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石塔寺(いしどうじ)は、近江西国三十三所の第二十二札所。サントリーウイスキー「近江」の醸造所の近く。想定以上に見応えがあって実にブラボーでした。なんせ、寺名どおり、石塔や石仏がいっぱいでしたからね。受付で拝観料を払い、まずは本堂へ。かつての石塔寺は大きな寺院だったようですが、応仁の乱と信長の焼き討ちで伽藍などは焼失。本堂と山門は、その後の復興によって建てられたものらしいです。境内はとてもキレイに整...
御所まちで開催された「霜月祭」。今回は、とりわけ「山伏お練り」と「吉祥草寺の護摩法要」にスポットを当てて撮影してみました。いつもの風景とは違う切り口ですが...
神社仏閣巡りのまとめのブログです(*'▽')過去から順番に書いていきたいと思ってます♪ 2018年4月21日に友人と春のすみだガラス市へ出かけた後錦糸町界隈…
DojojiTemple,HidakagawaTown,WakayamaPref.さてさて、道成寺を訪れたワタクシ達は、見頃になりつつある桜を愛でていました。この桜は入相桜(いりあいさくら)と呼ばれるエドヒガンザクラです。エドヒガンザクラは開花が早いので、もう十分に見頃になっていました。お寺って桜が名所になっているところが多いように思います。でも、ワタクシはお寺以上に「ここに行けば必ず桜がある」と思う場所があるんです。それは「城」と「学校」なんです。城と学校には必ず桜が植えられていると思いませんか。ただ、お城が桜の名所になったのには、ちょっぴり悲しい理由があるんですよ。実はお城に桜が植えられたのは明治以降のこと。1873(明治6)年の廃城令で大半のお城が取り壊され、廃城処分で民間などに払い下げられた際、市...桜の名所-和歌山県日高川町:道成寺
DojojiTemple,HidakagawaTown,WakayamaPref.さてさて、3月26日のことですが、ワタクシは家人と「桜を見に行こうか」ということになりました。しかし、大阪では27日にやっとソメイヨシノの開花宣言が出されましたので、26日では関西でソメイヨシノが見ごろになっている場所はまだありません。そこで、エドヒガンサクラならば見ごろが近づいてきている場所があるだろうと考えたんです。ワタクシ達は和歌山県日高川町にある道成寺に行くことにしました。朝8時前に自宅を出発し、9時半に道成寺の門前に着きました。和歌山県下に現存する最古の寺で、701年(大宝元年)に建立されました。62段の石段を上って境内へと向かいます。朱塗りの仁王門(重要文化財)をくぐると、正面に本堂(重要文化財)が見えます。本堂...今年最初の桜-和歌山県日高川町:道成寺
IshiyamaderaTemple,OtsuCity,ShigaPref.さてさて、梅の花を楽しみにワタクシは石山寺を訪れたのですが、今年は梅の開花が遅く、まだ見頃にはなっていませんでした。全体的には3分咲きというところでしょうか。春といえばお花見ですが、現代の花見の根底となる習慣は、奈良時代に形作られたといわれています。花見で愛でる花といえばもちろん桜のことですね。桜は日本人に古くから愛されてきた花であり、春を象徴する花です。でも、実は奈良時代は桜より好かれた花があったんです。それは梅です。奈良時代の花鑑賞といえば、梅をさしていました。貴族たちの間では造園する際、梅を入れることが定番となったようです。当時、日本は遣唐使を介した中国との交易が盛んでした。中国文化、物品も多く日本に伝わり、その中の1つに梅...健康祈願-滋賀県大津市:石山寺
IshiyamaderaTemple,OtsuCity,ShigaPref.さてさて、石山寺を訪れたワタクシは、本堂へとやって来ました。本堂の相の間の東端に「源氏の間」という部屋があり、紫式部の像が飾られています。石山寺は、「源氏物語」のはじまりの地として有名です。紫式部はお仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していたと伝えられています。その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、「源氏物語」の始まりだったと言われています。ワタクシは高校生の時、現代国語は得意だったのですが古典が苦手でした。「源氏物語」「枕草子」「徒然草」なんてのは古典の授業の定番ですが、好きにはなれなかったんですよねぇ。この本堂ですが、石...紫式部ゆかりの寺-滋賀県大津市:石山寺
カタクリとニリンソウの自生地を持つお寺を訪ねましたしだれ桜の向こうに春爛漫の手水鉢水芭蕉が見頃になっていて感動しました素敵な時間でした(*´▽`*)カタクリは3月31日ニリンソウは4月8日の記事に載せています(小川町3月30日)春の社で~西光寺~
