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旧中山道と埼玉県庁官舎の裏門をつなぐ道だから「裏門通り」ってこの街では親しみを込めて呼称される。賑やかな商店と飲食店が並ぶタイル張りの通りは、西に向かうにつれ徐々に閑静な雰囲気に変わっていく。酒場詩人も訪れた焼き鳥の名店「弁慶」を過ぎた辺りにその店はある。県庁まではあと僅かだ。“枝豆”に塩で焼いてもらった“つくね串”と“鴨ネギ串”を並べて生ビールで始める。盛り合わせは、イサキ、カツオ、アジ、平貝、金目鯛を並べて鮮やか。日本酒は西の夏酒をテーマに、まずは愛媛の“石鎚吟醸酒夏吟”、香り高いシャープな酒だ。瀬戸内海を渡って山口は美祢の“大嶺3粒夏純かすみ生酒”、甘酸っぱい香りで爽やかな夏酒が、刻み海苔をたっぷりのせて、水菜とカリカリの“じゃこサラダ”をアテに美味しい。グラタン風の一皿はなんだか忘れてしまった。三...旅の途中の酒場探訪浦和「旬菜料理でんご」