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映像の世紀「ベトナム戦争 マクナマラの誤謬」〜誤謬だったのか?
久しぶりの懐かしい名前です。ロバート・マクナマラ。小学生時代テレビニュースで「マクナマラ国防長官」の名前はしょっちゅう聞きましたが、その後まったく忘れていました。考えてみるとかなり変わった名前です。McNamaraですから、ケルト語で「Namaraの息子」となりますが、Ar...
アメリカがベトナム戦争で、意図的に民間施設を目標として爆撃し、違法な大量殺人兵器(CBU)やナパーム弾で数え切れない民間人を殺害した事実は、ラッセル法廷の調査団はもちろん、多くの報道関係者が現地に入り確認しています。下記は、「ラッセル法廷─ベトナム戦争における戦争犯罪の記録─」ベトナムにおける戦争犯罪調査委員会編(人文選書8)から抜萃したものですが、民間目標に投下された爆弾やその破片の確認、また、大量殺人兵器(CBU)によって負傷した人々のその後の様子や、聞き取り調査、さらには、そうした事実を裏づける米軍捕虜の証言などが記されています。でも、アメリカのアイゼンハワー元大統領は”アメリカの北ベトナム作戦の対象は軍事目標だけにかぎられている”と述べ、ジョンソン大統領も”軍事目標だけを爆撃することが現政府の政策...アメリカの戦争犯罪と大統領の嘘
1965年1月、リンドン・ジョンソン大統領が「自主的な」国際収支規制を発表し、事態は危機的状況となった。アメリカの銀行や企業は、今後1年間、海外からの借入や投資を5%以上増やすなと言われたのである。そのため、事業計画が混乱した。銀行は融資を増やすことで利益を得ているのだが、それが制限されたのだ。石油業界も、新規投資で外国のライバルが優位に立つことを恐れて、強い影響を受けた。東南アジアでの戦争は、米国のビジネス部門にどのような影響を与えるか、ほとんど理解されないまま行われた。企業からは、外国からの「投資」として報告されたものの多くが、実際には収支上の流出を構成していないことが指摘された。石油会社…