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物語「異界の記憶」の続きです。 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ハルトが現実世界に戻ってからも、彼の心は異界の思い出で満たされていた。学校での日常は平穏そのものだが、彼の内面には冒険への渇望がくすぶっていた。そして、ある日、その渇望が再び彼を異界へと導いた。 井戸の光は前回よりも強く輝いており、ハルトは迷わずその中へと飛び込んだ。目を開けると、彼は異界の王が治める城の広間に立っていた。王はハルトを温かく迎え、彼に特別な任務を与えた。それは、異界の平和を脅かす闇の力を探り、その源を見つけ出すというものだった。 少女と共に、ハルトは新たな冒険に出た。彼らは森を抜け、山を越え、そして深…
続きです。 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ハルトと少女は、異界の探索を続けていた。彼らは、空中に浮かぶ城から出発し、次なる目的地へと向かった。その場所は「時の谷」と呼ばれる、神秘的な場所だった。谷には、時が流れる速さが常に変わるという不思議な現象が起こるという。 二人が谷に到着すると、周囲の景色がゆっくりと動いているように見えた。花が開花し、たちまち枯れていく。昼が夜に変わり、またすぐに朝が来る。ハルトはこの不思議な光景に圧倒された。少女は笑いながら言った。「ここでは、一瞬が永遠にも感じられるの。だから、大切なことは、その瞬間を大切に生きることよ」。 ハルトはその言葉を心に刻み…
ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ 静かな山間の村、霧深い夜。村の外れにある古い神社の境内では、不思議な光が点滅していた。村人たちはそれを「神の光」と呼び、誰も近づこうとはしなかった。しかし、好奇心旺盛な少年、ハルトはその光に魅了されていた。 ある夜、ハルトは勇気を出して神社へと足を踏み入れた。光は神社の本殿の裏にある古井戸から発していた。ハルトが井戸を覗き込むと、そこには別の世界が広がっていた。彼は手を伸ばし、光に触れた瞬間、体が浮き上がり、井戸の中へと吸い込まれていった。 目を覚ますと、ハルトは見知らぬ森の中にいた。木々は青白く光り、空は紫色に輝いていた。彼は立ち上がり、森を歩き…
ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ハルトが現実世界に戻ってきてから数日が経った。彼は異界の体験が夢ではなかったことを確信していた。学校での授業中も、彼の頭の中は異界のことでいっぱいだった。友人たちにその話をしても、誰も信じてくれない。しかし、ハルトにはもう一度あの世界へ行き、少女に会いたいという強い願望があった。 次の週末、ハルトは再び神社へと向かった。井戸の光は前回と変わらず、彼を待っているかのように輝いていた。深呼吸をして、ハルトは再び光に手を伸ばした。すると、彼の体は軽やかに浮かび上がり、異界へと運ばれた。 異界に着くと、少女が彼を待っていた。「戻ってきたんだね」と彼女は微笑…
この記事を読んで頂きありがとうございます。皆様に読んで頂くことがモチベーションですはじめての方はこちらをご覧下さい。 『自己紹介をさせて下さい。』この記事を見…
今までも「文章を書くのが好き」「いつか小説を書き上げたい」と、ことあるごとに述べてきました。しかし、『好き』と『得意』は哀しいかな別物なのですよ。中学2年ごろから高校生までが1番のピークで、その後は文章能力が落ちていく一方。特に40代後半からは低下が著しい
冬季休業明け早々にクラス対抗バレーボール大会がある。この大会の厄介なところはクラス全員参加なところ。運動嫌いの、しかも受験本番を控えた身には迷惑な行事でしかない。最初に考えた人は時期外れのバレー大会に一体何を求めていたのか。中島をはじめ久々の試合だと張り
趣味は「小説もどきを書くこと」と言いながら一向に筆が進まず、未完成作品ばかりです。今回の作品(?)も、最後があと一歩で、締めが甘いなぁと自覚しています。時間が経てば、いいフレーズが見つかるかなぁ。以下本編バレー部の重美とは、彼女が部活を引退してから急速に
帰りは新幹線を使うことにして、時間まで構内にある店で夕飯を食べることにした。思ったような成果が得られず、がっかりしているのに、しっかりお腹は空く。蕎麦定食と、二人で飲もうと地酒も注文した。「結局わからずじまいだったね」蒼くんはあっけらかんと笑いながら言っ
F市は新幹線で1時間もかからず着いてしまう。「新幹線は味気ないから、普通列車で行かない?」と提案したのは蒼くんだ。「新幹線のスピードだと、気持ちの整理が追いつかないんだよ。だって、10年だよ。父さんたちがいなくなって」「ずっと座席に座っていたらお尻が痛くなり
父は、家族四人で暮らしていた家に今も住んでいる。金銭面の援助は怠らない父だが、母と私に連絡を一切してこない。とうの昔に破綻した夫婦関係を「離婚」で断ち切らないのが不思議でならない。男の一人暮らし、相当荒れているだろうと予想していたのに、私を出迎えたのはき
