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このブログのタイトルのChansons de Bilitisは、同名のDebussyの歌曲からとりました。 この曲を知ったのはいつだろう、多分大学1年くらいだったと思います。 当時メゾソプラノの歌曲のレパートリーを増やしたくて、楽譜とCDを片っ端から漁っていました。 レッスンでは好きな曲を何でも持ってきて良いといわれていたのと、1回のレッスンで何曲も見せなければならなかった上に、すぐに次の曲は?ときかれてしまうので、ちょっと必死でした笑 そんななかで聴いたのが、たしかGesty SylviaのうたうChansons de Bilitisだったように記憶しています。 何だこの曲は!!!!と1曲目…
歌がうまくなりたいとき、どうしたらいいんだろう!人にも状況にもよるけれど、私は以下のように考えます。 まず、歌がうまくなりたいと思うということは、現状自分の歌が下手だと思う、もしくはうまいか下手かがわからないということでしょうか。 もし自分は歌が下手だと思っているという場合は、どんな理由でそう判断しましたか? 音程が悪い、声が細い気がする、声が低い、高い、抑揚がついていない、言葉が聞こえない、人前で緊張していい演奏ができない、誰かに下手だと言われたなどなど、 理由があげられるようであれば、あげてみてください。自分が思ったこと、自分がそう判断したことだけでいいです。 あげることができたら、その理…
特に子どものレッスンで私が気をつけていることです。 私は、生徒さん本人が 興味をもつまで待つというのをやっています。 例えば楽譜について。 最初は、楽譜が読めなかろうが全く問題にしてません。 まずは本人の好きな歌が好きなように歌えるのであれば 耳コピでもOKです。 というか、好きな曲を耳コピでどんどん覚えて 好きなだけ歌えるって素晴らしいことだから、 むしろ大歓迎!!です。 ですが待っているだけではなく、 栄養を与えまくって待ちます笑 具体的には、 レッスンに楽譜は持ってきてもらって譜面台においていただき、楽譜の存在は認識してもらう 楽譜に書いてあること、書いていないことをレッスン中にそれとな…
レッスン室について。 私は、Bilitis声楽教室!といって生徒さんを教えようと思ったとき、 あえて1か所のレッスン拠点を作らなかったのには理由があります。 それは、生徒さんには普段から 色々なタイプの部屋でレッスンを受ける経験をしてほしかったからです。 私はレッスンをする際、どのようなレベルの生徒さんにも、 最終的には本番で良い演奏ができるようにという思いで指導をしています。 なので、単純に歌をうまくするというだけでなく、 本場での対応力というものも身につけてもらいたいと考えています。 この本番での対応力というのは、 いつでも、どこでも、どんな条件でもブレずに歌うということを意味しています。…
私のレッスンでは、曲を歌う前に20分〜30分間の発声練習を入れています。 声のウォーミングアップだけでなく、パワーやスタミナアップのトレーニングという位置づけをしています。 最初は深い u や o の母音を使った音階です。このひと声で生徒さんのその日の調子をみます。 低音から高音までひととおり声を聴いたら、次からはもう生徒さんに合わせていろいろなメニューを行います! 例えば高音が出しにくそうな方には、低音からの跳躍を歌ってもらったり、若干高音を歌いすぎて声がつかれていそうな方には、低音を充実させたり、前に飛んでくる響きが足りない方には、i や e の母音でスタッカートなどを歌ってもらいます。 …
私はレッスンのとき毎回、生徒さんに最初に、調子はどうですか?とききます。 それに対する答えは、変わりないですとか、ちょっと疲れてますとか、人それぞれです。 以前のレッスンにて、とある生徒さんの回答が素晴らしかった。 その方は人生の大先輩です。調子はどうですか?と聞くと、毎日練習したので大丈夫だと思います(ニコニコ!)とのこと!素晴らしい! 毎日いそがしい大人が、歌の練習をするというのは大変ですよね。 自宅で練習するのも、音漏れや部屋の響きの問題で、簡単ではないと思います。 そんななかでも、歌詞を読んだりいろいろな歌手の音源をきいたり、工夫をして実行しているのが素晴らしいし、そんな工夫をしてでも…
