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つくえの下のとおい国/童話・ファンタジー/感想・レビュー・あらすじなど
それは、こげ茶色のどっしりとしたつくえでした。 まんなかにひとつ、左右に四つずつ引き出しがついていて、すこしはなれたところから見ると、どこかの国のりっぱな門のようにも見えました。 これはおじいちゃんの机です。 賢明なあなたのお察しの通り、このどっしりとした机が、ファンタジーの世界への入り口になります。 でも、そこへ行くのには、ちょっとばかり大変なのです。 どのように大変かというと・・・ つくえの下のとおい国/石井睦美 作・にしざきひろみ 絵/講談社 このお話はあなたを一気にファンタジーの世界に連れていってはくれません。 ただ入り口だけがそこにあって、そこからファンタジーの世界にあなたが自分で行…