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「樹下石上」。 いつでもどこでもすぐに寝れるという人がいてる。 羨ましい。 わしは、明るかったら寝られへん。寝床が変わったら寝付きにくい。枕がないと寝られへんなどなど、結構繊細にできてるみたい。 わしにも、新入社員の時代があった。 今から思
「一月三舟」。 わしは、水墨画を描いてる。 絵の仲間もいてる。とても良い。 時には、スケッチに行ったりする。近場もあれば、スケッチ旅行に行ったりもする。 ただの仲良し旅の口実だったりもする。 それでも、一応はスケッチを描いたりもする。 不思
「井蛙之見」。 遥か昔のことだった。 初めてアメリカに行った時、飛行機の中で、水くれとか、何やらくれとか頼んだとき、陽気なCAのおばさんに発音をいちいち直されたなあ。 何かの入場券を買う時に「こども2枚」って単数形で言うたら、いちいち複数形
「天網恢々」 本を読んでたり、テレビドラマ見たたりしたら、とんでもない悪い奴が出てくる。理不尽の極みだ。ここまで酷いこと出来るんか。 しかし、艱難辛苦の挙句、いつか、どこからか正義の味方がやってくる。 あるいは、必殺なんちゃらが登場する。
「空中楼閣」 空中楼閣って、実際にはありえないもの、ありえないことを想像する、想定するときに使うような言葉である。 多分。そう、知らんけど。 で、わしは、想像力が貧困やから、本当の空中楼閣みたいなとこに行った話をしてみる。 中国の山西省にあ
「自縄自縛」 昔、昔の思い出。 学校を卒業して、初めての入社。 ちょっと遠方の寮に入れられて、毎日通勤してた。 3ヶ月ほど経ったころ、台風か集中豪雨かがあって、大雨になり、会社の近くの川が氾濫した。昔は堤防が低かった。 で、その日も出勤しよ
「先手必勝」。 ある日のお昼前。 車で、郊外の山の上についた。 ちょっと、有名? 知る人ぞしる? レストラン、カフェ?がある。 わしより、ちょっと早く着いた人がいてる。 急いで、順番とりにいかねば。 あの人たちの次やから出遅れたかな? とこ
目次 1 「深謀遠慮」1.1 :::「3本のジグザグ線」2 「一撃必殺」 「深謀遠慮」 水墨画を描く。 水墨で絵を描くときってどうしてるか、考えてみる。 構想をたてる。 当たり前。しかし、難しい。簡単に言えば、描いてみんとわからへん。 あの
目次 1 「千客万来」2 「目迷五色」2.1 李白の有名な漢詩がある。 「千客万来」 今年は、鶯がよう来る。よう来て鳴いてはる。 とても良い。 朝からホーホケキョ・・ええですなあ。 昼にもホーホケキョ・・ええですなあ。 夕方、ホーホケキョ・
目次 1 「痴心妄想」2 「浮生若夢」3 夢や夢 「痴心妄想」 中村文則の「列」という本を読んだことがある。 いつの間にか列に並んでいた男。なぜかはわからん。 周りの誰もわからんらしい。列は長い。果てしなく長い。先に何があるのかわからん。
目次 1 「石破天驚」2 「千違万別」3 :::「石臼」 「石破天驚」 驚くほど素晴らしいことを表すのだそうだ。 素晴らしいって思ったことはいろいろ、数知れずある。 けど、わざわざ四文字で言わんならんほど素晴らしいことに出会った記憶はあんま
目次 1 おもしろい衝立を見つけた。2 衝立が届いた。3 とにかく描いてみよう。4 できた。 おもしろい衝立を見つけた。 なにか絵のとりつけるのにおもろいもんはないやろかと探していた。 メルカリやら、ヤフオクなども見てみる。 ある時、メルカ
目次 1 合縁奇縁1.1 :::「隣人までの距離」2 消息盈(えい)虚2.1 :::百人一首より 合縁奇縁 水墨画の師匠が、縦長の半切紙にお手本の絵を描いていく。 わしら弟子は、それを取り囲んで一生懸命描き方を見てる。なるほどそうやるか。
