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メンズブラを知っていますか? 「メンズ ブラック ジーンズ」の検索ミスで「メンズ ブラ」が出てきたのには驚いた。男性用ブラジャー、世の中にはそういうものがあることに強く興味を抱いた。 「付けることで安心感が生まれる」「もう手放せない」「優しくなれる」という愛用者の声。 これでリラックスできるのであれぼ試してみたくなる。しかし世間の目が怖い。妻や子供たちの冷たい視線を浴びせられる。「パパやっぱり変態だった!」やっぱりってなんだよ、、、 むろん付ける人を非難するつもりは毛頭ないけけれど、メンズブラが市民権を得るのは随分先のことになるだろう。しかし大手通販サイトで売られていることから需要があることは…
皆様方如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきは小さいサボテンを買って鑑賞しております かわええ 今回の記事は 【ねこ科たぬきの部屋番号015】 でございます! 少しでも皆さんの暇つぶしになれば幸いです nekokatanuki.hatenablog.com ↑ ↑ お時間のある方は是非こちらの記事もご覧ください♪ 真正の月
ナンバープレートの数字を選べるようになったのは1998年からで、今では約半数の人が好きな番号を選んでいる。 記念日をつける人が多いようだ。結婚記念日、誕生日、納車日。ちなみに我が家はペット二匹の誕生日の組み合わせだ。 自分が好きな数字をつける人もいる。「1」ナンバーワンということなのだろうけど、ぼくなんかは逆に臆してしまう。「8」末広がりの八は縁起がいい数字として人気らしい。「3」「7」も人気の数字だが「7777」はギャンブル好き?と勘ぐってしまう。 語呂合わせなんていうのもあって「1122」いい夫婦。なんか照れ臭くないかね?町内の西沢さんのフィットは「2438」娘が気づいて教えてくれた時「お…
皆さま如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきは最近時間が出来てきたのでアマゾンプライムで映画をみたりKindleで本を読んだりしております。 なんせだんだん寒くなってきましたからね 運動したい気持ちもあるのですが またインドア生活へ…! 今回の記事は ねこ科たぬきの部屋番号013 でございます! 皆さまの暇つぶしになれば幸いです♪ nekokatanuki.hatenablog.com ↑ ↑ 時間のある方は是非この記事も読んでみてくださいね♫ 闇夜に思う怨み辛み
皆さまいかがお過ごしでしょうか ねこ科たぬきはスコーンを作れたことを皮切りに色々なお菓子を作りたいと欲望がでてきております でも食べ過ぎはやばい…! よければこちらもご覧ください♪ ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com 今回の記事は マンガ ストレス社会の生き方! この記事がみなさまの暇つぶしにでもなれば幸いです♪
テレビのリモコンは便利だ。昔はテレビ本体まで行かなければチャンネルが変えられなかったのに今では何メートルも離れた所からチャンネル変更ができる。 それゆえにリモコンがよくなくなる。そんな家庭は我が家だけではないだろう。 定位置はテーブルの上のはずだが、こたつの上、ソファの上、それはいい方で、こたつの中、子供机の上、それも筆箱やノートの陰になってる。テレビを消すに消せないし。朝のニュース番組も見れない。 「リモコンどこ?」「知らない」「テーブルの上置いといてよ、どこだよ」バキッという鈍い音と感触が、足元カーペット越しにあった。「うそ!ふんじやったしゃない!」 リモコンは使えたが我が家で一番多く見る…
皆さん如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきはある日いきなりの思い付きでスコーンを作ろう!と思い作ったら思いの外上手く行って喜んでおります 今回の記事はねこ科たぬきの部屋番号009でございます。 前回の記事はこちら! ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com 皆様の暇つぶしになれば幸いです! ではどーぞー!
皆さま如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきはポテトサラダ作りにハマっています 美味しいんです♪ 今回の記事は 【ねこ科たぬきの部屋番号007】 でございます! nekokatanuki.hatenablog.com ↑ ↑ 是非こちらの記事も読んでみて下さい♪ 皆さんの暇つぶしになれば幸いです ではどうぞ!