昨日は、4月26日に ミューザ川崎シンフォニーホールで行われる マタイ受難曲のオケ合わせでした! オーケストラひさしぶり〜 練習前、ちょっと気が散ってるかもと思ったので、 いつもの本気出す前ルーティーンを長めに取りました。 私は頭がつかれていたり、 考えごとをたくさんしているときに、 意識が散ってマイワールドに入りやすいです笑 昨日はもう練習が始まる前から危ないなと思った。 で冒頭、今回は上の階の窓?みたいなところで何かが光ってる? なんてことに気を取られてしまいました😇 白っぽいカードみたいなものが、スマホ画面の光に見えてたみたい。 歌ってる間も、気が散ったことによるミスは出ちゃった。 あと…
1. 自信をもって歌う力を身につける 私のレッスンでは、自信を育むために、技術面だけでなく心の準備にも重点を置いています。 どんな場所でも自分の歌声を発揮できるように技術と心を整え、安心して歌う力を身につけるサポートをしています。 積み重ねてきた努力や準備を信じ、どんな環境や状況でも冷静に自分がやるべきことを見極めて、結果を恐れずに、歌っているその瞬間を全力で楽しんだその先に、ぶれない自信がうまれると私は考えます。 私はみなさんに、このような自信を持っていただく指導をします。 歌うことに不安がある、緊張するという方も安心してレッスンに来てください! 2. 挑戦を楽しむ 私のレッスンでは、チャ…
おととい、マタイ受難曲の2回目のオーケストラ合わせがおわりました! ソリストさんたちも来ていただき、どんどんできあがってきたよ〜 会場は久しぶりの溝の口でした。 武蔵溝ノ口駅にいったら栄えててびっくりした笑 練習中、集中を保つのが私は大変だった。 というか、長い作品とか練習のときは、 曲中に集中オフとオンの時間を作る練習をしてもいいかもしれない。 自分のソロのところは、良し! 仕上がってきました。 これまでの練習で気になってたところはだいぶ修正できたし、 今持ってるものはすべて出せている。 1:00:38あたりから、スイッチオンの私が映ってます。 youtu.be 私は練習でも本番でも、 「私…
ここ数日は、本番のお知らせの送付作業に追われてまして・・ 眠い・・・ そして・・なぜかやはり気づかないうちに インクで手が汚れてる・・(-_-;) なんで人前で弾くときに限って 手を汚すかなぁ…わ…
【歌唱力と表現力がすごい】ミュージカル俳優のタマゴとそのファミリーを推してます
こんにちは!ゆうなです英語嫌いから一転、マレーシア留学(2023年9月~2024年8月)の後、日本語パートナーズ インドネシア22期として派遣されることにな…
【高校野球⚾】大分:柳ヶ浦の初戦&鈴木心毬さんの国家独唱で、選抜高校野球が始まる【甲子園】
おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ 旅行やイベント紹介などのブロガー/YouTuber 📝読売テレビ「遠くへ行きたい」で杉浦太陽さ…
午後から歌のレッスンへ行ってきました。 今日はいつもご一緒のSさんがお休みで 急遽1人で向かうことに。 今日はガッツリシューベルトday。 ほんと、シューベルトは基本です。 (私にとっ…
今日はここのところ、毎年恒例の? ピーノ松谷先生の門下生さんたちの試演会の日でした。 朝から千代田線が止まっていたり、 地元の東武線も遅れていたりと なんだかバタバタでしたが 何とか会場入り。
・・・なんとか生きています(;'∀') 毎日が本番に向けての色々でバタバタしてまして・・・ バタバタ空回りしている感も無きにしも非ず(;'∀') 昨日はいつものバリトンの先生のお宅での 合わせを兼ねたレッスン伴奏。 相変わらず初見やら移調やら 最近”こうもり”ばかりやっていた私にはすっかりご無沙汰だったオペラを いきなり弾く、という 過去の記憶を一気にむりやり思い出す作業で疲労・・ でもそれをいやして…
今日はお昼過ぎから合わせレッスンのため下北沢の 某スタジオへ。 いつも毎年12月に恒例となっているこちらのための 合わせを兼ねたレッスンが始まりました。 今回は残念ながら参加人数が少ない・・そうなんですが、 レッスンは変わらず・・・ いや、先生がちょっと優しくなってた!!(…
数日前、下記の内容でメールを頂戴しました。 ご本人の了承を得て、こちらに書かせて頂きます。 音楽大学を卒業された先生に、10年以上声楽を習っている、50代半ばの女性です。 先生の発声法が何なのか、伺った事が有るのですが、「発声法に拘らない方が良い。あなたの声を作れば良い」と言われてから、再度聞く事は悪いような雰囲気なので、未だに、自分の発声法が何なのかは、分かっていません。 声質はソプラノで、強...
