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個人レッスンでも自然と揃う、生徒さんたちの本番に向き合う気持ち
この前本番を控えている大人の生徒さんには、本番を大成功させるためのワークシートを書いてもらいました! みなさんが書いてくださった内容をみて、すごく良かったなということがありました。 それはどの生徒さんも、ゴールを自分がコントロールできることにしていたことです。 例えば自分の声を気持ちよく飛ばす、とか最後まで歌い切る、みたいに自分の努力だけできることを書いてくださいました。 誰も、人に感動してもらう、とか審査員に評価をしてもらう、みたいに他人からの評価、つまり自分ではコントロールできないことをゴールとして書いていなかったです。 加えて、みなさん前向きな言葉を書いてくださいました! 例えばですが、…
私は何年も前からこういう気持ちに困ってるらしい、実はいまでも起こります。 しかも歌だけじゃなくていろんなことに起こります。そのときにガチっているものに対して起こるみたいです。 過去の記事にも書いてた。この時点で3年も自覚症状ありだったから、現時点で少なくとも10年近いってことですね。 過去記事 chikakobilitis.hatenablog.com 当時は舞台に乗りたくないとか練習したくないと思うということは、つまり私は歌いたくないということなのかとか、音楽なんて嫌いになっちゃったのかなと思っていました。 また、本番に向けて最後の追い込みがきかない怠けを発症しちゃったかなとか考えたりしまし…
「ここまでやってるとは思わなかった」――本番前のレッスンで見える世界
発表会やコンクールなど、本番を控えている生徒さんとは、曲をかなり細かくつめて磨くことができます。 本番を「やる」と決めた生徒さんは、その瞬間からものすごい勢いで伸び始めるんです。私はそれに応えているだけです。 本番では、大きなホールで、たくさんのお客さんを目の前に、ピアニストさんも背負って、舞台でたった一人で歌うのですから、大変なエネルギーが必要です。 ちょっと音を撫でて、きれいに歌いました、くらいでは足りないのです。 レッスンで、無駄に大きな声を出させているわけではありません。小さく繊細に歌うときでも、というか、音がしていないときでも、熱さが必要なんです。 集中?エネルギー?そういう系のもの…
「聖アンの前奏曲を聴きながら再び横浜中心部へ」聖アンの前奏曲 変ホ長調を聴きながら最寄り駅に向かっている。晴れていて暖かいが丹沢山地も富士山も雲の彼方。「日曜…
このブログのタイトルのChansons de Bilitisは、同名のDebussyの歌曲からとりました。 この曲を知ったのはいつだろう、多分大学1年くらいだったと思います。 当時メゾソプラノの歌曲のレパートリーを増やしたくて、楽譜とCDを片っ端から漁っていました。 レッスンでは好きな曲を何でも持ってきて良いといわれていたのと、1回のレッスンで何曲も見せなければならなかった上に、すぐに次の曲は?ときかれてしまうので、ちょっと必死でした笑 そんななかで聴いたのが、たしかGesty SylviaのうたうChansons de Bilitisだったように記憶しています。 何だこの曲は!!!!と1曲目…
はい、これは私のことです!!笑 もうここ最近は大丈夫なのですが、特に大学院生の頃はまあまあ熱を出していました。 当時年に数回行われる学校のコンサートは、ソリストで出るときは、記憶では全部で熱が出た!となっています。もしかしたらオペラはならなかったかも。 だいたい本番1〜2週間前になると熱が出ます。しかも結構悪化します。気管支炎までいったりしてた記憶です。 なんか耳鼻科で処方された強めの薬をのんだり、注射をうって本番に間に合わせてました笑 練習量とか休養とか、手洗いうがいマスクとか、気をつけてもなるんです。 数回繰り返したところで、薄々ストレスだな⋯と思うようになりました。 だから気楽に過ごした…
9月にミューザ川崎シンフォニーホールで歌うElias!全部通して歌うのは初めてです。 新しい曲の練習をするとき、私は緊張するかも。 今だと、新しい曲を練習する=何かしらのコンサートがあってその期日に向かって練習するという意味になるからかもです。 どこまで仕上げないといけないか、どのくらいの練習量が必要かとかを自然に考えて、いろいろと不安になる。 悪いことではないとは思うけど私の場合はその不安な気持ちが強く出るから、コントロールする必要があると思います。 新しい曲に出会ってワクワクする人もいると思うけど私はそうは思えないタイプです。 こんなふうに思うってことは歌いたくないのかなと以前は思ってたん…
マタイ受難曲の本番を聴きに来てくれた生徒さんから、「先生は本番で緊張しないんですか?」と質問を受けました。 きっかけは私が、「客席は満席にしたい!といつも思う」と話したことだったようです。 私は本番では緊張しますよ! 以前本番前の緊張について記事を書きましたが、バリバリ体に症状も出ます!笑 chikakobilitis.hatenablog.com いい演奏をするためには、緊張が必要です。 実際この前のマタイ受難曲でも、ソロの前に「そろそろ緊張してくれないかな〜」と思いました。 実際にソロの前に心拍が上がったときにはほっとしたし、心のなかでガッツポーツもしました笑 もちろん、人前で歌うことに不…
