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シュメル神話と保食神(ウケモチノカミ)の語呂合わせ シュメルと記紀神話⑴
大いなる女神(左)に拝謁する若い植物女神(右) 山型の椅子に座るニンフルサグ女神は両肩から植物が芽生え、手に穀物の穂を持つ。(円筒印章印影図 アッカド王朝時代BC2334~2154) シュメル神話について書かれた『シュメル神話の世界』には、日本の神話との類似が見
岡田明子、小林登志子『シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン』
シュメル人ってのは何者なんだろう。どこからきてどこへ消えたのかはよく分かってないらしいんだけれど、人類最古の高度な文明を築いていたのは間違いなさそうである。 世界各地の神話に「洪水伝説」があるというのは有名で、これは、全世界を覆う巨大な洪水が過去にあった、というよりは、シュメルの洪水神話が世界中に伝播したのだろう。 もちろん洪水だけではなくて、シュメル神話は各国の神話に影響を与えているはずである。 こんな神話が紹介されている。アンズー鳥という、なんか凄い鳥が、ピンチに陥ったルガルバンダ王子を助ける。そしてこんなことを言う。 「お前にいっておくことがある。心して聴くのだぞ。私は約束どおりお前の運…
最古の文学者だというエンヘドゥアンナ王女のことが気になって、この本を読んだ。 今から六千年前くらいにシュメル人という人たちがいて、高度な都市文明を築いていた。そんなシュメル人たちの暮らしが詳しく紹介されている。 なぜそのように大昔のことを、つまびらかに知ることができるのかというと、彼らは粘土板に記録していたからである。粘土板。紙はまだ発明されていなかった。だから、粘土板に楔形文字で記録。そのおかげで現代までその記録が残ったのだ。焼失も免れて。というか粘土なので、焼けるとより硬くなり保存性が増した。 生活するっていうのは、楽しいけれども楽じゃなくて、目の前のこと、目の前のことに追われまくりな日々…