目次 1 蟹行鳥跡1.1 「何もしないこと」2 行雲流水2.1 「あざむいてはならない」 蟹行鳥跡 英語のような横文字は蟹の横歩きのように文字が横向いてる。 漢字は鳥の足跡のように象形からできた。 もう10年以上前のことやけど、中国の杭州へ
目次 1 飲河満腹1.1 :::「正しい道筋」2 会者定離2.1 :::「求める者」 飲河満腹 よく、足るを知るとか言われるけど、あさましい欲望から逃れられへんわしら、いや、わしは、後で後悔することが多い。 例えばある日、知る人ぞ知る、裏通
目次 1 「一木難支」1.1 :::「すべて無駄だった」2 「周章狼狽」。2.1 :::「失敗することさえできない」 「一木難支」 崩れ始めたら、誰にも止められへんという話か。 あってほしくないけど、よくある話である。 某ジャニーなんちゃら
「読書亡羊」 はるか昔の事。まだ若い、ピチピチサラリーマンやった頃。東京までの出張があって、新大阪駅にいた。新幹線、乗る予定のホーム?に列車が着いた。誰も降りない。時間はかなり早い。どっちのホームかようわかってない。かなりの数の人がドドッと
「刮目相待」 最近は、銀行のATMが極端に減ったり、JRの緑の窓口が縮小されたり、どこに行っても自動販売機ばっかりだったり、店でなにか尋ねようにもだれも居らへんかったりと、ほとんどなにもかもがスマホが前提になってたりして腹立たしいことが多い
「空山一路」 若い頃、たまたま田舎の実家に帰ることになった。しかもJRの最終列車だ。最寄駅に着いたら深夜12時を回ってる。タクシーもない。 歩いて40分くらいの道のり、若いから大丈夫。 市街地を抜けて、トンネルを越える頃には人はおろか車も走
「油断大敵」 ドアが閉まる。電車が動き始めた。 今住んでる田舎の駅だ。1時間に2本、各停電車が走ってる。終点で急行に乗り換えて都会に出ることができる。 ただ、心のどこかに何か違和感。不安感。変に体が軽い。 しまった。リュックを駅のベンチに忘
目次 1 奇妙な2人のおっさん。2 寒山拾得についてもうちょっと調べてみる。3 寒山のこんな詩も残っているらしい。4 てなことでわしも絵を描いてみた。5 それが、杭州にあったとは知らんかった。 奇妙な2人のおっさん。 先日、ある有名なホテル
目次 1 閑話休題。2 ところが、最近とても便利な方法がわかった。3 簡単な裏打ち方法。4 試しにやってみたら、随分うまくいった。5 墨を載せる皿。6 水差し。7 文房四宝。8 まさに目から鱗。 閑話休題。 いま、いろいろ昔の絵を描き直して
最近の作品。Meditation(ミャンマー洞窟寺院寝仏)。
目次 1 ミャンマーの洞窟寺院で見た寝仏の絵を描き直してみた。2 タイとの国境近くにある街だ。3 洞窟の中にも寺院がある。4 「Meditation」5 湖の畔にある、神秘の寺院、6 山の上の飛来石みたいな仏像。7 川のそばの絵のような風景
目次 1 コロナ前に中国に行った時の思い出を絵にした。2 夕暮れの月亮湾。3 老街もよかった。4 トンネルがあった。 コロナ前に中国に行った時の思い出を絵にした。 2018年の11月に中国の江西省や安徽省を旅した。 まず先に、有名な廬山に行
目次 1 最近、絵の描き方が変わってきた?2 「路上にて」3 「天空の棚田」4 課題は残る。 最近、絵の描き方が変わってきた? 最近、昔の旅を思い出して絵を描くことを始めている。 絵の描き方も随分変わったし、どう描きたいという気分も変わって
前回は、芭蕉の「奥の細道」のいくつかの場面をオマージュした作品を紹介しましたが、今回は与謝蕪村の句の心を描いてみたやつです。 あじあん 「春雨や」。 紙本、22×27.3cm。 蕪村の句。 春雨やもの語りゆく 蓑と