皆さまいかがお過ごしでしょうか ねこ科たぬきは月見バーガーを食べる、食べないで気づけば一日終わっています 記事が増えてきているので以前漫画をまとめた記事をのせましたが、 ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com 今回はショートアニメ、ショート動画をまとめて載せますので是非みて下さい♪ 皆さまの暇つぶしになれば幸いです
皆さま如何お過ごしでしょーか ブログにご来訪ありがとうございます! 今回も私の記事が皆さまの暇つぶしにでもなればものすごく嬉しいです♪ 以前描いた漫画を簡単にアニメーションにしてみたので是非見てみて下さい! 以前の是非この動画記事も見てね♪ ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com ではごらん下さい!
「早め早め」と「せっかち」はほぼ同義語のようでありながら少し違う感じもする。 10ほど年上の会社の先輩、伊藤さんと武藤さんは同期。伊藤さんは総務、武藤さんは営業と部署は違うが大の仲良しで、二人で飲みに行く姿をしばしば見かける。 伊藤さんはとにかく早め早めの人だ。それは早く!早く!とあたふた急がせるわけでもなく、穏やかにそつなく確実に終わらせていくタイプだ。総務部の掛け時計はいつも5分進めてある。会社には誰よりも早く着いているらしい。 以前社員旅行のあった頃、時間を間違えて1時間以上早く待ち合わせ場所に着いてしまった時、伊藤さんはひとりゆっくりとコーヒーを飲んでいた。「おう、早いな」「時間間違え…
皆さま如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきのブログで少しでも楽しんでもらえると嬉しいですよ! 今回の記事はイラスト付きお話であります! 漫画もまとめてあるので是非見てね♪ nekokatanuki.hatenablog.com
皆さま如何お過ごしでしょーか 動画も作ったので皆さまの暇つぶしにでも見ていただけると嬉しいです♪ ではでは! チャオ (CIAO) 猫用おやつ ちゅ~る グルメ バラエティ 14グラム (x 60) チャオ (CIAO) Amazon 猫の下僕 面白いtシャツ 猫 にゃんこ 文字入り メンズ おもしろ 面白い 服 おもしろグッズ 文字Tシャツ ネタ Tシャツ 文字入りTシャツ専門店 Amazon nekokatanuki.hatenablog.com nekokatanuki.hatenablog.com
皆さま如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきは仕事も落ち着いてきて趣味の時間を作れるようになり嬉しく思っています 今回の記事はねこ科たぬきのショートストーリーでございます 是非以前の記事も見てください! ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com nekokatanuki.hatenablog.com
朝の通勤は決まった時間に出る人が多いのでいつもの人に会う確率は高い。 駅へ向かうバス。バス停では60代の太ったおじさんと40代のO Lとぼくの3人が決まったメンバーだ。おじさんとは稀に挨拶をするが「暑いですね」「寒いですね」それ以上の言葉はない。女性は何度か駅前のスーパーで見かけたことがある。お菓子コーナーでチョコビを買っていたので小さな子供がいるのだろう。 電車の中。始発駅の3人がけの右端がぼくのポジションだ。少し遅れていつもアディダスを履いている40前後の女性が左端に座る。スタンスミスだけで数種類持っているほどのアディダス好きだ。職業柄なのだろうか?ひと駅進むと若い男性が間に座る。この若い…
サイババをご存知だろうか? インドのスピリチュアルリーダーで教育、社会、医療に多くの奉仕した人として名を馳せたが、ぼくは手から砂(聖灰)を出す人としてのイメージが強い。 実はぼくもその能力を身につけてしまったのだ。数日前から右の手のひらがムズムズする感覚があった。その時は虫にでも刺されたのかと思って気にもとめていなかったが、日が経つにつれその感覚はムズムズから今まで味わったことがない浮遊するような感覚へと変わっていった。 妻と子供たちはスーパーへ。ぼくはひとりで遅めの朝食をとっていた。テーブルがざらついている。子供が砂糖をこぼしていったようだ。やれやれ、テーブルを拭いていってくれればいいものを…
皆さま如何お過ごしでしょーか この記事は前回のお話と繋がっております ↓ ↓ nekokatanuki.hatenablog.com 少しでも皆さんの暇つぶしになると幸いです
皆さま如何お過ごしでしょーか ねこ科たぬきもブログを始めて気づけばおよそ一年 皆さまのおかげで楽しく続けられています! 今回の記事も少しでも皆さんの暇つぶしになってくれれば幸いでございます
皆さま如何お過ごしでしょーか あっとゆーまに今年も後半 はやいものですね 今回の記事も少しでも皆さんが楽しんでくれて、暇つぶしにでもなれば幸いです! 是非最後まで見てってください♪
皆さま如何お過ごしでしょーか ブログにご来訪ありがとうございます! 私のブログが少しでも皆さまの暇つぶしになれば幸いでございます では今回の記事いってみましょー! まんじゅう怖い本気で いや、冗談とかじゃねえんだ ほんっっとに俺はまんじゅうが怖いんだ! えっ?違う違う! あのまんじゅうだよ! あれが怖いんだ!
