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☆ドストエフスキーの5つの長編小説の中でまだ読んだことのなかった『悪霊』をやっと読み終えることができた。 この『悪霊』は、死ぬまでに読んでおきたい本の一冊で…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 アンナは兄のオブロンスキイの浮気の跡始末に、ペテルブルグからモスクワへと旅立った。そして駅頭でのウロンスキイとの運命的な出会い。彼はアンナの美しさに魅かれ、これまでの放埒で散漫だった力が、ある幸福な目的の一点に向けられるのを感じる。 十九世紀ロシアを代表する二人の偉大な作家、フョードル・ドストエフスキーとレフ・トルストイ。内なる感情の劇的な興奮やその明暗に渡る高揚を、奥の奥まで突き詰めたドストエフスキーに対し、トルストイは当時の社会そのものを詳細に描きながら思考の流れや意識の動きを初めて読者に提示しました。トルストイは、大作『戦争と平和』の後…
引き続き、『マルタ』を読んでいます。(過去記事「小説に私の思っていることが書かれている その1」https://kotobanobenkyo.seesaa.net/article/502354327.html) マルタはやっと紹介してもらったフランス語の家庭教師の仕事を、わずか一ヶ月で自ら手放してしまいます。そして、先方が用意していた一ヶ月分のお給料を受け取らないのです。 その際のマルタのセリフ。 エスペラント訳 …
15年ほどテレビを見ない生活をしてきた私が、 今年になってNHKオンデマンドに入会 私はNHKの回し者では無いが、 NHKオンデマンドを観るようになってから、 毎日ワクワクした気持ちで朝を迎えている 定年退職となり、 急に自由な時間を与えら
本に私のことが書かれている。それから「絶対領域」、「グルジア」について
昔、村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』という短編集を読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.…
ドストエフスキー(1821~1881)農奴制度崩壊から資本主義へと向かう時代の過渡期における人間の内面的、心理的矛盾を追究した。人道主義を基調とした『貧しき…
先月、9月に、ピューマのメッシが暮らすドミートリエフ家では、サーシャの誕生日をお祝いしました。サーシャはプレゼントを受け取り、メッシは包み紙で遊びます。 それから一家は、貸別荘というのでしょうか、一戸建ての宿泊施設へ泊まりに行きました。チーターのゲルダは家でお留守番をしていたようです。
動物の名称を書く時、いつも迷います。漢字にするか、平仮名にするか、片仮名にするか……。 「ライオン」や「ペンギン」は外国語から来ているので、片仮名だろうなとわかります。では「きりん」は? 「麒麟」と漢字で書くこともできますが、難しいし、キリンビールのラベルに描かれている想像上の動物を思い浮かべる人の方が多いかもしれません。それでも「きりん」と書くか、「キリン」と書くか迷います。 では「犬」…
ミハイル・ブルガーコフの小説「巨匠とマルガリータ」読み出すと止まらなくなり、他のことは何も出来なくなりました。舞台はモスクワ。気温の高い春の夕暮れ時。作家...
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ロシア前期象徴主義を代表する詩人・作家ソログープ。影絵やかくれんぼに夢中になる少年少女たち…..。汚濁に染まらない者たちは美しいまま醜い現実によって死んでいく。夢と現実の交錯、美と醜、生と死の対立の中に、妖しくもにぶい光が立ちのぼる。表題作の他に、「白い母」「光と影」「死の勝利」等を収録。 ロシアと日本の両帝国主義が衝突した日露戦争は1904年に勃発し、両国民に不安と不満を与える激しい戦いとなりました。フランスやドイツの支援を受けたロシアと、アメリカやイギリスの支援を受けた日本は、両国の持つ規模を超えて世界的な広範の争いへと発展します。徐々に…
ニコライ・ゴーゴリの『死せる魂(Мёртвые души)』を読んでいます。無料のkindle版があります。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.creat…
『死せる魂』(ゴーゴリ、訳=中村融、河出書房「世界文学全集12」)
『МEPТВЫЕ ДҮШИ 』(Nikolai Vasilievich Gogolj)副題「チーチコフの道中奇譚」。画像はシャガールの『死せる魂』物語は次...
イワンの馬鹿 トルストイ著 この物語を読んでますますバカ最強説を唱えたくなってしまった。 何も考えない、考えられない人、 世の理になんの疑問を持たず、 目に見えているものが全てと信じて疑わない人、 ことの複雑さを理解できない人、 そんなバカの方が賢い人より幸せなのではないかと常々考えていたのだが その考えを後押しするような物語だった。 イワンの兄弟のシモンは、軍人で力と権力を欲し タラスは、商人で金欲が強い。 対してイワンは、それらに何の価値も感じていない。 だから貰えるはずの父親の財産分与も気前よく兄たちに譲ってしまう。 無欲なのか無知なのか。 無欲も無知も現状を受け入れている点は同じだが …
Amazon 楽天市場 題名 : 思い出すこと (新潮クレスト・ブックス) 著者 : ジュンパ・ラヒリ,中嶋浩郎 出版社 : 新潮社 発売日 : 2023/08/23 あの名作誕生の舞台裏には、400年前のパンデミックによる悲劇があった! シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか? 夫がロンドンで働く父親不在の一家で子ども達を守り、ペスト禍で奮闘する不思議な能力をもった女性アグネス――。史実...
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが……。 1830年ごろに隆盛した「ロシア詩黄金期」は、アレクサンドル・プーシキンやミハイル・レールモントフを中心に素晴らしい詩を数多く残しました。ここに同時代の偉大な散文作家たちを加えて「ロシア文学黄金時代」と現代では括られています。含まれる散文作家の代表者と言えば、ニコライ・ゴーゴリ、レフ・トルストイ、イワン・…
太宰治の巧みさというものに騙されているのか、それとも読者が気づかないのか・・・・太宰治がロシア文学でプーシキンを推していたことを思い出した。「スペードの女王」は若いころに読んだ記憶があるのだけれど、ロシアのような厳しい風土では酒や賭け事、あるいは情事を
こんにちはSujaですロシア文学で好んで読むのはトルストイの作品ですトルストイの代表作と言えば『戦争と平和』とか『アンナ・カレーニナ』とか『復活』などしかし私が好んでいるのは民話です『人はなんで生きるか』『愛のあるところ神あり』『イワンのばかとそのふたりの兄弟』『人にはどれほどの土地がいるか』などなど・・・宗教的であるところと哲学的であるところが私の脳神経を刺激してくれます特に『人はなんで生きるか』は何度も読み返しますストーリーは自身の情を優先させて仕事を全うしなかった天使に神が怒り天使を人間として地上に堕とし以下の問いに身を以て答えをみつけるよう命じます人間の中にあるものは何か人間に与えられていないものは何か人間はなんで(何によって)生きるか長い年月を経て天使はそれぞれの答えをみつけます天使は人間の中にあるも...おい、プーチン。トルストイを知っているかい?