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宇江佐真理の時代小説にハマって、次々に読んでいて不安になった。 それは、また読みつくしてしまったらどうしよう。 あとに読めるものを確保しておきたいと、そわそわ。 そして、他の作家で時代小説を探そうとネットで調べたら、”不朽の名作””時代小説の金字塔”etc・・なんだか凄いらしい。 タイトルは「さぶ」ですが、さぶは脇役で主人公は栄二。 でも、読み終わってみると、タイトルは「さぶ」でいいんだと思う。 二人は老舗の表具屋に奉公している仲良しで、栄二は男前で仕事もできるけれど、さぶは不器用でのろまで叱られてばかりいる。物語の冒頭は、さぶが泣きながら奉公先を飛び出していくところを、栄二が追って「帰ろう」…