裏アカ太郎 むかーしむかーし、あるところに 毎日刺激もなく、ただただ生きている男がいた。 朝から夜が来るまで働いて帰っては寝るだけの生活。 SNSで愚痴を言うのが唯一の楽しみであった。
今住んでいる所へ引っ越してきてから早いもので10年以上の月日が経った。世代交代が進んでいる住宅街でお年寄りが多い一方で我が家のように小さな子供がいる家庭も年々増えている。 世間では近所トラブル、ゴミ屋敷等々住みにくいところもあるようだけど、ここはそんなことは一切なくて良いところに住めて良かったと今更のように思う。あえて言うのであれば子供が騒ぐ声が通りに響き渡る我が家こそが迷惑な家なのかもしれないが、クレームを受けたことはないし、お隣の佐藤さん老夫婦はいつも僕たちに優しい。 日本の苗字のベスト3は佐藤さん、鈴木さん、高橋さんであることを先日テレビで見たが、確かに町内にこの御三方は複数軒いる。 左…
夏子さんは営業事務をやっている50代独身の女性だ。 夏子さんは仕事をそつなくこなす。小さいミスを見つければ必ず連絡をくれる。「そんな小さなことどうでもいいじゃなか」という人もいるが、夏子さんの小言は会社に良い働きをもたらしていることは間違いない、と思う。 それどころか夏子さんの発言は会社に大いなる影響を及ぼすことがある。朝礼での前日の報告、今日の予定など夏子さんが何か言うんじゃないかと皆ピリピリしている。「なんか言わないでくれ」という思いでその時が過ぎるのを待っている。 そんな夏子さんの一言を誰かしらが夏子シンドロームと名付けた。 「外階段が汚いのできれいしたらどうでしょう?」ああ、言ってしま…
「もっとゆっくりでいいからしっかり読みなよ」 小学校の宿題に「音読」がある。字の如く声に出して読むことなのだが、下の男の子はこの音読を高速で終わらせたがる。早く宿題を終わらせたいというより、速く読みたいらしい。とにかく速く読みたいらしい。 ぼくに似たのか準備や整理が苦手で、「早く」やることを事あるごとに言い聞かせたが息子はこれを「速く」と解釈したのだろうか、物事をスピード重視で進めることが多く、それに快楽を覚えている感がある。 学童で流行ってるというけん玉を買ってあげたことがあった。初めは大皿に乗せることにも難儀していたが、やはり子供は飲み込みが早い。その日のうちに大皿、中皿、小皿を制覇してい…
家の近所のアパートに20代後半の青年が住んでいる。アパートの前にはホンダのバイクが停まっていて、休みの日にバイクで出かける姿を見かける事がある。 ぼくも昔、深夜勤務があった頃、通勤用に中型免許を取ってカワサキのバイクを乗っていたことがある。通勤用に単に足代わりに使っていたぼくと違い彼は根っからのバイク好きなのだろう、いつもピカピカに磨かれている。 ツーリング仲間なのだろうか、休日には数台のバイクが停まっていることがあって、僕たち親子がララ(我が家の可愛いメス犬)の散歩でアパートの横を通ると彼は「ヒロ」と呼ばれていた。表札から「恩田」であることは分かっていたので「恩田ヒロシ」「恩田ヒロユキ」そん…
おじさんはタクシードライバーだ。いや、正確には引退したからタクシードライバーだったということになる。おじさんというのは親父の兄の明おじさんのことで、このおじさんが破天荒というか、かなり無茶苦茶な人生を歩んでいる。二度の離婚歴があり、子供は二度目の結婚で二人の男の子を設けた。ぼくは下の子と同い年で年に数回程度だがLINEでやりとりしている仲だ。 二度の離婚ともおじさんの無茶苦茶な言動によるものらしい。その内容を親父が「兄貴はほんとしょうがない」と呆れたように、それでも嬉しそうに話しているのを聞いた。 「急いで空港へ行ってくれ!飛行機の時間に遅れそうだ!」「お客さんがそういうから、高速道路を200…
short short story...お別れ。。。(T_T)
以前に書いたshort short story。。。を朗読してみました。。。以前良い声してるねえ~!!野太い男のような声みたくてと。。。館内放送してましたら言われましたが。。。。( ゚Д゚)失礼なおじさんだなあ~と今なら言い返せるけど。。。若かったので。。。言えなかったですねえ。。。(〃艸〃)にほんブログ村人気ブログランキング ...