IshiyamaderaTemple,OtsuCity,ShigaPref.さてさて、石山寺にやって来たワタクシは、境内へと進んでいきました。石山寺は琵琶湖の南端近くに位置し、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の右岸(西岸)にあります。高速道路のICからも近く、また京阪電車石山線の石山寺駅も程近い場所にあるので交通の便がすごくいいお寺です。『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場し、『源氏物語』の作者紫式部は、石山寺参籠の折に物語の着想を得たと伝えられます。紫式部に関しては、また折に触れて書いていきたいと思います。石段を登っていくと開けた場所があるのですが、多くの盆梅が並べられていました。石山寺にはいくつかの梅林があるのですが、梅林の梅はまだほとんど咲いていませんでした。ただ、盆梅の梅だけは見頃...梅の花咲く境内-滋賀県大津市:石山寺
IshiyamaderaTemple,OtsuCity,ShigaPref.さてさて、「MIZUNOCAMPERBASE富川」でソロキャンプを楽しむワタクシは、前日の夜はかなりの酒を飲みましたが、いつものように爽やかに目が覚めて、気持ちのいい朝を迎えることが出来ました。この日(3月14日)の朝、滋賀県大津市とはいえ山あいにあるキャンプ場はかなり冷え込みました。石油ストーブに火を灯し、暖を取りながら朝食の準備に取りかかります。マルチグリドルの上でイングリッシュマフィン、ベーコンを焼き、目玉焼きを作ります。これを一度に出来るのがマルチグリドルの大きな魅力です。「ベーコンと目玉焼きのマフィン」「ベーコンととろけるチーズのマフィン」が出来上がりました。朝の日差しがサイトに差し込んできます。この日も晴天に恵まれそう...湖国の名刹に向かう-滋賀県大津市:石山寺
SL-OMAIRIは初詣のために作った案内所です。https://sl-kiyomizu.bona.jp/sl-omairi/SL内のほぼすべての...
ShoujuinTemple,Uji-TawaraTown,KyotoPref.さてさて、宇治田原町の山あいに静かに佇む正寿院を訪れたワタクシは、本堂の参拝を終えると客殿に入っていきました。この日、客殿にいたのはワタクシ一人でした。しかし、実はこの正寿院の客殿が最近はすごい人気なんですよ。その人気の理由が、この「ハート型の窓」なんです。このハート型、実は「ハート」ではありません。日本の神社などの建築に古くから使われてきた「猪目(いのめ)」、つまり猪の目の形とされています。猪目には魔除けや招福の意味もあるといわれています。ワタクシが訪れた時は、一番色彩の少ない季節だったのですが、今頃は猪目の窓の向こうには桜が満開でしょう。初夏には爽やかな新緑が、晩秋には鮮やかな紅葉が、真冬には雪景色が楽しめるのでしょうね。...ハートの窓とカラフルな天井-京都府宇治田原町:正寿院
ShoujuinTemple,Uji-TawaraTown,KyotoPref.さてさて、宇治田原町にある正寿院を訪れたワタクシですが、この日(3月13日)は木曜日でした。しかし、ワタクシは年休がたくさん残っていたので、木曜・金曜と年休を取ったんですよ。平日ですので境内はほとんど人がいませんでした。静かに参拝できるのは嬉しいものです。昨日のブログにも書きましたが、ここ宇治田原町は茶の産地として有名です。いわゆる「宇治茶」は宇治市内ではほとんど生産されていません。ほとんどは宇治市に隣接する宇治田原町、和束町で栽培されているんです。最近、インバウンド効果で抹茶が大人気。茶農家の人に聞いたことがあるんですが、高級品の方からどんどん売れていくそうなんです。ですので、この地域の茶農家は相当儲けているようですよ。本堂...可愛いお地蔵さん-京都府宇治田原町:正寿院
ShoujuinTemple,Uji-TawaraTown,KyotoPref.さてさて、3月13日のことですが、ワタクシは久しぶりにソロキャンプに行きました。この日のキャンプ場は滋賀県大津市にあるのですが、キャンプ場に向かう前にちょっと立ち寄りたい場所があったんです。ワタクシが向かったのは京都府の宇治田原町という滋賀県との県境に位置する町です。宇治田原町の中心部から山あいに向かい、小さな集落の奥まった場所に目的地がありました。ワタクシが訪れたのは正寿院という高野山真言宗の小じんまりとしたお寺です。正寿院は717年に建立された医王教寺の塔頭寺院として建立されたと言われ、創建年は約800年ほど前と伝わっています。まずは本堂に参拝するとしましょう。本堂には鎌倉時代に活躍した日本を代表する仏師である快慶作の「不...キャンプ場に行く前に-京都府宇治田原町:正寿院
This blog is written by a lazy bum living in the Shonan area, a coastal region along Sagami Bay in Kanagawa Prefecture, near Tokyo, Japan.
