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【映画批評】「アメリカン・ウォー」祖父から孫へ語り継がれる戦争の記憶。"誰の背中にも物語がある"【感想・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】
公開年:2012年 ジャンル:戦争・ヒューマンドラマ 監督:サム・フィッシャー あらすじ おじいちゃん家に帰省中、納屋で古い軍用トランクを見つけた主人公。それはおじいちゃんが第二次世界大戦時も思い出が
1、作品の概要 『レディ・バード』は、2017年に公開されたアメリカの映画。 監督、脚本はグレタ・ガーウィク、主演はシアーシャ・ローナン。 アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演女優賞の5部門にノミネートされた。 ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞をミュージカル・コメディ部門で受賞し、助演女優賞、脚本賞でノミネートされた。 高校生の少女が、母親や友人と衝突しながらも成長していく様を描いた青春映画。 2、あらすじ 自らをレディ・バードと名乗る少女(シアーシャ・ローナン)は、進学のことで母親と揉めて走行中の車から飛び降りなど、鬱屈した想いを抱えていた。 家は裕福ではなく、…
「ラーゲリより愛を込めて」2022年12月12日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時20分より鑑賞(スクリーン7/F-10) ~瀬々敬久監督がシベリア抑留の悲劇を真正面から描く 戦争は遠くなりにけり。とはいえ、海外に目を向ければロシアのウクライナ侵攻の例を引くまでもなく年中戦争をやっているわけで、日本でも何やら不穏な空気が流れ始めた。戦争の足音は確実に近づいているのかもしれない。それだけに反戦・非戦の声を上げ続けることは重要だろう。 というわけで、辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を映画化した「ラーゲリより愛を込めて」。監督は「ヘヴンズ ストーリー…
観てきました。2回も。戦争映画ってあんまり観た事ないなと思ってたけど、戦争映画じゃなくて、人間の尊厳の映画でした。周りからは途中結構すすり泣きが聞こえてたけどわたしは終盤まで無事で、これは意外と泣かずに済むのでは?と思ってたけど。モジミ(北川景子)の慟哭にやられました。あれはダメよ。わたしの涙腺も決壊しました。テレビで観ても同じく泣くと思うけど悲しみで全身が覆いつくされる感覚は映画館ならではだと思...
「月の満ち欠け」2022年12月7日(水)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時50分の回(スクリーン7/D-6) ~ぶっ飛んだ設定にもかかわらずストレートに感動させてしまう廣木隆一監督の手腕 また廣木かよ! というわけで、「あちらにいる鬼」「母性」に続くこの秋冬3本目の廣木隆一監督作品「月の満ち欠け」です。2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名小説の映画化。 冒頭に登場するのは青森県八戸市の小山内堅(大泉洋)という男性。まもなく彼は上京して、緑坂ゆい(伊藤沙莉)という女性と会う。ゆいは、娘の瑠璃(菊池日菜子)の高校時代の同級生だった。 そこから時代はさかのぼり、198…