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【百人一首の歌人】「難波潟短き蘆の節の間も」 伊勢 恋多き才女
百人一首第19番目の歌の作者は伊勢。 藤原北家の一人、伊勢守藤原継蔭の娘といわれています。 それで伊勢。 今回は伊勢について紹介します。 伊勢とは 宇多天皇の女御で藤原基経の娘温子に仕えます。 その間、温子の兄弟と相次いで恋愛関係になります。 また宇多天皇の寵愛も受け、皇子を出産するなど、摂関家や天皇などに愛された女性でした。 和歌の才もあり、藤原定家はこの歌を高く評価し、百人一首に選んでいます。 時代背景 この頃は権勢の中心にいた藤原北家と皇室との間で権力闘争が繰り広げられた時代。 権勢の基盤を固めようとする藤原氏と、その権力を奪い返そうとする天皇たちとの力比べが続いていました。 ちなみに宇…