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国立大学法人法改正が成立(5) 〜「何のための国立大?」“稼げる大学法案”で学問の自由が失われる」の意味
このような重要な改正が、ほとんど数ヶ月のうちに発案・可決成立されてしまったのは驚きでしかないです。週刊ゲンダイにこの改正案についての発案者が触れられています。 またしても怪しげな法案が成立しようとしている。学問の自由や大学自治の原則を脅かしかねない「国立大学法人法改正案」が...
国際卓越研究大学(3) 〜心許ないファンドの運用と政府の思惑
さて国際卓越研究大学の支援の元となる、10兆円ファンドの運用はどのような状況でしょうか(。 東洋経済オンラインから引用します。 この大学ファンドは、岸田政権が立ち上げた目玉政策のひとつ。10兆円を元手に、年3000億円程度の運用益を捻出し、得られた資金を世界最高水準の研究大...
こうやって見てくると、なぜ岸田政権が昨年11月慌てて、国立大学法人法の改正を強行したのか、その意図がわかってくる気がします。 簡単に申せば 「折角10兆円大学ファンドを餌にしておびき寄せようとしていた東大や京大などの有力大学に、真相を知られてしまった!このままでは逃げられ...
さて、ここから選定する過程をみていきます。NHKの6月の配信です 「国際卓越研究大学」認定候補絞り込み 秋ごろ結果公表 文科省 2023年6月30日 15時32分 国が10兆円規模の基金を活用し、世界トップレベルの研究力などが期待される大学を支援する「国際卓越研究大学」につ...
国立大学法人法改正で取り上げられた国際卓越研究大学は、今年度(2023年度)新たに定められたばかりの制度です。少し長いですが、文科省のサイトから引用します。 我が国においても、大学の機能拡張を推進する中で、大学が国際的な切磋琢磨を通じて研究力を向上させるという緊張感を持ち、...
前述の2022年2月16日に、日本貿易会でトップフォーラム「経済安全保障政策について」と題して小林鷹之氏がおこなった講演をみていきます。 この図を元にして、小林氏は以下のように主張しています。 このマトリクスの中で経済と安全保障が融合し、経済は経済、安全保障は安全保障と切り...
国立大学法人法改正が成立(1) 〜「日本が死んでいく」の意味
大方の現役世代の方は忙しくて、なかなかブログを上げられないと思います。私もそうです。という割にはそれなりに更新していますが、それでも「これは言わないといけない重大事案」と思うことでも時間が取れず、遅れてしまいます。yahooニュースに出ると多くのコメントがつきますが、ニュー...
国立大学法人法改正が成立(2) 〜「法案可決までの異常なスピード感」
前述の女性自身の記事はyahooニュースから削除されてしまい、ヤフコメを取得できませんでした。しかし集英社オンラインの類似記事「大学自治を脅かし、学問の自由を奪いかねない「国立大学法人法改正案」の問題点と法案可決までの異常なスピード感」はまだヤフコメを読めます。 まず記事...