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午前十時の映画祭で「八甲田山」を見てきました。明治35年に青森県の八甲田山で発生した、日本陸軍の雪中行軍で199名が死亡した山岳遭難事件を題材とした映画で、ノンフィクション作品ではなく脚色が加えられています。映画は、弘前の陸軍師団が、ロシアとの戦争が不可避な状況を鑑み、極寒地における戦闘の研究を目的に冬の八甲田山で雪中行軍訓練を計画するところから始まります。あわせて、ロシアの攻撃で弘前~青森~八戸の輸送ルートが絶たれた場合を想定し、八甲田山を横断する輸送の可能性を調査するため、もう1隊の雪中行軍も計画します。この2隊はそれぞれ弘前市と青森市から出発し、途中、八甲田山ですれ違う計画でしたが、青森…
「新幹線をつくった男たち~夢よ、もっと速く~」(04)島秀雄(松本幸四郎)は戦前からD51などの蒸気機関車を多く設計した技術者で、戦前の弾丸列車計画にも関わった国鉄のエンジニアだったが、戦後、三鷹事件・桜木町事故など国鉄関連の鉄道事故や事件が多発し、その際の国鉄内部の責任のなすり合いに嫌気が差し、国鉄を退職した。それから4年余りの月日がたった。新たに十河信二(三國連太郎)が国鉄4代目総裁になり、島を住友金属から国鉄に呼び戻そうとする。最初は抵抗していた島も、東海道本線の輸送量を改善するための新幹線計画や、父の島安次郎のことなどを聞き、国鉄に戻る決心をする。国鉄技師長の島秀雄や当時の国鉄総裁の十河信二の新幹線開通までの苦闘を描いたテレビ東京開局40周年記念ドラマ。原作は高橋団吉の『新幹線をつくった男島秀雄物...「新幹線をつくった男たち~夢よ、もっと速く~」
『セーラー服と機関銃』(81)薬師丸ひろ子のために作られた映画https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d93fa41c88a0baaa1989f62dc098d723「BSシネマ」『セーラー服と機関銃』
息子 1991 山田洋次 (主演・三國連太郎/永瀬正敏) 松竹
息子■椎名誠原作「倉庫作業員」を基にした作品で監督は山田洋次。三國連太郎と永瀬正敏の二人はとても上手い役者なので、見応えがあります。また脇を固める役者も良い役者が出演していてなかでも田中邦衛やいかりや長介、和久井映見等がハマっていました。
『釣りバカ日誌5』(92)(1993.1.30.丸の内松竹.併映は『男はつらいよ寅次郎の青春』)低迷した寅さんを、ここ4作の笑いで随分と救ってきた感があったこのシリーズにも、どうやら疲れが見えてきたようだ。何より、トライアングルの一角である石田ゆりが明らかにしらけて演じているように見えるし、西田敏行と三國連太郎のコンビも結局はパターンにはまってしまって、最初の頃の新鮮味が感じられなくなってしまった。確かに、高度経済成長期に作られた「社長」や「無責任」シリーズの乗りに近いものを、谷啓、加藤武、戸川純といったレギュラー脇役たちとの絡みに見ることはできるのだが、果たしてそれが今の転職ブームのサラリーマン社会の清涼剤となり得るかと考えると疑問が残る。まあ、ここらでもうひと踏ん張りできるか否かが今後のシリーズ継続の...西田敏行映画編『釣りバカ日誌5』『釣りバカ日誌6』
『釣りバカ日誌3』(90)(1990.12.31.丸の内松竹.併映は『男はつらいよ寅次郎の休日』)このシリーズも3作目となった。寅さんのパワーが落ちたためのシリーズ化だったのだが、3作目にして、マドンナ(五月みどり)が登場しての一騒動、浜ちゃんへの懲罰、いろいろあってのハッピーエンドというパターンができてしまった。それでも、西田敏行と三國連太郎が、初期の「男はつらいよ」の渥美清と森川信のような味を出しているから、何とか見られるのだが、西田と三國のどちらかが欠けてしまえば、シリーズとしては成立しなくなるのだから、実際は寅さん同様の綱渡りのシリーズということになる。従って、寅さんの跡継ぎができたと素直に喜べない。結局、シリーズにおんぶにだっこするのではなく、もっと斬新な発想を持った若き才能が今の日本映画界には...西田敏行映画編『釣りバカ日誌3』『釣りバカ日誌4』
