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前回、(その1)では、コロナ禍後の学校の置かれている厳しい現状について触れました 特に「子どもの自殺の増加」に焦点化したのは、子どもが苦しさを抱えて誰にも助けを求められない状況の拡がりに強い危機感があったからです 今回は、現在行われている学校の取り組みと課題を具体的に紹介します 子どもの状態を「見たて」、子どもを理解し、子どもとつながる関係性が、子どもの居場所をつくる 現在の小中学校で、SC(スクールカウンセラー)が支援しているケースの主訴は、主に以下のようなものです。 不登校、集団になじめない、発達特性、学習不振、人間関係トラブル、暴力暴言、いじめ加害、いじめ被害、虐待、自傷行為(リスカ・ア…
「不登校」の子どもたちの多くは、心理的に「ゆっくり休める夏休み」をなかなかもてません 夏休み明けに向けて、これ以上子どもを追い詰める親や教員にならないために 今回は、不登校を子どもの目線で理解するためのマンガを紹介します 「マンガでわかる!学校に行かない子どもがみている世界」(2024:來來珈琲店) 毎日新聞(2024年7月12日)で、西野博之さんの新刊「マンガでわかる!学校に行かない子どもがみている世界」(2024)が紹介されました。 西野さんは、不登校等の子どもたちの居場所として1991年に川崎市に「フリースペースたまりば」を開設した「フリースペース」の草分け的存在です。 その後2003年…