メインカテゴリーを選択しなおす
敬語の使い方が間違っているらしく、「タラちゃん」と新人は呼ばれるようになった。全国からUターンしたベテランナース達は、オペ室オープンに向けて、術式、手技を基本、病院の核となるスタッフに寄せていくことになる。現役オペ室のエリートたちを集めたなかで、おさめていく師長と主任は必死だった。今だとIT技術が進んでいるのでシュミレーションももっとスマートにできるものだと思う。当時はアナログ簡単なオペから引き受けていき、だんだん難度の高い症例も引き受けていく、その予定月数などもオリエンテーションされていたが、
月曜日から土曜日の午前中まで勤務。それと月2,3回のオンコール勤務。開院、手術室オープンまでの間、麻酔科医による、挿管、血管確保、心電図の症例実習、術式以外のシュミレーション講義を重ねに重ねたあとも、土曜日の午後は希望者用に、講義や実習が続けられていた。県外から1年、2年の応援ドクターがそれこそ手取り足取り教えて下さった。土曜日の夕方、日曜日の夕方は英会話教室へ通い、日本でダメなら海外へ将来渡り、子供の頃の夢を少しでも手繰り寄せようと、野心家なのか、オドオドの小心者なのか、どっちやねん、という若
卒業祝いで行ったちゃんこ鍋のお店で、一言挨拶をとお箸のマイクを渡されたので、お父さん、お母さん、これまで仕送りありがとうございました。もう仕送りは大丈夫です。かっこいい挨拶までしたため、もちろん3月以降仕送りはなく、家賃・光熱費・食費・諸々・・・金がない。始発のバスが6時だったので、新人のオペ準備の時間配分を考えると、7時着はアウト。早朝5時に家を出て病院まで歩いていたので、交通費はいらない。家賃は家主さんに相談、でも何かと心細いおこちゃま貯金では厳しい毎日。入職したその日にお給料ってもらえるも
一人で器械出しができるようになり、デビュー戦でいきなり、天才外科医にぼこぼこにされた。 「これじゃない」 止血鉗子を投げ返される、洗浄用のスポイトも投げ返される。生理食塩水の入りが十分ではない、と一度手を止めて指導にきたが、震える手で試みる新人に、 「おまえ、メガネはどこのメガネ使ってる?」「はい、○○メガネです」「××メガネに変えろ」
入職や異動で、オペ看になったかたもいらっしゃると思いますが、 そんな方におすすめの参考書を載せておきます!! やっぱり強い味方なのは「オペナーシング」さん!! そのなかでも器械
無事生還。ただいま術後21時間経過。13時。ベッドの背を起こして、出来るだけ起き上がっているようにする。食事も再開。まだあまり食欲はなし。左腕はまだまだあ...