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社会の豊かさを判断する方法として、著者は最終回にて、2009年にフランスの「経済パフォーマンスと社会進歩の測定に関する委員会」が提唱した「計器盤アプローチ」…
前回に続き、副題も変更し、結論から話を始めよう。 「功績主義は、…個人は自身の功績に基づく報酬を受け取るべきだとしますが、これは単なる成果報酬の主張ではあり…
著者が示した今回の副題は、「社会の公平性を決める基準」であった。しかし、結論は、以下のとおり。 「ある社会の格差が公平であるか否か、さらに言えば、機会の平…
【補足】豊かさを測る指標(その6)~厭わしい結論と嗜虐的な結論
ネットで検索していたら、科研費の研究成果報告書の中に、「厭わしい結論」と「嗜虐的な結論」の説明を見つけたので、その部分だけを引用させてもらう。 「厭わしい結…
前回、著者が自身によって解明したと成果を強調した「集計ルール」、またそこで外された「奇妙な条件」が、今回、説明されるはずである。 まず、現在と未来の人々…
「前回に続き、社会の豊かさを評価する上で乗り越えるべき課題」として、「生活水準の分布を評価するための『集計ルール』に関する問題について考えます。」 筆者が教…
ようやく連載も半ばにさしかかってきた。ここまで読まれて、おそらく疲労感を覚えていらっしゃるのではなかろうか。筆者としては、乗り掛かった舟だ。向こう岸に着くま…
英国の経済学者アンソニー・アトキンソンは、「社会の豊かさを評価する使命を担った経済学の規範部門『厚生経済学』の奇妙な消滅」を憂えた。しかし、決して憂えただけ…
前回、かなり辛口の論を展開したが、今回もまたそうならざるを得ないことを最初にお断りする。 総額であれ、一人当たりであれ、GDPが「健康、教育、労働環境、自然…
以前、日本経済新聞の「やさしい経済学」で取り上げられた「金融リテラシーと家計資産」の記事を傍らに置き、題と論点を参照して持論の展開を試みた。今回は、今年1月…