メインカテゴリーを選択しなおす
じっぽ〈まいごのかっぱはくいしんぼう〉児童文学・童話/感想・レビューなど
台風で大洪水があった翌日、あふれたドブ川のそばのゴミ山で、ぼくは変な生き物を拾った。家に帰って洗ってみたら、そいつはカッパの子どもだった。 「おまえはじっぽだぞ、じっぽ。いいな」 そういったぼくを、カッパはまんまるい目で見あげて、 「くるっ」といった。 じっぽーまいごのかっぱはくいしんぼうー/たつみや章・作/あかね書房 どうせ飼ってもらえないだろうと思って、机の下に使わなくなったカメの水槽を置いてカッパにじゅぽという名前をつけて、内緒で飼いはじめました。 次の日、学校で友達にカッパを拾ったことを話したら、ウソつきだとみんなにいわれてしまったので、ぼくはじっぽを手さげかばんに入れて学校に行って、…