検診に行った時、「肺活量の検査をしますから、思いっきり吸って息を止めて一気に吐いて下さい」と、言われます。声楽家に限らず、腹式呼吸法を使って歌ったり、演奏したり、話す人の肺活量は多いのでしょうか?何となく、声楽家・オペラ歌手って肺活量が多そうですね!でも・・・・思いっきり吸って、思いっきり吐いても・・肺活量は人並み。私に限って言えば、人並み以下です。←若い頃も!です。肺活量とは、肺の中に入った息の...
私は巻き舌が苦手。 学生時代から、巻き舌が出来なくて、諦めた。語尾の ~~r は、何とか「ル・る」でごまかせた?が、~~moreとか、~~r~~は、頑張っても50回に1回程度、奇跡的に出来る事は有っても、実際は全く巻けない「れ」で、お粗末なものでした。イタリアの先生に就いた時、私の前にレッスンを受けていた東洋人男性がが、凄くカッコよく巻き舌を使っていました。羨ましいな~~と、思っていたら、私のレッスン...
いや~もう何が何だかバタバタしていますが。 そんな中、早割の文字に惹かれて急いで注文した年賀状が もう届いてしまって、 なおさら時間に追われる気分になっております(;'∀') 年賀状をもう出すことを考えなきゃなのかなぁ・・・ 。。と言いつつ、たぶん出すのはまた ギリギリになりそうな予感・・・ そんな中ですが。 今日もこちらのコンサ…
【ディスク 感想】『夢』トスティ/歌曲集 〜 ハビエル・カマレナ(T)/アンヘル・ロドリゲス(P) (Pentatone)
noteに書きました。 【ディスク 感想】『夢』トスティ/歌曲集 〜 ハビエル・カマレナ(T)/アンヘル・ロドリゲス(P) (Pentatone) JUGEMテーマ:音楽
連休中も相変わらず毎日お仕事です(;'∀') まぁ、あるあるだからよいのですが・・・ 今年は特に、お天気に恵まれているのはもちろん、 暑さから解放されたうれしさもあるのか? いつもに増して人出が多い気がします。 いいなぁと思いつつ、電車の中では お仕事の人を座らせてね、と思う私(笑) せめてもの秋を感じたくて。 昨日見たコスモス。
鎌ヶ谷音楽学院のブログにお越し下さり ありがとうございます! 毎日必死に猛暑と闘って・・・気が付けば8月も晦日! 恒例の今月皆さまにたくさんお読みい…
鎌ヶ谷音楽学院のブログにお越し下さり ありがとうございます! いつもは夜空での満月を撮るのですが・・・・ 今日は音楽学院のレッスン室の天窓から見える満…
今年のお盆休みは、地震・台風と心配事が重なり、大変な「夏休み」と、なりましたね。私の夏休みも昨日で終了。 どこかに旅行? のんびり出来た? いいえ!大変な夏休みでした。 毎年、休みの時は孫達が来るのですが・・・ 孫達と言っても、私の子供は一人だけですから、娘の子供2人だけ。 昨年までは、優に1週間は来ていたのですが、今年は孫二人も、大きくなり、2泊3日の滞在。 ちょっと寂しいけれ...
おはようございます。 今日はイキナリ本題。 2年ぶりに 中学受験生、〇〇コンクールに挑む! シリーズが復活! 思い起こせばブログを始めた2022年。 …
鎌ヶ谷音楽学院のブログにお越し下さり ありがとうございます! 鎌ヶ谷音楽学院の発表会ではピアノだけでなく、声楽ヴァイオリンフルートなども披露されま…
マルケージ1番に、拘りますよ! え~~~っ?? 未だ、1番? いい加減に、先に進もうよ! 初めてベルカントを学んだ時、私も同じことを思っていました。「ベルカント」だけが、発声法じゃ無いし、音高・音大で学んだ発声法だって(リート・ドイツ)正しい発声法だった! 今更・・・〇〇発声法、△△発声法なんて!要は、歌えれば良いんでしょ!? 早く、歌わせてよ~~~ ↑↑が、当時の私の正直な気持ちでした。再度書きま...
暑い中ですが、マルケージ1番です。 2024-05-31から、ザッと説明しましたが、そろそろ2ヶ月です。 根気強く、しっかり自分の身体を感じながら繰り返し練習すれば、脱力は出来ていると思います。 ここで苦言!同じレッスンをしている 初心者が、伸びる・伸びないの差は、何処にあると思いますか? ・何度繰り返しても、覚えられない ↓ ...
