催だと休み時間や夜間に参加できるのでありがたいです先日の中部支部学会では発表もできたのでWEB学会なかなか快適です本題ですが昨日、専門医教育講座の「保険適用のインプラント治療」を聞いていたのですがよく考えたらほとんどの患者さんは条件が整えばインプラント治療が保険適用になることを知られていません腫瘍の手術や先天的に顎に大きな欠損がある場合などは保険適応になることがありますただしその場合、治療は大学病院などの施設で行う必要があるのですが窓口は一般開業医で相談されるといいと思いますただ、腫瘍が顎にできていても自覚症状がないことが多い...保険適用のインプラント治療
先日のインプラント学会のトピックの続きです学会で倫理セミナーを視聴しました現在での歯科用インプラントとそれにまつわる歯科用材料についての薬事規制と適正使用についてのお話でした要するに皆さんのお口に使っているインプラントの安全性のお話ですときどき患者さんから「先生、インプラントがすごく安いクリニックをネットで見かけるのですがあれはどうなんでしょう?」と聞かれます実は日本の薬事規制をクリアした製品を使用した場合、そんなに安い価格でインプラント治療を行うと赤字になってしまいますそこで海外製品や海外の学会で直接安く買い付けたインプラントを使用し、安く提供している先生もいるそうですこれだけ聞くと患者さんにインプラント治療を安く提供するために努力しているいい先生に聞こえますところが今回のセミナーで日本の薬事規制について詳し...インプラントの価格
産経新聞によると、滋賀県草津市の歯科医院でインプラント手術により神経を損傷を受けたとして損害賠償を求めた起訴の判決で大津地裁裁判長は治療前にCTを撮影し神経の位置を確認することをおこたったとして歯科の過失を認め支払いを命じました僕が開業した25年前はCTを持っていなかったので(今は当院でCT撮影を行なっております)CTを整形外科の先生に依頼して撮影してもらい神経の位置を確認していましたそのときそのソフトの人に兵庫県では4件だけCTによる診断をしてインプラント治療をしておりそのうちの一人だと教えてもらいました当時、インプラント治療のためにCTを撮影し診断することのほうが珍しく患者さんに「歯の治療にそこまでするのは大袈裟ではないですか?』と言われることもありましたしかし今回の判例をみてわかるように現在の医療水準から...インプラン手術にはCTが必須
先日、インプラント治療にはCT検査が必要とお話ししましたが実際にはそれだけではなく他の精密検査も必要です例えば血液検査で糖尿病がみつかったとします糖尿病はインプラント治療の成否だけでなく治療後の予後にも影響しますこれもCTと同じく現在の医療水準からすると、インプラント治療においての血液検査は必須だと思われます全身的な健康状態はインプラントに限らず、歯周病にも影響があります日頃から健康診断を受けておくことがお口の健康を守る上でとても大切ですインプラント治療には血液検査が必須