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【あらすじ&ひとりごと】 子どもの頃にあまり読書をしなかったせいか、私は児童書を読むことが好きです。書店では必ず児童書コーナーに行きます。 優しい世界観が心の清涼剤になるのかもしれません。 浜口倫太郎さんの『くじら島のナミ』は、文字や頁の体裁がまるで教科書を手にとっているようでした。 その中には夢があり希望があり、生きる力があふれていて、現実的にはあり得ないけど、今の子どもたちに必要なことがたくさん詰まっていました。 物語は、嵐によって客船が沈没するシーンから始まる。 救命ボートに主人公ナミ(赤ちゃん)と両親が乗り込むが、荒波と冷たい海水で両親は助からないことを悟り、自身の命を諦め、ナミだけは…