HouzenjiAlley,ChuoWard,OsakaCityさてさて、大阪を代表する繁華街である難波の町を、ワタクシは北に向かって歩いていました。商店街になんとも不思議な、いや、奇妙奇天烈な自転車が停まっていました。誰かが乗ってきて、この場所に停めたと思われるのですが、どうしてこんなデコレーションをしているのでしょうか。そう思ってこの自転車を眺めていたら、ワタクシよりも年上で薄汚い格好をしたオッサンが自転車に乗って去って行きました。こういうオバハンがよくテレビなどで紹介されますが、実際に大阪にいるんですよ。生息しているのは大阪の下町。商店街などでこういう人に出会うことはよくあります。「法善寺横丁」へとやって来ました。「法善寺横丁」と書かれた看板がありますが、この看板の文字は藤山寛美さんが書いたものです...石畳-大阪市中央区:法善寺横丁
Kannō-in (感応院) & Mishima Daimyōjin (三島大明神)
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甚目寺観音(鳳凰山 甚目寺)【名古屋城を鎮護する尾張四観音の一寺院】
甚目寺観音(鳳凰山 甚目寺) 一頁 鳳凰山 甚目寺ほうおうさん じもくじ宗派 / 真言宗智山派御本尊 / 聖観音創建 / 推古天皇五年(西暦五九七年)※伝承開基 / 甚目龍麿はだめたつまろ(甚目龍麻呂) 尾張三十三観音霊場 第十六番札所 東
Jinkōji (神光寺) & Jinkōji Ōketsubogun (神光寺横穴墓群)
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近くはしょっちゅうも 参拝へ 🛐不動明王苔で覆われるまだ早い時で 煩い外人とか居ず 良かったヨコの夫婦善哉🚶♀️🚶意外と行った事無い 👣👣法善寺横丁[にほん…
青森県弘前市にあります寺院、津軽為信の生母・息女の菩提寺である貞昌寺に訪れましたので、 青森県名勝に指定されています 庭園やお寺の歴史をご紹介します。
青森県弘前市にあります寺院、名君と謳われた弘前藩4代目藩主、津軽信政の生母久祥院の菩提寺である隣松寺を訪れましたのでお寺の歴史や青森県文化財に登録されています 久祥院殿位牌堂についてもご紹介します。
神社仏閣巡りのまとめのブログです(*'▽')過去から順番に書いていきたいと思ってます♪ 前回の続きです!2018年3月1日にトーハク特別展の後護国院大黒院へお…
神社仏閣巡りのまとめのブログです(*'▽')過去から順番に書いていきたいと思ってます♪ 前回の続きです!2018年3月1日にトーハク特別展⇒護国院大黒院⇒東叡…
第36回御所市観光フォトコンテスト。入賞させていただきました。御所市 吉祥草寺での「茅原の大とんど」のワンシーンです。「願いを乗せて」(御所市観光局長賞)...
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GoseMachi,GoseCity,NaraPref.さてさて、「御所まち」の散策を続けるワタクシは商業都市である西御所から葛城川を渡って、寺内町である東御所へとやって来たのでありました。明治以降鉄道や国道が葛城川の西側・西御所に通された為、東御所は西御所の発展に比べて取り残されました。ただ、近年になって古い伝統的な町並みが見直されているそうなんですよ。東御所は宅地化が進んでいますが、細い通りには随所に伝統的な町家や歴史を感じる物品を見ることが出来ました。この後、ワタクシは東御所の町並みを抜けて南へと向かって行きました。東御所の町並みを抜けたところに吉祥草寺(きっしょうそうじ)というお寺があります。吉祥草寺は役行者が開基し、舒明天皇により創建されたと伝わる古寺です。この場所が役行者の生誕地とされ、この地...寺内町の風情-奈良県御所市:御所まち
桃林寺へ結構 人来るから 綺麗に撮るの苦労ヨコの 八重山権現堂へ八重山権現堂石垣島 🏝[にほんブログ村] 下記↓クリック応援よろしくお願いしますにほんブログ村…
真の安心、安楽という心の平安、幸福は、手に入れるものではなく、心からそのように感じる事。
同じ寺院で長い間修行を積んだ二人の僧侶がいて、二人は親友でした。 二人は、二、三ヶ月のうちに相次いでこの世を去りましたが、一方は極楽浄土に生まれ変わり、もう一方は虫となって糞の中に生まれました。極楽浄土に生まれた方は、ありとあらゆる無上の喜びを味わい、至福の時間を過ごしていました。けれど彼は、「友はいったいどこへ行ったのだろう。」と考えはじめました。そこで極楽浄土をくまなく探しましたが、友は見付か...
