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「林間紅葉」。 中国の廬山のあたりに旅したことがある。詩情豊かなところだ。 李白や蘇東坡など有名な詩人も詩を残している。陶淵明はこの麓に隠棲していたらしい。 日暮れて、食事をしていたとき、その店のご主人が、日本の尺八の嗜みがあるので、という
「一月三舟」。 わしは、水墨画を描いてる。 絵の仲間もいてる。とても良い。 時には、スケッチに行ったりする。近場もあれば、スケッチ旅行に行ったりもする。 ただの仲良し旅の口実だったりもする。 それでも、一応はスケッチを描いたりもする。 不思
「樹下石上」。 いつでもどこでもすぐに寝れるという人がいてる。 羨ましい。 わしは、明るかったら寝られへん。寝床が変わったら寝付きにくい。枕がないと寝られへんなどなど、結構繊細にできてるみたい。 わしにも、新入社員の時代があった。 今から思
「井蛙之見」。 遥か昔のことだった。 初めてアメリカに行った時、飛行機の中で、水くれとか、何やらくれとか頼んだとき、陽気なCAのおばさんに発音をいちいち直されたなあ。 何かの入場券を買う時に「こども2枚」って単数形で言うたら、いちいち複数形
「天網恢々」 本を読んでたり、テレビドラマ見たたりしたら、とんでもない悪い奴が出てくる。理不尽の極みだ。ここまで酷いこと出来るんか。 しかし、艱難辛苦の挙句、いつか、どこからか正義の味方がやってくる。 あるいは、必殺なんちゃらが登場する。
「空中楼閣」 空中楼閣って、実際にはありえないもの、ありえないことを想像する、想定するときに使うような言葉である。 多分。そう、知らんけど。 で、わしは、想像力が貧困やから、本当の空中楼閣みたいなとこに行った話をしてみる。 中国の山西省にあ
「自縄自縛」 昔、昔の思い出。 学校を卒業して、初めての入社。 ちょっと遠方の寮に入れられて、毎日通勤してた。 3ヶ月ほど経ったころ、台風か集中豪雨かがあって、大雨になり、会社の近くの川が氾濫した。昔は堤防が低かった。 で、その日も出勤しよ
「先手必勝」。 ある日のお昼前。 車で、郊外の山の上についた。 ちょっと、有名? 知る人ぞしる? レストラン、カフェ?がある。 わしより、ちょっと早く着いた人がいてる。 急いで、順番とりにいかねば。 あの人たちの次やから出遅れたかな? とこ
目次 1 「深謀遠慮」1.1 :::「3本のジグザグ線」2 「一撃必殺」 「深謀遠慮」 水墨画を描く。 水墨で絵を描くときってどうしてるか、考えてみる。 構想をたてる。 当たり前。しかし、難しい。簡単に言えば、描いてみんとわからへん。 あの
目次 1 「千客万来」2 「目迷五色」2.1 李白の有名な漢詩がある。 「千客万来」 今年は、鶯がよう来る。よう来て鳴いてはる。 とても良い。 朝からホーホケキョ・・ええですなあ。 昼にもホーホケキョ・・ええですなあ。 夕方、ホーホケキョ・
目次 1 「痴心妄想」2 「浮生若夢」3 夢や夢 「痴心妄想」 中村文則の「列」という本を読んだことがある。 いつの間にか列に並んでいた男。なぜかはわからん。 周りの誰もわからんらしい。列は長い。果てしなく長い。先に何があるのかわからん。
目次 1 「石破天驚」2 「千違万別」3 :::「石臼」 「石破天驚」 驚くほど素晴らしいことを表すのだそうだ。 素晴らしいって思ったことはいろいろ、数知れずある。 けど、わざわざ四文字で言わんならんほど素晴らしいことに出会った記憶はあんま
目次 1 合縁奇縁1.1 :::「隣人までの距離」2 消息盈(えい)虚2.1 :::百人一首より 合縁奇縁 水墨画の師匠が、縦長の半切紙にお手本の絵を描いていく。 わしら弟子は、それを取り囲んで一生懸命描き方を見てる。なるほどそうやるか。
目次 1 蟹行鳥跡1.1 「何もしないこと」2 行雲流水2.1 「あざむいてはならない」 蟹行鳥跡 英語のような横文字は蟹の横歩きのように文字が横向いてる。 漢字は鳥の足跡のように象形からできた。 もう10年以上前のことやけど、中国の杭州へ
