メインカテゴリーを選択しなおす
前回の『未来国家ブータン』に引き続き、高野秀行さんの作品です。今回は『世にも奇妙なマラソン大会』(2011年/本の雑誌社 ※下掲の表紙は2014年に文庫化され集英社版です)をチョイスしました。 間違う力? 私には「間違う力」があると言われる。本当にそれは「力」なのか、それとも馬鹿にされているだけなのかはよくわからない。 こんな文章で始まる本著は、サハラ砂漠を舞台にした表題作、高野さんの貞操に危機が迫る『ブルガリアの岩と薔薇』、インド再入国をめざして悪戦苦闘した『名前変更物語』、そしてアジア・アフリカで体験した7つの奇譚から成る短編エッセイ集です。 本著の前年には『間違う力 オンリーワンの10か…
ここ最近、世界で新しい戦争や紛争が起きています。たとえば、 ・9/27 ナゴルノ・カラバフ戦争←11/10停戦・11/5 エチオピア ティグレ州紛争・11/13 モロッコ・西サハラ紛争・11/13 インド・パキスタン カシミール紛争 どれも以前から火種はくすぶり続けていたようですが、今なぜこのタイミングで立て続けに勃発するのでしょうか?もしかしてこれは、 コロナとアメリカ大統領選のせい? もあるの
陸路でアフリカ最南端の喜望峰を目指すぴーぱーにとって、アフリカ各国の治安状況を把握して、安全なルートを考えることは重要です。 アフリカ各国の治安状況は、以前にも書きましたが、外務省の海外安全ホームページやイギリスのForeign trave
紹介する記事はル・モンド・ディプロマティーク エスペラント版の2022年1月号の記事「モロッコとアルジェリアの影響力の検証」 です。筆者はラクダ―ル・ベンシバ(Lakhdar BENCHIBA)氏とオマール=ロツフィ・ラル(Omar-Lofti LAHLOU)氏の二人です。アフリカのこの二ヶ国の対立を通して日本のエネルギー安全保障についていろいろ考えてしまいました…。