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読売新聞の論壇「あすへの考」で、今回は慶應義塾塾長の伊藤公平氏です。伊藤氏は慶應を幼稚舎(小学校)から過ごすいわば慶應の生え抜きですが、理工学部の大学院卒業後1992年カリフォルニア大学バークレー校より修士号(材料科学)取得、1994年同カリフォルニア大学バークレー校より博...
スイッチの記事です。 東京大学は2024年度中に予定される国際卓越研究大学の第2回公募に応募する方針を示した。同大のタスクフォースが、初回の審査過程や、法改正で設置することになる「運営方針会議」のガバナンスなどについて検討。応募が適切だとする報告書をまとめ、学内会議で決定...
国立大学法人法改正が成立(5) 〜「何のための国立大?」“稼げる大学法案”で学問の自由が失われる」の意味
このような重要な改正が、ほとんど数ヶ月のうちに発案・可決成立されてしまったのは驚きでしかないです。週刊ゲンダイにこの改正案についての発案者が触れられています。 またしても怪しげな法案が成立しようとしている。学問の自由や大学自治の原則を脅かしかねない「国立大学法人法改正案」が...
国立大学法人法改正が成立(4) 〜集英社オンライン記事2から
さて、集英社オンライン記事の後半で、肝要なところを引用します。 衆議院で法案審議中だった11月14日、廃案への機運を高めるため大学関係者(大学フォーラム、「稼げる大学」法の廃止を求める大学横断ネットワーク等)は議員会館で緊急院内集会を開催。 そこで指宿昭一弁護士は、かつての...
国立大学法人法改正が成立(3) 〜集英社オンライン記事へのヤフコメ
CSTIの話はこの後に述べます。まずこの集英社オンライン記事では、読者は一体どんな印象を受けるのでしょうか。ヤフコメです。 tan********2023/11/25(土) 14:04 大学の自治を旗印にのんびりされても困るということだろう。大学の世界ランキングを見ると、ベ...
国際卓越研究大学(3) 〜心許ないファンドの運用と政府の思惑
さて国際卓越研究大学の支援の元となる、10兆円ファンドの運用はどのような状況でしょうか(。 東洋経済オンラインから引用します。 この大学ファンドは、岸田政権が立ち上げた目玉政策のひとつ。10兆円を元手に、年3000億円程度の運用益を捻出し、得られた資金を世界最高水準の研究大...
こうやって見てくると、なぜ岸田政権が昨年11月慌てて、国立大学法人法の改正を強行したのか、その意図がわかってくる気がします。 簡単に申せば 「折角10兆円大学ファンドを餌にしておびき寄せようとしていた東大や京大などの有力大学に、真相を知られてしまった!このままでは逃げられ...
さて、ここから選定する過程をみていきます。NHKの6月の配信です 「国際卓越研究大学」認定候補絞り込み 秋ごろ結果公表 文科省 2023年6月30日 15時32分 国が10兆円規模の基金を活用し、世界トップレベルの研究力などが期待される大学を支援する「国際卓越研究大学」につ...
国立大学法人法改正で取り上げられた国際卓越研究大学は、今年度(2023年度)新たに定められたばかりの制度です。少し長いですが、文科省のサイトから引用します。 我が国においても、大学の機能拡張を推進する中で、大学が国際的な切磋琢磨を通じて研究力を向上させるという緊張感を持ち、...
「名ばかりテニュアトラック」への言い分 〜「東大話法」か 東北大
いやー、この記事書いてる記者も相当ムカムカしていたんじゃないでしょうか?「東洋経済」の記事です。 長いですが、この東北大学・副学長の小谷元子氏へのインタビューを引用します。 ■名前が紛らわしいが、一般の制度とは違う ――「東北大学テニュアトラック制度」では、若手研究者の大...
日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか2(2)〜ヒトゲノム計画と分子生物学 この本の存在は随分前から知っていましたが(2000年刊行)、日本のゲノム計画に対する杉さんの批判を読んで読んでみることにしました。実は知り合いの間では発刊当初から読まれていたそうですが、実名を挙げ...