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前記事[1]で、荒れた路面の転がり抵抗について検討した。その後「荒れた路面」と言っても一様で無いことに気づいた。具体的には、前記事[1]では、段差により人体(ライダー)は上下振動しないと仮定したが、実際にはライダーの胴体は振動しなくてもハンドルを握っている手や腕は振動しているケースもある。また、例えば、段差間隔がホィールベース(~1m)以上の場合には、人体も段差に追随して上下振動していると思われる。 そこで本記事では、段差により振動する部分に対応した「段差レベル区分」という概念を導入することにした。そして、この「段差レベル区分」に対応した転がり抵抗について、モデル計算の手法で検討したので、報告…