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不登校を治すより、学校を直そう(その2)~親が困ったら、気軽にいつでも相談できる学校に
相談のハードルが低い「教育相談窓口」は、不登校の有効な初期対応になります。 学校の教育相談の現状 これまでの学校は、親が気軽に子どもの相談する場所ではありませんでした。 子どもに問題があると教員から親に連絡をして話し合ったり、スクールカウンセラー(以下SC)の相談を紹介したりすることが今までの主流です。相談の主体が学校にあり、親から急に相談を申し出られると、「クレームか」と学校は身構える傾向もまだみられます。 今はSCの教育相談が定着し「学校だより」などでも相談日を明示するようになってきていますが、相談日は決められていて、親にとってタイムリーな相談ができにくい状況です。また、「気軽に相談する」…
不登校29万9048人をリフレーミングする・不登校を人数だけで、十把ひとからげに論じることは、一人一人の子どもの現実を見えなくしてしまうことに繋がります
不登校29万9048人 文科省が今年10月に発表した2022年度の「問題行動・不登校調査」調査によると、全国の小中学校で年間30日以上の欠席をした不登校児童生徒数が29万9048人になったそうです。(昨年度比22.1%増、10年連続増加、小学校10万5113人、中学校19万3936人 全在籍数の3.2%) 少子化が国内問題にされている中で、不登校の子どもは僅か5年前の2017年度の14万4031人の二倍超になり、今や30万人に限りなく近づいています。具体的に数字をイメージすると、全国の中学校の各クラス2名以上いることになり、日本の人口の3.2%と考えると、静岡県一県の人口を超えるほどです。 根…