ぼくが子供の頃、子供たちのスポーツと言えば野球だった。遊びでサッカーをやったりもしていたけど、断然野球だった。地域の少年野球クラブに入っていたし、よく親父とキャッチボールをやったものだ。暴投をすると「取ってこい!」と取りに行かされたことを思い出す。ぼくは誕生日プレゼントに買ったもらったミズノのグローブを使っていたが、親父のグローブはどこのメーカーかもわからない形も崩れたものだった。今ぼくも父親になってその気持ちがわかる。限られたお金は自分にではなく子供のために使いたかったのだと。 実際うちの子はナイキやアディダスの靴を履いているのにぼくはスーパーの安売りの靴をはいている。それを嫌だと思ったこと…
何となくそれと分かるけど、間違えて覚えてしまっている言葉がある。 ぼくは子供の頃「8日」を「はつか」と思っていた。そのせいか「はつか」と「ようか」は今でも意識してしまう。 ぼくの奥さんはそんなぼくをはるかに凌駕している。「団塊の世代」を「だんこんのせだい」「順風満帆」を「じゅんぷうまんぽ」分からないでもないけど、、、 先日プールの授業が嫌いという娘に対して「練習しないと、トンカチになるよ」「なにそれ?」「トンカチは沈んじゃうでしょ。だから泳げない人のことトンカチっていうの」冗談で言っているのかと思った、、、 そんな奥さんとまだ結婚したばかりの頃、二人で草津温泉に行った事がある。草津温泉といえば…
ドラえもんはいつから始まったのだろう? こんなに長い間愛され続けているコミックは他にあるだろうか? ぼくが子供の頃からアニメ放送されて以来、今では子供たちが土曜日の放送を待ち望んでいる。ぼくも一緒に見てしまう事があるがおもしろい。 ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんのトップ5。出木杉、ジャイ子、主要メンバーの親たち、カミナリさん、ドラミちゃん、クラスメイトの帽子の少年、小太りの少年、伊藤つばさちゃん。サブのメンバーも強力だ。 どっかで会った事があるようなキャラがまたいい。いつも点数が悪い子。いたいた。ややもするとうち末っ子が、、、いや足はめちゃ速いから同じではないか、、、。 …
一昨年の夏祭りでとった金魚の成長が止まらない。2センチ程度だった金魚は20センチを超え水槽の中で苦しそうに泳いでいる。 「水槽大きくしないとダメだな」「でも邪魔じゃない?」「おじいちゃんちみたいに池にしようよ」「面白いね〜」結局子供たちの意見が採用になった。 快速に乗れば都心まで1時間程度だが、片田舎と言ってもおかしくないこの土地では20坪ほどの庭がある家が多く、ぼくの家にしても例外ではなかった。いくつかの草木は植えているものの小さな池を作るには十分な広さがあった。 ペットショップで埋め込みタイプのプラスチックの池とポンプを購入。全長が1.5メートル位のひょうたん型で深さが30センチ。それが収…
新世紀エヴァンゲリオン(LAS)ラブラブアスカシンジ、涼宮ハルヒの憂鬱(ハルキョン)、空の軌跡(ヨシュエス)二次小説を書いています。2009年から書き始めました。
野良おばけの狩り失敗 最近仕事が忙しいですが、絵を描いてなんとかリフレッシュしております。 これはおばけと花子さん いよいよ本格的に暑くなってますのでみなさま体調お気をつけください!では!