テノールといえば高音と言われがちですが、hiCに注目するあまり、他を見失ってはもったいないですね。Che gelida maninaはhiCが出てくる有名な曲ですが、La speranza以外も聴きどころ満載です。バリトンやバスでも一瞬ならできる人もいますが、そこだけに注目するのは本当にもったいないです。低音域から中音域の運び方に関して学べる部分が多いです。
毎日・毎日、暑いですね。 この暑い中、電車に乗って・・バスに乗り換えて・・歩いて・・ 原則、1回毎の予約レッスンですから、自主的に夏休みを取られても、構わないのですが、春夏秋冬変わらず、我が家にレッスンに来て下さる皆さんに、頭が下がります。 この猛暑の中、「ヴォイストレーニングの個人レッスンは受けられますか?」と、お問い合わせを頂きました。 ヴォイストレーニングは、逗子市でグループレッスンを行っ...
腹式呼吸とか、発声法とか、そんなことより、早く歌いたいですよね?歌いたいから声楽を学んでいるのですから、当然です!長年、いろんな方の歌を聴いてきました。そこそこ歌ってる方が、悩みを持って、レッスンにいらっしゃいます。一般的に、オペラアリアを歌っている程度の方のお悩みが問題です!!オペラアリアを歌うって事は、ほどほどの声楽レッスンは受けてきていると思うのですが、ここで、歌えなくなる辛さは分かります。ど...
私のレッスンでは、初級クラスの方に使用する楽譜は、マチルデ・マルケージとコンコーネ50番から始めます。コンコーネ50番の代わりに、トスティ50番や、ボルドーニ24を使用しますが、全ての教材は1回で終了する方は少なく、1~50~1と、逆順で繰り返します。中には、数回のレッスンでしっかりとした身体からの声が出る方は、主だった曲のみ済ませ、次の段階に進めます。Concone50途中で」Bordogni24に切り替えたりし...
前回、身体を丸めた感じで、胸が動かなかった方は、次のステップに入ります。胸が動かないって感覚が???って方は、鏡(姿見)に、横向きで立って下さい。「Oオ」で息を送った時に、胸とお腹の動きを確かめて下さい。胸が上がっていたら✖動きが見えなくても、胸の張りが感じられたら✖胸に、力が入っていない事が分かったら、次に進みましょう。お腹=お臍の10cm~15cmに、両手を当てます。←強く当てないで!そっとです。姿勢は前回...
楽譜は見なくても、歌えますね!?先ず、身体は楽にしましょう。絶対に力まないように!足は、ほぼ肩幅に開きます。肩幅に開くのが、自然だと言われていますが、個人差有りますから、自分が、一番楽な幅で立って下さい。脚の上に、お尻が有りますね?お尻・腰・お腹が両足の上に、しっかり乗っている事を感じて下さい。次に、肩を揺らします。自然に首も揺れます。そして、両腕は、肩から落ちて揺れている。今、大切な事は、「両足...
巷の発声では笑顔で口角を上げるように指示されることが多いです。実は、顔の表情に頼って歌うのはあまりよくありません。首の後ろ側や喉仏を下げる筋肉に使われる力が、顔のほうに分散してしまいます。そうすると、声帯にかかる力が強くなってしまい、声帯を痛めやすくなります。特に高音域では、表情に出さないで歌うことが重要になってきます。喉の力をフル活用しなければなりませんから。すこしでも顔のほうに力が行くと、声がひっくり返ってしまいます。高音域が出にくいの
低音域では息を少し太くしますが、もちろんうなじの緊張は忘れないように意識しましょう。巷でよく言われる、体全体を楽にして「バスっぽく」口の奥を広げて発声しても、たいして低音域は出ません。楽譜の下に1個線がついた音符のところがせいぜい出る程度です。私が音源で出した最低音は、赤い丸で囲ったところ(国際表記でB1の音符)です。青いところは朝起きてたまに出る音域です。歌にはもちろん使えません。緑色のところは風邪を引いて喉が極端に重たくなったときに出ま
モーツァルトのオペラ『魔笛』で有名な「夜の女王のアリア」。ソプラノの高音域をとにかく試す曲ですね。ここの高音域。だいたいこういう歌い方ですね。これとか:これです:私には「高音域が出たからって何?」という印象です。ここの低い部分がぼやけてしまい、オーケストラにかき消されています。この部分をしっかりした声で歌えるかどうかが、「夜の女王のアリア」の出来栄えに関わってきます。最近の声楽では、声を楽