目次 1 「一木難支」1.1 :::「すべて無駄だった」2 「周章狼狽」。2.1 :::「失敗することさえできない」 「一木難支」 崩れ始めたら、誰にも止められへんという話か。 あってほしくないけど、よくある話である。 某ジャニーなんちゃら
目次 1 飲河満腹1.1 :::「正しい道筋」2 会者定離2.1 :::「求める者」 飲河満腹 よく、足るを知るとか言われるけど、あさましい欲望から逃れられへんわしら、いや、わしは、後で後悔することが多い。 例えばある日、知る人ぞ知る、裏通
「読書亡羊」 はるか昔の事。まだ若い、ピチピチサラリーマンやった頃。東京までの出張があって、新大阪駅にいた。新幹線、乗る予定のホーム?に列車が着いた。誰も降りない。時間はかなり早い。どっちのホームかようわかってない。かなりの数の人がドドッと
「刮目相待」 最近は、銀行のATMが極端に減ったり、JRの緑の窓口が縮小されたり、どこに行っても自動販売機ばっかりだったり、店でなにか尋ねようにもだれも居らへんかったりと、ほとんどなにもかもがスマホが前提になってたりして腹立たしいことが多い
「空山一路」 若い頃、たまたま田舎の実家に帰ることになった。しかもJRの最終列車だ。最寄駅に着いたら深夜12時を回ってる。タクシーもない。 歩いて40分くらいの道のり、若いから大丈夫。 市街地を抜けて、トンネルを越える頃には人はおろか車も走
目次 1 喫茶店で本を読む。2 電車の中では。3 そして居酒屋。3.1 読書亡羊。四文字遊び。 喫茶店で本を読む。 喫茶店で本を読むことはとても多い。 喫茶店を使うのは時間潰し、時間繋ぎにつかうことがとても多い。 時にはちょい疲れて一服とい
目次 1 さて、個展5日目だ。2 プロの個展回り的な人たちがいるようなのだ。3 先客万来。3.1 絵や篆刻を通しての友人、知人が来てくれた。3.2 旅の友も多いなあ。3.3 SNS友達が来てくれた。3.4 仕事時代の仲間も来てくれた。3.5
目次 1 ちょいと気まぐれ心がおきて、自分の絵を入れたTシャツを作ってしまった。2 それで第2弾を企んだ。3 後日、所定のTシャツにプリントされたやつが送られてくる。4 今度の絵柄は、四文字熟語の「諸行無常」を描いたやつだ。5 「融通無碍」
四文字遊び、四文字熟語で遊んでみた。 目次 1 暗中模索。2 毀誉褒貶。3 曲肱之楽。4 生々流転。 暗中模索。 前の家に住んでた頃の話だ。 偶々、深夜まで起きてた夜の事、1時過ぎか2時頃か、玄関の扉をホトホトと叩く音がする
四文字遊び、「酔歩蹣跚」、「一竿風月」、「一触即発」、「諸行無常」。
またまた四文字熟語で遊んでみた。 目次 1 「酔歩蹣跚(まんさん)」。2 「一竿風月」。3 「一触即発」。4 「諸行無常」。 「酔歩蹣跚(まんさん)」。 山頭火に「酔うてこほろぎと寝ていたよ」って句がある。 酒好きが、飲んで
四文字遊び、「有為転変」、「一樹之陰」、「円孔方木」、「槿花一日」。
またまた四文字熟語で遊んでみた。 目次 1 「有為転変」。2 「一樹之陰」。3 「円孔方木」。4 「槿花一日(きんかいちじつ)」。 「有為転変」。 ある日、街角に青鷺がいた。 哲学的な白鷺だ。バス停の横に佇んで瞑想してはる。
雷でブレーカーが飛んだ。どやって戻す? 漏電ブレーカの戻し方。
目次 1 四文字遊び。「雨過天晴」。2 10日ほど前の大雨の日。3 漏電ブレーカが降りていた。4 考えられる手は。5 近所の電気屋さんが家まで来てくれた。 四文字遊び。「雨過天晴」。 わしは、現役時代はエンジニアだった。電気の事も多少の知識
目次 1 万物流転。2 晴耕雨読。3 純真無垢。4 片雲之風。 万物流転。 ある晩の事。真夜中にガサっと音がした。 フッと見たら壁にヤモリが貼り付いてる。ジッと動かへんかと思ってたら、時々ペタペタと器用に壁面を歩いてはる。しばらくじっとして