「父さんたちがいなくなったのも、猛暑だったよね」冷房の効いた喫茶店から窓の外を眺め、蒼くんが言った。「母さんが鬼の形相で翠ちゃん家に乗り込んでさ。怖かったでしょ」「…あれから、どうされていたんですか」「まあ、僕はいたって普通に暮らしているよ。大学もなんと
小説というにはあまりに稚拙な文章を、数回に分けて載せます。およそ1万4千字。原稿用紙で40枚くらい。どうしようにもなく下手くそで、自分の文才のなさが情けない。恥ずかしいのに、誰かに読んで欲しいこの矛盾。なんなんでしょう。「翠ちゃん、だよね」突然声をかけてきた
勝手に連載小説、最終回でございます。誰も読んでいなくても載せちゃうもんね〜。翌朝、お腹の痛みで目を覚ました。汲み取り式の、しかも掃除の行き届かないトイレに何回も籠る。冷たいものばかり食べていた昨日の自分が恨めしい。一方で、こんなに暑いんだもん仕方ないよね
とある小説書き方本を読んだら「下手でも完成させることが大事」なんだそうです。結末は出来上がっていても、そこまで持っていくのが難しい。てなわけで先週の続きです。誰も読んでない文章を載せ続ける勇気があるのはおばちゃんになった証拠ですな。翌日の午前中は父の墓参
小説というのはおこがましい、「文章を書き並べたもの」「小説もどき」を数回に分けて載せてみます。書いちゃ消しを繰り返し、およそ2ヶ月で書き上げました。 下手です。どうしようにもなく下手くそです。とてもつまらないお話です。自分の文才の無さが恥ずかしいです。小
小説のいうのはおこがましい、「駄文を並べたもの」「小説もどき」を数回に分けて載せています。前回までのお話『Barcarolle 1』街路樹の銀杏が色づくと、受験ムードが一気に高まる。二年生の私たちも、学校全体を覆う受験の空気に染まっていった。受験に関係ない科目は蔑ろ
前回までのお話 『Barcarolle1』『Barcarolle2何もかもを犠牲にして、二人だけの世界に逃げ込めたら…そんな夢物語を思い描く。二人で代わる代わるピアノを弾き、微笑みあって生きていけたら。私が卒業したら互いに別々の道を歩む、言葉にはしなくても、二人とも十分にわ
10年ほど前に書いた小説もどきです。少々手直しをしましたが、やっぱり下手だわ。一応、以前に載せた『サラバンド』の親子作品です。ああ、本気で文才が欲しい。小学4年、もうすぐ10歳になる夏休み。 わたしはH市へ向かう電車の中にいた。 天井では古びた扇風機が回って
文章書くのが好きっていうのと文章書くのが上手ってのは合致しないんだなぁ。『あなたも小説が書ける』系の本を図書館で借りて読んでも、実践してないからダメなんでしょうか。ギブミー文才。才能よ降ってこい!てなわけで小説もどきの続きでございます。前回はこちらhttps:/
小説もどきの続きです。よろしければどうぞ。亡夫の法事は昼近くに始まった。七織をこちらに連れてくるのを渋っていた母も、実の父の法事に参加させないわけにはいかず、連れてきたのだった。夫は、薬の過剰摂取が原因と思われる発作で亡くなった。「薬が変わったばかりとい
連休中に書き上げた小説もどきの最終話です。仕上がりには全く納得いっていません。同じ題材で、もっといいものがかけるはず。精進いたします。私をモデルにした絵は『新進気鋭の画家が新境地を開拓した』と好評を博した。絵の中の私は、病気の夫を支える貞淑な妻ではなかっ
長期休みを利用して小説もどきを書いてみました。はっきり言って下手くそです。自分でも情けないくらい文才がない。そして結末が尻つぼみ。納得のいく出来上がりではありません。ならなんでブロクに載せるんだと言われたら「下手くそでも、自分以外の誰かにみて欲しいから」
下手くそ小説もどきの続きでやんす。公園には数人の親子連れが遊んでいた。その中でひときわ目立つ、スラリとした少女が駆けてきた。「ママ」いつのまにこんなに大きくなったんだろう、小さい女の子だと思っていたのに。「七織ちゃん、おっきくなったね」「ママは相変わ
自己満足(決して満足はしていない、駄作もいいところ)小説もどきの続きです。いやあ、小説書くのって、楽しいけど、難しいねぇ。久々の親子揃っての夕飯は、最悪だった。食卓に並んだメニューを見て母が開口一番「七織ちゃんは刺身は食べないよ。生物は食べさせないよう
俺の名前は山川幸雄(58)。趣味は自転車。無職。生活保護受給者。今日の俺はちょっと違うぜ。実は無職じゃねぇんだ。俺は、俺の特技であり趣味でもある自転車を大いに活かした仕事を見つけたんだ。早朝から俺は、世の為人の為に一っ仕事してきたんだぜ。
俺の名前は山川幸雄(58)。趣味は自転車。無職。生活保護受給者。俺は苗字の通り、人が山と言えば川と言い、人が山と言えば川と言う。つまりは一筋縄ではいかない屁理屈もんなんだ。だからか、皆からは山川と呼ばれている。
俺の名前は山川幸雄(58)。趣味は自転車。無職。生活保護受給者。この間俺は真っ昼間から宇宙の彼方へとぶっ飛んでいたガキを救う為に、そのぶっ飛んだ要因であるハワイポッドなる輸入もんのクスリをダムに沈めてやった。
俺の名前は山川幸雄(58)。趣味は自転車。無職。生活保護受給者だ。俺は世の中に何の借りもないと思っているぜ。こんな蒸し暑い日は、やっぱり自転車で近所をカッ飛ばすのが一番さ。