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【鹿食免・鹿食箸】諏訪信仰とともに続いた肉食文化のこん跡【屠る/祝る】
はじめに 諏訪で感じるのは縄文に続く弥生・古墳時代の歴史が薄いこと… #諏訪大社 御祭神が弥生の #タケミナカタ であるにもかかわらず…そこが腑に落ちません。#鹿食免 #鹿食箸 からその空白の歴史をひも解く端緒があるような気がします 目次 鹿食免(かじきめん)・鹿食箸(かじきばし)の歴史 鹿食免・鹿食箸とは 「屠る」と「祝る」 本文 鹿食免(かじきめん)・鹿食箸(かじきばし)の歴史 神長官守矢資料館(長野県茅野市)の奥の展示室に 鹿食免(かじきめん)・鹿食箸(かじきばし) の展示(版木)。 鹿食免(かじきめん)の版木/神長官守矢資料館パンフレット 諏訪大社ではかつて、狩猟が重要な神事とされ、毎…
はじめに 諏訪盆地には、出雲とは別のもうひとつの #国譲り神話 が伝わります。出雲の力比べで #タケミカズチ に敗れた #タケミナカタ が #科野国 #州羽の海 に逃げ込んだというストーリーのいわば続編。#洩矢神 目次 諏訪に伝わるもうひとつの国譲り神話 出雲の国譲り神話(古事記/ざっくりあらすじ) 諏訪の国譲り神話(解説) 稲作以前の諏訪盆地の八人の長者 本文 ■ 守矢家の伝承~その一【ミシャグジ神(アラハバキ考)】 www.zero-position.com ■ 守矢家の伝承~その二【御頭祭】 www.zero-position.com 諏訪に伝わるもうひとつの国譲り神話 神長官守矢資料館…
はじめに 旧暦三月酉の日 #諏訪大社上社前宮 #十間廊 に七十五頭の鹿の頭が並べられる #御頭祭(おんとうさい)。#ミシャグジ神 と人が饗宴する神事。現在は簡略化され斎行。#神長官守矢資料館 で復元展示を見学できます #菅江真澄 #サナギ鈴 目次 謎めいた御頭祭 江戸期の御頭祭の様子(菅江真澄*1、すがえますみ) 春に先立つ冬の神事が示唆すること 本文 謎めいた御頭祭 御頭祭が行われる諏訪大社上社前宮 十間廊(じゅっけんろう)ACより 御頭祭は、古くは旧暦の三月の酉の日に行われ、酉の祭(とりのまつり)とも言われ、諏訪大社上社で最大の神事(13日間)でした (現在は毎年4月15日、上社本宮の例大…
【(御頭)ミシャグジ様の信仰】守矢家当主の証言より【アラハバキ考】
はじめに 先代までに失われた習わし #諏訪大社上社 神事の話を通して、神や精霊がどのようにとらえられていたのかがわかる #神長守矢家 現当主(78代守矢早苗氏)の証言は貴重 #ミシャグジ #アラハバキ との関係も考察 目次 ミシャクジ様のこと(神長官守矢資料館のしおり、より) ミシャグジとアラハバキ(古代妄想) 本文 ※守矢家の現当主は「ミシャグチ様」と呼称していますが、本文ではネット検索性を優先して「ミシャグジ様」として紹介しています ミシャクジ様のこと(神長官守矢資料館のしおり、より) 貴重な内容を読んでいますと、次のような認識(①)、祭式と役割分担(②、③)があったことがうかがえます。 …
【御頭御社宮司総社】ミシャグジさま信仰の根源地【神長官守矢家②】
はじめに 前回の続き #神長官守矢邸 内には #諏訪大社上社 の祭祀政務を少なくとも千四百年以上掌握してきた #守矢家 が信仰した #御頭御社宮司総社 が鎮座。#ミシャグジ信仰 は日本の古い信仰のひとつで当社はその根源地 目次 神長守矢邸跡 御頭御社宮司(おんとうミシャグジ)総社 ミシャグジ信仰について(Wikiより) 本文 www.zero-position.com 神長守矢邸跡 (35.995195597151266, 138.12799347057617)/長野県茅野市宮川389/神長官守矢家資料館・駐車場を利用。中央本線茅野駅から車で約10分 神長守矢邸跡 入口 奥の庭園の向こうに御頭…
【神長官守矢家 訪問①】伝・武麿(守矢家27代)の円墳と出自の謎
はじめに 諏訪大社上社の #神長官(じんちょうかん)として中世をピークに明治期まで続いた #守矢家。当ブログ #物部さん考 の一環として #神長官守矢家資料館 を訪問 目次 神長官裏古墳 27代目に現れる武麿(弟麿) 点を繋ぐ線 地域に残る物部守屋の伝承 本文 神長官裏古墳 直径約九メートルの土の盛り上がりの頂上に玄室が露出しています。 案内板には、元はもっと規模の大きな円墳で、西暦六百年代(七世紀頃)の築造と書かれていました。 神長官裏古墳(神長官守矢家敷地内)七世紀頃築造 「神長官守矢史料館のしおり(有料)」に「(先代が)用明天皇(第31代)の御世の我が祖先武麿君(弟君)の墳墓です。といっ…