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光陰(こういん)は矢(や)よりも迅(すみや)かなり、 身命(しんめい)は露(つゆ)よりも脆(もろ)し 何(いず)れの善巧方便(ぜんぎょうほうべん)ありてか、過(す)ぎにし一日(いちにち)を復(ふたた)び還(かえ)し得(え)たる (修証義 道元禅師) 「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」という言葉もありますが、これは、光陰(月日)が過ぎ去る事は、まるで飛ぶ矢のように、あっと言う間で速い、という意味...
坐禅の実施こそが、この宇宙に自分自身の全てを捧げ尽くす、最高、最上の善行。
大凡(おおよそ)因果(いんが)の道理(どうり)、歴然(れきねん)として私(わたくし)なし 造悪(ぞうあく)の者(もの)は堕(お)ち、修善(しゅぜん)の者(もの)は陞(のぼ)る 毫釐(ごうり)も忒(たが)わざるなり (修証義 道元禅師) 「修証義」とは、曹洞宗の開祖、道元禅師様が、宋(中国)での修行を終えられ、日本に帰国してから晩年までの約20年間を費やして書き残された、「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう...
神社仏閣巡りのまとめのブログです(*'▽')過去から順番に書いていきたいと思ってます♪ 前回の続きです(^^)/ 2018年3月1日に東京国立博物館(トーハ…
前回からの続き。台風一過の吉野山。雨上がりの雲海が厚くなりすぎ一旦ホワイトアウト。ただ、せっかくだし時間に余裕があるので日没まで待ってみよう。そう思って1...
北総線の矢切駅近くのお寺にカフェがあるとのことで、ずっと気になっていて、やっと先日行ってきました。『カフェテラス回向院』 静かな住宅街の中にある寺院。通りがかりに寄るということはまずないと言える場
成功とは、親のご恩、徳分、ご加護があって初めて成し得るもので、自分一人だけの力では無い。
「箸とらば、親と先祖の恩を知れ、我一力で、食ふと思ふな」 (家運とお墓 運の直る話 大阪聖徳風会) お墓と言えば、 「なんだか怖い。」「幽霊がいそう。」「恐ろしい。」 といったマイナスのイメージがあるかもしれませんが、中には、「ほっとする。」「安心する。」「落ち着く。」 といったプラスの印象で捉えている方もおられますね。 お墓は、ご先祖様や故人様をお祀りしている、仏様のお住まいであり、仏様そのもの...
Shimotsui,KurashikiCity,OkayamaPref.さてさて、岡山県倉敷市の下津井を訪れたワタクシなのですが、まずは「むかし下津井回船問屋」を訪れました。むかし下津井回船問屋は、明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館です。母屋など当時の商家の様子がうかがえるほか、下津井にまつわる資料が展示されていました。江戸時代から明治代にかけて、北海道から日本海や瀬戸内海を通り大阪まで海産物や塩などを運搬し貿易をしていたのが北前船です。下津井は北前船が瀬戸内海の狭い海峡を通過するために、潮待ち、風待ちをした寄港地として町が栄えました。また対岸の讃岐国(今の香川県)にある金比羅参りの渡し場としても賑わったんです。北前船のことは以前から知っていましたが、金毘羅参りの渡し場だったということは今回初めて知...北前船で賑わった港町-岡山県倉敷市:下津井
トーハク特別展『仁和時と御室派のみほとけー天平と真言密教の名宝ー』で仁和寺の御朱印!
神社仏閣巡りのまとめのブログです(*'▽')過去から順番に書いていきたいと思ってます♪ 2018年3月1日に東京国立博物館(トーハク)の特別展『仁和寺と…
たとえ無茶苦茶な坐禅でも、コツコツ継続すれば、自分自身の人生観、宇宙観、哲学が出来上がる。
正しい坐禅の実行によって、深く深く集中力を練り上げ、真実の命、今ここ、に成り切っていくには、坐禅の正しい作法、姿勢が大変重要になってきます。それでも、発心寺27世住職 原田祖岳老大師様は、「たとえ無茶苦茶な坐禅であっても、熱心な坐禅の実行をコツコツと継続すれば、自分自身の人生観、宇宙観、哲学が出来上がる。」「坐禅の効果は無形で分かりにくいが、坐禅を始める前と継続後とでは、精神上、人格上の変化、効果が...
