メインカテゴリーを選択しなおす
江戸時代前期の農業とは?-椿の海干拓の時代、百姓の力について調べた
千葉県の北東部(匝瑳市から旭市のあたり)は米の一大耕作地です。江戸時代初め千葉県の下総は、大きな湖におおわれていました。“椿の海”です。椿の海は諏訪湖の4倍ありました。この椿の海を干拓して水田にしたのが、発展の土台にあると言われています。この椿の海を題材にした小説があります。「椿の海」矢的竜著です。この小説を読んでこの時代の農業について興味が湧きました。そこで農業を中心にして、江戸前期の時代背景を調べてみました。
水は丸にも四角にもなる-「椿の海」矢的竜著-江戸時代千葉県匝瑳郡海上郡で干拓を行った人々の物語
この小説は江戸時代に椿の海を干拓しようと夢見てあつまった人々がどういう道を歩んだのか。その物語です。江戸時代の農民の生活や時代背景などが丁寧に描かれている物語でした。様々な人災・災害に苛まれながらも、あきらめることなく前に進んでいった人々の歩みでもあります。自分なりの感想を書いてみました。「椿の海」矢的竜著-株式会社双葉社刊-本の感想になります。
昔千葉県北東部に海があった?-「椿の海」干拓事業-江戸から平成-干潟八万石物語
千葉県北東部・東総地域は米の一大耕作地です。しかし最初から豊かな土地ではありませんでした。江戸時代前期以前はこの地域には「椿の海」がありました。江戸の町人と農民たちが湖を干拓することで実現できたのです。様々な困難を克服して干拓したあとも水害や干ばつにみまわれました。そこで明治時代に大利根用水を利用する計画が持ち上がり治水できたことで現在の農産業の発展があるのです。千葉県東総地域「干潟八万石物語」はその干拓から治水が完成するまでの350年の物語です。