「團菊爺と化す」歌舞伎の世界では過去の役者こそ最高として、今を認めない年寄りを團菊爺(だんぎくじじい)と茶化すのだが。やっぱりカール・ベーム指揮、ウィーンフィ…
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 日本公演 2025年11月
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (Berlin Philharmonic Orchestra)、 2025年11月19日(水)~22日(土)、 東京、横浜、川崎にて日本公演を開催します! 龍角散presents ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演 指揮キリル・ペトレンコ 2025年11月19日(水)サントリーホール(東京) 2025年11月20日(木)横浜みなとみらいホール(横浜) 2025年11月22日(土)ミ…
私は毎月クラシック音楽のコンサートに足を運びますが、曲の予習はあえて控えめにしています。 「せっかく生の演奏を楽しむなら、事前にしっかり予習をするべきでは?」と思われるかもしれませんが、予習にはメリットとデメリットがあると感じています。 メリットとデメリットは、以前オケミンのXでご紹介しました。 【初めて聴く曲を、予習してからコンサートへ行く】 メリット ・理解の深化、集中力の向上 ・解釈の違いを楽しめる デメリット ・過度な期待や先入観 ・聴き方の固定化 基本的な情報を予習しておくことで理解は深まる。 一方で、あまり聴き込まずに新鮮な感覚を維持することも良いアプローチ🤔
クラシックコンサート@Toronto Symphony Orchestra
ある被害に合い、出かけるのも億劫で、直前まで行くか迷ったのですが、気分転換にもなるだろうしと、せっかくなので行ってきました。ダウンタウンのRoy Thomson Hallまで!いつもは年に1回ダウンタウンに行くくらいなのですが、年末から1か月の間に4回目。 Emanuel Axの...
ようやく道東旅行記も買い終え次は2月13~15日の大阪・京都の記事に移りたいのですがそれは本日のオペラ鑑賞の後にします。今日は友達と神奈川県立音楽堂にオペラ鑑賞に行ってきました。待ち合わせは桜木町。あ~、これがエアキャビン! これが今の横浜の風景なんですね。オペラの前に腹ごしらえ。 お店の前に蒸気機関車。どこからお店に入るのかわからなかった(笑) ここが入り口かな、と写真を撮ったけど入口はここではなか...
ベルリン放送交響楽団(Berlin Radio Symphony Orchestra)、 2025年5月8日(木)名古屋、5月10日(土)所沢市、 5月11日(日)大阪、5月12日(月)東京にて、 来日公演を開催! 2025年5月8日(木)愛知県芸術劇場 2025年5月10日(土)所沢市民文化センター 2025年5月11日(日)ザ・シンフォニーホール 2025年5月12日(月)サントリーホール では、会場、日程、 チケット情報を確認しておきましょ…
ベルリン交響楽団(Berliner Symphoniker)、 2025年6月29日(日)に横浜市、 同6月30日(月)に東京で日本公演を開催! 2025年6月29日(日)横浜みなとみらいホール 2025年6月30日(月)サントリーホール では、会場、日程、 チケット情報を確認しておきましょう。 【会場】横浜みなとみらいホール 大ホール 【日程】2025年6月2…
チューリッヒのトーンハレ(音楽ホール)へ、新春クラシックコンサートへ出かけてきました。今年のお正月は大きな旅行や遠出の予定はなかった今年のお正月ですが、芸術に触れたり、身近な美しい自然と景色を楽しんだりしながら、とても穏やかな数日でした。 この投
僕はライブドアブログで、このブログを書いているのですが、無料ブログの悲しさで広告が多い、と。以前はもう一つ、エックスサーバーで、書いていたブログもあるのですが、そうした有料ブログであれば、勝手に広告を貼りつけられることもない、と。ただし毎月1100円のサーバ
来年4月からの定期会員券を購入するにあたって、まずは、在京オーケストラの年間プログラムの開始月と定期会員の発売時期を以下のとおりまとめてみた。 …
ブルックナー交響曲第5番は、80分近い大作。これを最後まで聴いて、その後の用事を済ませるために、あえて東松山へ。15日日曜日のことです。東松山図書館に車を停めて、駅へ。森林公園行きの電車が来ていましたが、僕が乗るのは池袋方面行。12時前に昼食を食べたのですが、ビ
美しいサンシュルピス教会でモーツアルトのレクイエムを聴く、と人種差別?!
