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小学1年生のたくまは、小さい時から夢でうなされるほどなすがきらいだ。 給食でなすが出る日には、学校に行きたくなくなる。パパはむりに食べさせようとするし、ママはファイト!なんていう。 夏休みにおじいちゃんの家に行ったら、おじいちゃんは、 「いつかきっと、そのときがくるから」っていった。 そのときがくるくる/すず きみえ 作/文研出版 「そのときって?」 「おいしく食べられるときだよ。いまはきらいでも、おいしくおもえるときがくるものさ」 「ぼくにもくるかなあ」 「くる、くる。あしたかもしれんし、あさってかもしれん。中学生になってからかもしれんし、おとなになってからかもしれん。いつかはわからんが、そ…