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静岡銀行と名古屋銀行が、包括業務提携を結んだと発表した。 「提携効果を高める観点」から、今後、資本提携(株式の相互取得)についても協議を行うとのことだ。 報道の中には、『経営統合』ではなかったことに物足りなさをにおわせるものや、将来的な統合の憶測など、どうし...
『地銀再編』は、イコール『統合』ではない(その3) ―日本の金融の弱点は「選択肢が少ないこと」!―
今や、サービス業は、いかに“個客”のニーズに対応できるかの勝負だ。 金融サービスもこの例外ではなく、お仕着せの金融ではなく、お客様一人一人に適合性の高いサービスを提供できるかの競争を行うことが求められている。にもかかわらず、なぜか銀行に関しては、寡占状態を生み出すこととな...
『地銀再編』は、イコール『統合』ではない(その2) ― 銀行の“数減らし”は「世界に誇れる金融立国」の実現を遠ざける! ―
日本は、世界屈指の経済大国でありながら、金融分野については「遅れている」と言われている。 日本の金融の“遅れ”は、金融リテラシー教育の遅れとともに、地域や特定分野に精通したコミュニティバンクがそのスペシャリティを発揮して躍動するよりも、ブローキング主体の“凡庸な銀行”が「一つ...
『地銀再編』は、イコール『統合』ではない(その1) ―「一県一行」なら、日本の金融は崩壊する―
自民党総裁選挙への出馬表明の会見において、最有力候補である菅官房長官が、地域銀行の数は多いとの認識を示し、再編を示唆していた。 金融行政に明るいとは言えない菅氏からのこのような発言は、政権内にも、足元の国民生活を顧みないグローバル市場主義者の声が蔓延していることの表れであ...
緊急事態宣言の解除から 3 週間が経過しようとしている。 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う自粛によって凍りついてしまった経済活動の再開に向けた動きが、今、全国ではじまっている。その中で、地域の中小零細企業を支えるべき地域金融機関の存在意義が、改めて問われてい...