パリ旅行に向けて、クラシックコンサートを二つほど予約していました。その一つが、昨夜サンシュルピス教会で行われたモーツアルトのレクイエムでした。私は教会で行...
今年も、シュトレンは、福岡市西区にあるゾンネンブルーメから、送ってもらいました。少しお高いですが、間違いのない味。この季節になると、シュトレンが食べたくなるし、クラシック音楽が聴きたくなります。今月はすでに、3つのクラシック音楽のコンサートを予約済み。あ、
調和の幻想 協奏曲第11番 ニ短調 2つのヴァイオリンとチェロのための
「調和の幻想 協奏曲第11番 ニ短調 2つのヴァイオリンとチェロのための」この動画だと1分9秒から開始される第3楽章Allegroのフーガが途轍もなく好き。チ…
【マリア・ジョアン・ピレシュ】祝「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞!台湾でも大人気🎶世界的ピアニストのリサイタルツアー台北公演
ポルトガル出身の大ピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス)が、10月に台北、台中、高雄の3都市を巡る台湾リサイタルツアーを行いました。 御年80歳、巨匠ピアニストのピレシュさんですが、台湾のファンからは親しみと尊敬の念を込め「阿嬤」(アマー/おばあちゃん)というニックネームで呼ばれ、台湾で最も人気を集めるピアニストの1人です。 台北公演のレポートなどについて記事にしました。お楽しみください! 本日のピアニスト🎹マリア・ジョアン・ピレシュ(ピリス) ポルトガルのリスボン出身であるマリア・ジョアン・ピレシュさんは、NHK教育の『スーパーピアノレッスン』にも出演したことがある、日本でも大人気…
【異色デュオ】木村有沙(サックス)と宮本あゆみ(ハープ)に注目!
木村有沙と宮本あゆみによる、サックスとハープのデュオ・リサイタルのご案内です。サックスとハープ、このユニークなデュオが誕生したきっかけや、コンサートへの想いを語っていただきました。
10月4日、中学時代の友達3人で東京町歩きをしてきました。時々町歩きをする仲間。今回はランチのお店を決めてから町歩きコースを決めました。行くお店は赤坂インターシティAir内。 なので赤坂六本木界隈を散歩。まずは遠くに東京タワーを見ながらまたまた麻布台ヒルズ。麻布台ヒルズのハロウィンディスプレイ。麻布台ヒルズからぶらぶら歩いて赤坂インターシティー方面へ。前回の記事でも書いた 「ARK Hills Music Week 2024」 ...
能登半島復興応援 お願いしますオーケストラ・アンサンブル金沢能登半島地震 復興応援 コンサート≪ 祈り、安らぎ、勇気 ≫ 2024年10月12日 (土) 15時開演高島市民会館ホールチケット 一般 3,000円 (収益の一部は 復興支援活動にあてられます)当日チケット購入も可能です全席自由文化の秋 芸術の秋ですお近くの方 いかがでしょうお昼寝から 起きて ”ちょっと 聴きに行ってこか ” って...
芸術の秋、新橋グルメとサントリーホールで響くクラシックの調べ
芸術の秋が訪れ、心が豊かになる季節です。今回の秋のコンサートは、サントリーホールで楽しむ日本フィルハーモニー交響楽団の演奏。指揮は原田慶太楼さん、そしてソリストはヴァイオリンの辻彩奈さん。モーツァルトやショスタコーヴィチといった名曲がプログ
小牧市で、「0さいからの家族で楽しむクラシックコンサート」、楽しんできました
小牧市、味岡市民センターで、中部フィルハーモニー交響楽団主催の 「0さいからの家族で楽しむクラシックコンサート」に、娘、5歳、2歳の孫と一緒に行きました。 舞台の下の床に、楽器などが置かれ、親子連れの観客は、その前にシートやクッションを敷いて座って鑑賞する形です。 私も、レ...
