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意外、というか、私がぼんやりしていただけなのですが……。 ポルトガルの詩人・作家であるフェルナンド・ペソアについて、私はだいぶ昔の人のような気がしていました。 そして、ポルトガルの政治家で経済学者でもあったアントニオ・サラザールについて、私は最近の人のような気がしていました。 しかし実際には、フェルナンド・ペソアは1888年生まれ、アントニオ・サラザールは1889年生まれであり、一歳違いなのでした…
某年某月某日海の上で太陽が光を雲間に閉じ込められながら、かろうじて姿を見せている一枚の写真があります。これはわたしが撮った写真ですが、白黒にしてみたわけではなく、目まぐるしく天気が変化するロカ岬でスマホを利用して撮影したものです。暗い画像に、わたしはある詩の一行、「とどろく海辺の妻の墓」を思い出したのでした。前回フェルナンド・ペソアの紹介で述べたように、彼は詩人のみならず作家、翻訳家でもあり、エド...
某月某日ポルトガルの書店、みやげ物店などポルトガルのあちこちで似顔絵がよく見られるほどに、フェルナンド・ペソアは国内で人気がある詩人です。少し、詩人のおいたちを紹介してみます。Wikipediaより1888年にリスボンで生まれましたが、少年期を英国領だった南アのダーバンで過ごし、英語で教育を受けています。これは後に英語ポルトガル語の翻訳家の道へもつながります。17才で南アからリスボンへ帰国後、リス...