結婚する前に軽井沢に旅行に行った時、ペンションで出してくれた手作りのかりん酒がたいそう気に入った妻はペンションの奥さんに作り方を聞いていた。庭にはかりんの木があり多くの実をつけていた。 庭のある家に住んだ時かりんの木を植えたいという妻の希望に応えることができたのはそれから数年後のことだった。苗木を植えてから3~4年経ったころだろうか、すくすくと背丈を伸ばし見事な実をつけだした。しかしその時にはかりん酒への情熱はとうに冷めていた。それでもかりんは毎冬鈴なりに実をつけていた。その実は落ちるまでほっとかれ、落ちたらそのままごみ袋に入れられ、重いと文句を言われ、かわいそうな庭の木となっていた。 「なん…
中学時代バレー部だった。一生懸命やってはいたけれど、三年間を通して補欠でレギュラーになることはなかった。 顧問の権藤先生は変わり者で、回転レシーブに異常な情熱を注いでいた。その情熱は常軌を逸していて、練習の半分を回転レシーブにあてるほどで、前転、側転のマット運動を取り入れていた様を見て、他の学生たちは回転レシーブ部と揶揄していたりもした。 ある日の試合のこと、全国大会にも出たことがある強豪校相手で、到底僕たちが太刀打ちできるできるわけもなく大差で負けたが、試合後のミーティング権藤先生はその結果に触れることはなく、何度か回転レシーブを決めたレギュラーたちをほめ上機嫌だったことを覚えている。 バレ…
子供たちと公園で遊んでいると散歩中の吉田さん夫妻を見かけた。二人は公園に入るとぼくに気づき軽く会釈をしてベンチに座る。 70を機に退職して、近所のレンタル農園を借りて晴耕雨読の毎日らしい。ぼくはあることを確かめたくて二人のところへ行った。 「こんにちは、今年は夏祭りやるそうですね」 ぼくの住む町内会の夏祭りは、盆踊り、カラオケ大会、ビンゴ大会となかなかの充実ぶりだ。夜店はプロの店をはじめ、子供会、サッカーチーム、町内の有志と多くの出店がある。夏祭りの開始のカウントダウンは市長が行うのが恒例になっている。 そんな夏祭りもここ2年は流行病の影響で中止になっていたが、今年は3年ぶりの開催となる。もっ…
子供たちと近所の公園でフリスビーで遊んでいたとこのこと。「キーンって聞こえない?」「なにこの音・・・」 ぼくにはまったく聞こえない・・・。若者にだけ聞こえるというモスキート音だろうか?通学途中のお年寄りの家の前を通るときも子供たちは同じように「キーン」という音が聞こえると言っていた。猫退治でモスキート音を出す装置があるらしいが、家の近くでそんなことを言うのは始めてだ。 ふと空を見上げると、皿のような形の物体が雑木林に飛んでいった。 「UFOだ!」 思わず声を荒げてしまった。 UFOは放物線をえがくのではなく、ある高さまでいった後、まるで風に押し戻されているかのように雑木林の向こうにほぼ垂直に消…
親父の実家は長野県安曇野市で代々続くりんご農家だが、8人兄弟の7番目の親父は実家に残ることはできずに中学を卒業すると同時に集団就職で東京に来た。子供の頃は家族で夏休みに遊びに行ったりしたもしたけど、最近では冠婚葬祭に行く程度になった。 家業を継いだ長男の十三回忌にすっかり足腰が弱った親父の代わりに家族旅行がてら安曇野市に行くことがあった。平成の大合併で市になったものの元は村だった土地はやはり村というにふさわしい。久しぶりに訪れた親父の実家は建て替えをして綺麗になっていたが昔の面影は残していて懐かしさが込み上げくる。四方を山に囲まれた土地に子供たちも興奮気味だ。 十三回忌の施主は僕と同い年のよっ…