ようやく声帯が落ち着いてきました。ガサガサする感じがなくなりました。1900年前後のオペラ歌手が、高音域を楽譜よりも無闇に上げないのは、声帯を大切にするためでもあったと思います。あとはメンタル的にも安定していなければならないというのもあったのでしょう。今は高音域偏重の時代で、充実した低音域・中音域を出すよりも、酷い発声で高音域を出せたほうが上手という扱いを受けます。まあ、私は世間のトレンドと逆行しているのですけど笑。
本日は三重県文化会館大ホールで行われた「ヴォーカルアンサンブル《EST》第27回コンサート」に行ってきました。私は愛知県民ですが、津市まで行くのは遠いですね。近鉄の急行電車でも1時間以上かかります。たまには合唱を聴きに行くのもよいですね。今回は「独唱と合唱の違い」です。これは声のエネルギーの違いといっても過言ではありません。うなじの力と喉仏を下げる力、その他もろもろフル活用するのが独唱です。斉唱や
腹式呼吸を信じている人は「肩が上がる=肩に力が入っている」と思う人が多いでしょう。今回は「肩が上がっていけないという誤解」です。なんでもかんでも肩が下がっている状態が正解と言うわけではありません。肩が上がらないようにするために、余計に肩に力が入るというのはよくあることです。発声していて、自然に上がったり下がったりするぐらいで問題ありません。肩の位置にあまりとらわれすぎると、発声を見失うと断言できま
発声本の言葉をそのまま鵜呑みにするのはいけませんね。言葉はあくまでも言葉です。実際に体感しなければ意味がありません。どんな飾り立てた言葉も経験には一切勝らないというわけです。体感したところから言葉にするのはよいですが、体感なしに言葉でっかちになるのは悪いです。やらなくてもわかるという人たちが多いですが、ただの傲慢です。とりあえず体感してみなければわからないことばかりです。発声はとにかく体感することが重視されます。本では言
喉仏を下げたままで歌える人向けです。結構難しい内容です。歌うときに、完全に顔の要素をなくすとダメですね。基本は喉仏を下げる力とうなじの力です。そこだけは絶対に緩めてはなりません。最後の仕上げに少し顔のほう、主に鼻あたりに行くのが、いいかと思われます。最初のうちは顔は意識しないほうがいいかもしれません。無表情で歌うことに集中したほうが上達は速くなるかと思います。発声が上達してくるには段階を踏まないと
黄金期の歌い方は力強いし、柔らかさもあります。歌う側はもちろんのこと、聴いている側も体力が必要です。それぐらいエネルギーの高い声です。最初のうちは、できなくて当然です。変な声になって当然です。広がる力と狭まる力の両方が必要になります。だから、巷の似非オペラ発声のように無理やり口の奥を広げて歌う傾向のある人は、詰まった声で歌うのがよいです。逆に声帯だけ過緊張になりやすい人はわざと広げて歌ったほうがよいでしょう。あとは、鼻声の要
なかなかファルセットが伸びなくて困っていませんか?私にもそういう時期はありました。合唱団で高音域をファルセット主体で歌っていたら、どんどん声が出なくなってしまいました。練習のたびに声が枯れるという始末。「腹式呼吸ができていないのかなあ?」と本気で思っていた時期です。2013年4月に永田孝志さんのブログを知って実声を鍛えるようにしたら、ファルセットもどんどん伸びていきました。まずは実声を鍛えましょうまずはしっかりとした声で出せるようにした
私のブログは権威主義ではありませんので、権威がある人ほど間違うという前提で書いてあります。私は権威を妄信しません。一回強い側について痛い目に遭った(強い人からいじめられた)人間ですから、権威なるものはデタラメだぐらい言ってしまいます。私のブログは他の権威あるところのウェブサイトとは性格が本当に違います。音大関係者に見せても「はあ?」としか言われないでしょう。正直なところ「分かってくれる人だけ分かってくれればいい」というスタンスなので、万人受けするネタは
尾崎紀世彦さんとか、美空ひばりさんとか、渡辺真知子さんとか、岩崎宏美さんとか、八神純子さんとか、1980年までの歌手は声の密度が高い歌手がそれなりにいました。(布施明さんや田中雅之さんは声帯の力だけに頼るので、もう一歩のところです)ぜひとも動画で声を聴いてみてください。こういった歌手たちは観客を魅了しますが、それと同時に関係者たちとの衝突も多かったです。尾崎紀世彦さんの若手時代では、自分の意見を曲げられず先輩とも対立することが多々あったという話もあります。