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せわしない日々を過ごし、疲れの溜まる毎日を過ごしていると、つい異世界にでも行きたくなってしまうというのが人間のサガでございます。
私はいつも寝るときにグルグルと考え事をするのですが、この日はさっき眺めたカメラロールのことを考えていました。正方形の写真たちがスマホの画面いっぱいに並び、それらがスクロールでシューッと流れていく様子は、まるで命が尽きる前に見る走馬灯のようです。
そういえば私は、生まれてこのかた「幽霊」を見たことがありません。つい先ほどこの事実に気がついて、少しの驚きとともに、またつまらない人生を歩んでしまっているなァ……という寂しさに襲われています。嗚呼、空しい。
先日、学校に行く途中に駅前を歩いていると、「夏の香り」がしました。午前の優しい風にのせられて、街の向こうの方から夏の香りがやってきたんです。