煩悩への執着を手放せば、この世界のあらゆる悩みや苦しみから解放される。
色即是空(しきそくぜくう)、空即是色(くうそくぜしき) (摩訶般若波羅蜜多心経、まかはんにゃはらみったしんぎょう)この世界の全ての色(物質的なもの、存在)は、全てが空である。 この世界の全ての色(物質的なもの、存在)には、本性、本質、実体、永劫不変に変化しない、終わらない、普遍的なものは何一つ無い。しかし、空であり、本性、本質、実体、永劫不変に変化しない、終わらない、普遍的なものは何一つ無いが、様...
不幸、災難、悲劇、困難な状況、ショッキングな事も、美しく大きな花を咲かせる必要不可欠な事。
死ねば浮かぶ。 逆境に立って、全ての欲(欲望)とこだわり(執着)を捨てた時、人は思わぬ力を発揮できる。 (インスタントラーメン発明王 安藤百福著) この言葉は、日清食品の創業者であり、「チキンラーメン」「カップヌードル」といったインスタントラーメンの開発者、安藤百福さんのお言葉です。今の令和の時代では、決して想像もつかないような戦前戦後の激動の時代において、何度となく理不尽で大変な目に遭われますが...
曹洞宗の坐禅の極意、ただひたすらに座る「只管打坐(しかんたざ)」
「いわゆる坐禅(ざぜん)とは習禅(しゅうぜん)にはあらず。唯(ただ)これ安楽(あんらく)の法門(ほうもん)なり」 (普勧坐禅儀 道元禅師) この言葉は、小浜市の発心寺30世住職 原田雪溪老師が、摂心会(一週間の座禅修行)の提唱でよく説明されていた道元禅師様のお言葉です。 「坐禅とは、将来の為に習う、もしくは、修するものではなく、今にもっともっと成り切り、今だけにクローズアップしていくもの。」なのだそ...
ネガティブ思考はネガティブな出来事を呼び、ポジティブ思考はポジティブな出来事を引き寄せる。
今(いま)の世(よ)に因果(いんが)を知(し)らず、業報(ごっぽう)を明(あき)らめず、三世(さんぜ)を知(し)らず、善悪(ぜんあく)を弁(わき)まえざる、邪見(じゃけん)の党侶(ともがら)には郡(ぐん)すべからず。大凡(おおよそ)因果(いんが)の道理(どうり)歴然(れきねん)として私(わたくし)なし。 (修証義 道元禅師) 今現在の、この世の中、この世界においては、今までの自分自身の身口意(行動と言葉と心)...
今までとは違う見方や考え方が得られると、もっと自由に、楽しく、幸せに、生きやすくなる。
好雪片片不落別處 好雪(こうせつ)片々(へんぺん)、別処(べっしょ)に落(お)ちず (碧巌録、へきがんろく 雪竇重顕禅師、せっちょうじゅうけんぜんじ) この言葉は、宋(中国)の時代の仏教書物「碧巌録(へきがんろく)」の中の一文です。 「碧巌録」は、禅宗の様々な名言集、語録集、公案(禅問答)集で、日本の禅文化にも大きな影響を与えた、最高峰の禅の教科書と言われています。「日日是好日」「喫茶去」といった...
あるがままを受け止めて行く事ができれば、海の如く広大無辺の福が集まる。
具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼 (妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈) 観音様(観世音菩薩様)は、一切の功徳を具えておられ、衆生(私達を含む、あらゆる生きとし生けるもの)に対して、常に常に、とても優しく思いやりの深い、慈悲の眼を向けておられます。その福徳は、どこまでも広く深い海のように、無量、無辺で広大である。 それ故に、私達は観音様を心から敬い、礼拝すべきなのです。 前述のお経の一文は...
父と母のご恩程、海より深く、山より高く、広大無辺で、果てしないご恩は無い
父に慈恩あり、母に悲恩あり (父母恩重経) 父は、我が子の喜びを自分自身の事として共に喜び、母は、我が子の悲しみ、苦しみを、自分自身の事として共に悲しみ、苦しみます。父母の両親は、そんな海のように広く深い、優しい心、思いやりの心、慈しみの心を持って、我が子を産み育てています。私達は、父から受けた強くたくましい慈恩と、母から受けた温かくやわらかい悲恩を受けて、その両親の情愛を心でしっかりと受け止めた...