そのときがくるくる/童話・児童文学/感想 レビューなど
小学1年生のたくまは、小さい時から夢でうなされるほどなすがきらいだ。 給食でなすが出る日には、学校に行きたくなくなる。パパはむりに食べさせようとするし、ママはファイト!なんていう。 夏休みにおじいちゃんの家に行ったら、おじいちゃんは、 「いつかきっと、そのときがくるから」っていった。 そのときがくるくる/すず きみえ 作/文研出版 「そのときって?」 「おいしく食べられるときだよ。いまはきらいでも、おいしくおもえるときがくるものさ」 「ぼくにもくるかなあ」 「くる、くる。あしたかもしれんし、あさってかもしれん。中学生になってからかもしれんし、おとなになってからかもしれん。いつかはわからんが、そ…
2024/08/28 11:40