『釣りバカ日誌2』(89)(1990.2.3.丸の内松竹.併映は『男はつらいよぼくの伯父さん』)これまでの松竹2本立て興行の併映作は、「男はつらいよ」シリーズの添え物的な映画が多かった。今回はシリーズものとして並行する形で上映されたわけだが、それは取りも直さず本家の“寅さん”自体のパワーが落ちているのが最たる原因だろう。結果的には、そこにうまく入り込んだ形とはいえ、シリーズ化されることになったのは、ひとえに西田敏行、三國連太郎、石田ゆりの見事なトライアングルの妙味にほかならない。特に、三國の余裕のあるコメディリリーフぶりは、これまでは重厚な役が多かったこともあり、さすがと思わせるものがある。こうした、イメージギャップを生かした配役が、日本映画には欠けているところであり、引いてはそれが役者の芸域や可能性をせ...西田敏行映画編『釣りバカ日誌2』
『釣りバカ日誌』(88)(1989.1.14.松竹セントラル2.併映は『男はつらいよ寅次郎サラダ記念日』)釣りをこの上なく愛する浜崎伝助(西田敏行)は、鈴木建設四国支社高松営業所に勤めているが、釣り三昧の日々を過ごしていた。ところが、本社人事部のコンピューターの入力ミスで、東京本社の営業部に転属させられてしまう。やがて伝助と、鈴木建設社長の鈴木一之助(三國連太郎)が、ひょんな事から知り合い、釣りを通じての秘密の関係が始まる。これまで山田洋次の流れをくむ監督たちは、この映画の栗山富夫も含めて、師匠ほどのうまさがなく、ギャグが空回りしたり、つまらない人情話で終わってしまう場合が多かった。ところがこの映画は、そうしたマイナス面を感じさせないからっとしたコメディとして面白く仕上がっていた。もちろん、そこには原作漫...西田敏行映画編『釣りバカ日誌』
八甲田山 1977 森谷司郎 (主演・高倉健/北大路欣也) 東宝
監督 森谷司郎 脚本 橋本忍 原作 新田次郎 撮影 木村大作 音楽 芥川也寸志 制作 橋本忍 野村芳太郎 田中
どうも。バイデンを年寄り呼ばわりしてきたトランプが、ハリスに年寄り呼ばわりされてしまいます。因果応報とは、このことです。 それはさておき、映画の感想文を書きま…
昭和11年(1936)の今日は二・二六事件が起こりましたってことで、こんな映画を取り上げてみましょう。 『二・二六事件 脱出』 ↑ゾンアマ行あふぃりえいと(DVD通販) アマプラはこちら 概要 二・二六事件を取り扱った映画は数々あれど、おそらく一番面白いのが本作。細かい背景云々とか抜きにして、救出ミッションのサスペンス要素に振り切った娯楽作品となっております。 で、驚くべきこと...
どうも。「前原誠司議員が離党(6年ぶり4度目)」と書けば、高校野球みたいです。 それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『善魔』です。 新聞社の編集部長…
【解説】 美しき自然、猛烈な台風を窓外に見ながら、車内には様々な人間物語が展開する。国鉄開通八十八周年を記念して製作された感動大作。 【ストーリー】 東京…
前科4犯の西口 彰(にしぐち あきら、1925年12月14日、キリスト教カトリックの家庭に生まれる)が1963年10月に2人を殺害し、その後、1964年1月…
アメーバブログ『yutake☆イヴのモノローグ』の 映画記事です。登録・関連TBご自由にど~ぞ♪警告出てブログ訪問できない方ごめんなさい。
作品について https://www.allcinema.net/cinema/90378↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。 ・父: 三國連…
<< あらすじ >>角川書店が映画製作に乗り出した“角川映画”の第1回作品。旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていた。佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、やがてそれは呪われた殺人事件へと変貌していく。事件解決の依頼を受けた名探偵・金田一耕助は犬神家に関わるすべての人々の調査を開始するの...
「暴風で倒れたら危険だから」と、バス事業者が台風14号襲来前に予め倒しておいたバス停標識がわざわざ起こされる事例が発生。 イタチごっこになってしまった。 もっと周知されてほしい、といった記事です。 しかしここで 「(わざと)倒してあるバス標識を(それと知らず)起こしてしまう...