僕の親父はビートルズ来日公演に行ったことがある。都合の悪くなった知り合いからチケットをもらって行ったものの黄色い声ばかりで演奏はまともに聞こえなかったと言っていたが、事あるごとにこの日のことを楽しそうに話している。 小学校3年生の時、親父に「4人はアイドル」のアルバムを買ってもらった。歌詞カードに載っている4人の写真の下にジョン、ポール、ジョージ、リンゴと教えてもらった名前を書いてから、4人はぼくのアイドルとなり何十年と聞く続けることとなった。 ビートルズと出会って何十年という時が過ぎ、子供が学校でカッコいい歌を聞いたと歌ってくれた。「あかるい みなみのまちの~♪」どこかで聞いたことがある。こ…
15歳になるアメリカンコッカースパニエルと暮らしている。すっかりおばあちゃんになって寝ていることが多くなった。締まりも悪くなっているようで、うんちを所定の場所でした後もポトポトとこぼれうんちが床に落ちている時がある。うんちをした時は回りに注意!が家族の暗黙のルールになっていた。 それでも数ヶ月に一回は誰かが踏んでしまう。なんとも言えない気色の悪い感触は他に例えようがない。この時の被害者は次女で椅子の影に隠れて見えなかった物体を踏んだ途端に悲鳴をあげた。靴下は洗ったもののもう履く気はないというので、スーパーへ買いに行くことになった。 代わりの靴下をレジへもっていくと近くに花火のくじ引きがあったの…
同じ読みでも違うものは沢山ある。 雨と飴。花と鼻。紙と髪、、、 それによる勘違いというのもある話しだ。学生時代にアルバイトで一緒に面接を受けた山田くんは、面接官から以前やっていたアルバイトは定期でやっていたのですか?の問いに、 「いえ、切符です」と答えた。 いや、話の流れから定期的にという意味でしょう。完全にツボに入ってしまい、笑いを堪えるので大変だったことがあった。 山田くんとはそれから2年間卒業するまでアルバイト仲間して楽しい時を過ごしたが、卒業を期にUターン就職してしまった。山田くん元気にしていますか? 最近、同音異義語による勘違いで驚いた事があった。 頭痛持ちのぼくは頭痛薬を常用してい…
スーパーのエレベーター乗り場でのこと。 先頭にいる老夫婦の会話。「なんで上を押すんだ」「だって上に行くんでしょ?」「馬鹿だな、お前は。今上にいるんだから、下へ来いってやらなきゃだめだろ」 昭和を思わせる亭主関白ぶりに奥さんは何も言えずにいたが、救世主になったのはたまたま居合わせた清掃係のシルバー作業員だ。 「上行きたいなら上押してくださいね」 旦那さんは気まずそうな顔でプイとそっぽを向く。奥さんは作業員の方に軽く会釈する。その姿にはしりやったり感はなく、あくまてまも控えめだ。 それにしてもエレベーターを呼ぶという考え方は面白い。行く方向を示すのではなく、まずお前がこっちに来いという姿勢はやはり…
母はブログで恋愛小説を書いている。ブログタイトルは「ベンジャミン文庫」ベンジャミン好きの母らしいタイトルだ。実家には数種のベンジャミンがリビングや出窓、トイレに置いてある。母の日にはカーネーションではなくベンジャミンを送るのが恒例になっている。 禁断の恋が中心のブログでファンもそこそこいるらしいく、ぼくもいくつか読んだことがあるが、自分の母親書く恋愛小説はなんだか読んでいて恥ずかしいくなったのを覚えている。 妻帯者の上司と事務員教師と生徒ママさんバレーのコーチとママさんなどなど 作品の特徴としてドロドロの関係というものはなく、叶わないとわかっている切ない胸の内を描くものになっていた。「ローマの…
親戚の義孝くんの結婚式で三重県伊賀市に行ってきた。招待は父と母だったが、最後に会ったのは何十年も前だし、三重県に行くほどの元気もないので「お前代わりに行ってこい」という指令を受けた。「ぼくなんて小学校の頃一度会っただけで覚えてもいないよ」「どうせ人数合わせだから誰でもいい」 旅行がてらで前乗りで伊賀に行くことにした。多くの人がそうだと思うが、伊賀と言って思い出すのは忍者しかない。そういうわけで伊賀流忍者博物館へ行くことに。 忍具展示、からくり屋敷と興味深く見ることができた。極めつけは忍術実演ショーで迫力満点。手裏剣が板に突き刺さる音は「おーっ!」と思わず声を上げてしまった。その後は城下町お菓子…