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プロの生産圃場での「芝生の作り方」には、芝の植物生理を生かした様々な工夫があり、たいへん勉強になります。3月に見学させていただいたとき「ゼロスタート」した圃場が、どのようなプロセスで芝地化していったのか、塚本造園土木さんの動画を交えて解説します。 スタートは匍匐茎の挿し芽から 高麗芝などのクリーピングタイプ(栄養繁殖)の芝の繁殖器官は、横に這う匍匐茎。これを耕した床土に挿し芽するところから始まります。匍匐茎の節間から根が下りて、次第に交差しながら網目のように地面を埋めていくことが解説されています。 www.youtube.com これが、まったくの「ゼロ」スタートの様子。 マリモみたいにこんも…
大規模芝生生産農家、塚本造園土木さんの圃場見学で学んだことは、想像(薬剤・化学駆使)の真逆でした。 芝生のソッドづくりは根が命。そのためにはその土地に由来する微生物たちのチカラを大切に育む必要がある。 生き物たちのチカラを損ねないように、土を傷めない有機肥料を使い、化学薬剤の使用は必要最小限に・・・。 芝自体の生命力を活かし根の生育重点の植物ホルモンバランスを引き出す葉の長さ管理、水の自然管理。 とても手間をかけて大切に育てるからこそ、出荷できる強い根が育つ。 芝生農家さんが出荷しているのは、芝の「イノチ」です。ホームセンターなどで「モノ」として積まれているのを見ると胸が傷みます。「知らないが…