2024年11月開催、クリスティアン・ブドゥ来日公演のスケジュール、曲目、チケット発売日が決定!最新情報をまとめました。
2025年3月開催、ブルース・リウ来日コンサートのスケジュール、曲目、チケット発売日が決定!最新情報をまとめました。
こんにちは!ブログにお越し頂きありがとうございますリップの練習は真っ赤の口紅ですると微妙な違いを把握しやすくて訓練になるとのことで…さっそく、普段は使わない真…
前回、1日のプログラムをレストランのコースメニューにたとえたが、今回は給食の献立のような1年のプログラムについて放談したい。学校で給食の献立表が配られるたび…
レストランでおいしい料理をいただくのは、コンサートで素晴らしい演奏を聴くのに匹敵する楽しみだ。そしてその前に、メニューに、あるいは、プログラムに目を通すのも…
みなさん、こんにちは。 先日、家族で子供向けのコンサートに行ってきました。絵本を題材にしたオーケストラで、60分間休憩なし。最後まで子どもが退屈せずに聴けるかな~と思っていましたが、クラシックにもかかわらず、我が子はノリノリ(笑)。バイオリ
コンサートチケットの選び方の最終回は、年間予算について。予算は、時間と金額の両面で設定される。 まず、時間面からは、週1回とし、年50回。移動に2時間半(往…
前回、曲目や日程、指揮者やオケなどの観点からコンサートチケットの選び方を話したので、今回は席について。 1階の中央や2階の前列といったS席の中でもベストとさ…
辻井伸行✕三浦文彰 ARKフィルハーモニック 究極のベートーヴェン
辻井伸行✕三浦文彰ARKフィルハーモニック究極のベートーヴェン函館市民会館大ホール10日行って来ました。 クラシックコンサートは行く機会がないので、ドキドキしました素敵な装いでいらしてる方が多い洋ちゃんのお兄様(市長さん)もお見かけしました。辻井さんのピアノ凄かったです三浦さんのヴァイオリンもオケも良かった~ただですね、函館市民会館暑かったです冷房の効きが悪い?それとも、私が関東のキンキンの冷房...
酷暑にあってはエアコンのきいた部屋で、音楽を聴いたり本を読んだりして過ごすのがよいが、閉じこもってばかりでは気も滅入る。今月、最初で最後のコンサートを待ちかね…
「定期公演では一般料金の50%以上の割引で1000円からお楽しみいただけます2024年7月からは、ユースチケットがさらに使いやすく!対象年齢が25歳以下から『…
昨夜は、もう一ヶ所、徒歩圏内であるリンカーンセンターへコンサートを観に行ってきました!少しずつ足慣らしをしていますが、家から片道徒歩15分。夏のリンカーン...
N響の演奏レベルは本邦随一と言っても、否定する向きは少ないだろう。かくして、定期会員数も国内最大を誇るのだが、個人の寄付には消極的で一口50万円から。心ばか…
サラリーマンの大多数は、仕事のスケジュールを確認してから、空いている日時のコンサートを探してよさそうなものを選ぶのだろう。いや、どうしても行きたいコンサート…
さて、読響連チャン、後半戦。 まずは、ウェーバーの「魔弾の射手」序曲。グランディ、名刺代わりの演目。曲自体にそれほど思い入れはないので、感想はスキップ。続い…
フルシャ指揮、都響が続いたので、今度は、ヴィンツォーとグランディを迎え、名曲を揃えてきた読響にした。 快活な序曲、メロメロの協奏曲&交響曲と万人受けするプロ…
2024年度第2四半期は、フルシャ指揮、都響の連チャンで開始。 一つ目。 スメタナ生誕200年とは知らなんだ。ブルックナーと同い年なのかと思いながら、「我…
会社勤めをしていた折は、仕事々々、平日も週末も通常も突発も何でもありで、自分の時間がままならなかった。まずもって平日夜の時間を確保できない。週末ですら難しい…
【マルティン・ガルシア・ガルシア】情熱の国からのピアニスト 超 “熱情” な台湾デビューリサイタル!
日本では「情熱の国」という異名を持つスペイン。そんなスペイン出身であり第18回ショパンピアノコンクールでは3位に入賞したピアニスト、マルティン・ガルシア・ガルシアさんが、台湾で初となるピアノリサイタルを行いました。 本題に入る前に、記事タイトルにある「“熱情”」についてちょっと説明したいと思います。これは「情熱(じょうねつ)」の書き間違いではなく、中国語の「熱情(ルーチン)」です。同じ「熱情(ねつじょう)」という言葉は日本語にもあり、音楽ファンにはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」でもお馴染みの言葉です。 中国語の「熱情(ルーチン)」は、日本語と同じ「熱く激しい感情」を表す意味のほ…
7月5日の夜、かすがい市民文化財団の主催の、夜のコンサートに行きました。 図書館のある文化フォーラム春日井の、広いロビーでのコンサートで、開放感があるので好きな場所設定です。 スクリーンが横にあって、演奏中の正面や鍵盤上での動きを映してもらえて、より鑑賞内容が深まります。...