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映像の世紀「ベトナム戦争 マクナマラの誤謬」〜誤謬だったのか?
久しぶりの懐かしい名前です。ロバート・マクナマラ。小学生時代テレビニュースで「マクナマラ国防長官」の名前はしょっちゅう聞きましたが、その後まったく忘れていました。考えてみるとかなり変わった名前です。McNamaraですから、ケルト語で「Namaraの息子」となりますが、Ar...
アメリカの対外政策や外交政策と関連する重要な言葉が二つあると思います。一つは、マニフェスト・デスティニー(ManifestDestiny)という言葉です。この言葉は、アメリカによるインディアン虐殺や西部侵略を正当化する標語だったということです。「明白なる使命」や「明白なる運命」などと訳されるようですが、今、ふり返ると、アメリカの帝国主義的領土拡大や、覇権主義を正当化するための言葉であったと思います。また、見逃せないのは、その考え方の背景に、アングロ・サクソン民族はもっとも優れた民族で、マニフェスト・デスティニーに基づく行動は当然であり、「天命」であるとする差別的な考え方があったと言われていることです。もう一つは、ベトナム戦争当時、よく使われた「ドミノ理論」という言葉です。ベトナムが共産化すると、周辺の国が...マニフェスト・デスティニーとドミノ理論とアメリカの戦争