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少し前に通信教育で、プログラミングを勉強していました。 ユーキャンのプログラミング講座で、期間は一応3ヶ月となっていましたが、私は4ヶ月くらいかかって、なんとか終了しました。申し込み先はユーキャンだったのですが、実際には、コードキャンプというところで勉強する形で、受講は全てオンラインでした。自分でネット上の教科書を読み、課題をやって、分からないところは、講師の先生にオンラインで直接聞くことができる仕組みです。 普通はSEさんなどを目指して、こういう講座を受ける方が多いと思うのですが、私の場合は、単に知的好奇心を満たしたい、という変わった動機でした。 なぜかと言うと、以前、職場でホームページの担…
ベッドに寝転びながらハイサイドライトから溢れる陽光をぼんやり眺めていた。溢れた陽光は反対側の壁に四角形の陽だまりを作っていて、まるで何も記録されていないテープを純白のスクリーンに映写機で再生しているように見えた。室内を満たす優しい光のなか、その光の塊を眺めながら、僕はこの先のことを考えていた。不安定な未来のこと。不確かな将来のこと。目標はなくただこうやって惰性で生きる日々。そんな日々の積み重ねの先...
~ 追憶 バーテンダー ~ 四輪駆動の軽自動車が・・・ やっと見つかった・・・・・ マイナスドライバーでドアキーを壊し 同じく マイナスドライバーをエンジンキーホールにあてて・・・ ハンマーでトントントン・・・ 手慣れた手つきだった・・・ 女はエンジンを始動させ・・・ 学校へ向かう・・・・・ 私は後部座席に寝転がった・・・ 「こういうやりかたは古い車にしか使えないけど 今度教えてあげる」 女が言うので 私は・・・ 「ああ・・・」 と 答えた・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 真っ暗な校舎の中で 懐中電灯の明かりが揺らぐ・・・・・ 明かりが遠くへ行ったのを確認して・・・ 理科室の鍵を開ける女…
~ BARで 鯖戸 ~ 自然栽培のピーマンだからか……… 11月だというのにまだまだ元気だ……………… もう最後もう最後………… そんな発言を繰り返しながら…………………… それでもまだ収穫の続く……………… 無花果は…………………… 見かけだけで無くお味も良い……………… ミニトマトもまだ採れる……………………………… 本日の収穫はこんな感じ………………………… 収穫野菜でお料理タイム……………………… その前に無花果を割って見る…………………… ※因みにこの無花果は前日に収穫したもの♡ 無花果は収穫したてより 野菜室で翌日まで冷やしたもののほーが美味しい♬♡ ヴィジュアル申し分なく……………
基本的に、絵画でも何でも、明るい色彩の物が好きなのですが、一時期ヴァニタス画に興味を持って調べていたことがあります。確か学生時代、レポートも描きました。 ヴァニタスとは、虚しさという意味で、この世は儚く虚しいものである、という教訓を表した絵画です。虚しさを表しているので、どちらかというと暗めの色合いの絵が多いです。だいたい今のオランダとかその周辺で16〜17世紀に流行っていたそうです。 なぜヴァニタス画に興味を持ったのかというと、意味を知らないと普通の絵画に見えるものなのに、描かれたものの意味が分かると深いメッセージがある、という点が、とても面白いと思ったからです。 わかりやすいところだと、骸…
~ 追憶 バーテンダー ~ 私は女を理科室の小部屋に置いて・・・ 先に女のアパートへ帰って居た・・・・・・・ 暫く母親のところへ帰るつもりはなかったが・・・ 母親が私を心配することなど無いと解って居たので・・・ 連絡をするつもりは無かった・・・・・ こういうとき毒親は楽で良いなと思った・・・ 後からアパートに帰って来た女は・・・ 私がここに居ることに対して・・・・・ それが当たり前で在るかの様に振る舞った・・・・・・・ この女も本当に楽だな・・・・・ と・・・ そう思った・・・・・・・・・・ 気付くと女がすぐ傍に居た・・・ 女の目と私の目がが接近しすぎて・・・ ピントを合わせることが出来なかっ…
~ 解体質で 法人営業部の女達 ~ 「棕櫚さん……………… あの中途採用の女………… また… あざとさ炸裂させてますけど………………………… もう殺っちゃいませんか?………………………………」 「…………………………」 「え?……………………… 棕櫚さん?………………… どうか…しました?」 「そのあざとい女見てたら………………………… あの子達のこと…………………… 思い出しちゃって………………………………… あの子も……………………… あの子も……………………………… あの子も…………………………………… …………………………………………………… 何か最近…………………………… 全然姿見せ…
学芸員だったころ、全然詳しくない分野の企画展の担当になったことがありました。 企画展のタイプは、色々あって、自分で研究して企画展を作る場合もあれば、ひとつのパッケージになったものを買って、企画展を開催することもあります。ひとつの博物館だけでは、どうしてもできる企画展の内容に限界があるので、企画展を企画する会社があり、作品なども会社が集めて「○○展セット」みたいにして販売(?)していたりするのです(あんまり詳しくないですが、この企画展の販売も色んな形があるようです)。このあたりは、館の規模とか方針とかによって、様々です。 そんなわけで、美術・工芸が専門にも関わらず、自然史系の企画展を担当しなくて…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女の死体が私の目を見る…… その目を見ながら私は…… 母親のことを思い出して居た……………………… 私の母親が…… まだ母親という役割をギリギリ保って居られた頃のことだ…………… ある日の学校帰り…… 私は知らない女に声をかけられた……………………… その女は… 自分は私の母親の不倫相手の配偶者なのだと言った…………………………… まだ幼かった私には…… 言葉として何ひとつ理解することは出来なかったが……………… それでも その女が私を見る目と……… その女が右手に持った…… 刃渡りの長い包丁の切っ先が………………… 私の胸に触れて居るということから… この女は怒っ…
美術館とか博物館とか色んなところをふらふらしてきたのですが、いわゆる文学館的なところにもいたことがあります。 文学関係ということで、その館には、色んな古書店から古書目録が送られてきていました。古書目録とは、自分の書店で扱っている商品を一覧にして本にしたものです。目玉商品(?)は、画像なども載っていて、見るだけでも結構楽しかったです。 貴重な初版本、作家の原稿、サイン入りの本などもあれば、それなりに出回っている本なども載っていたりします。値段も数十万〜数千円くらいと、金額の幅も結構ありました。 今の時代、ネットでも目録が掲載されているところもありますが、紙の本の方が回覧するときなど、便利なときも…
今週のお題「絵本」 という一文を今週のお題を書くときには入れないといけないそうなのでいれました(あんまり仕組みを理解していません…)。 毎週、はてなブログでお題があることは知っていたのですが、あんまり私が書けそうなお題ではなかったので、書いたことがなかったのですが、今回は興味を引かれたので書いてみることにしました。 好きな絵本はたくさんあるのですが、子供の頃から食いしん坊だったせいか、だいたい共通点として、食べ物が出てくる本が好きでした。ただ、もう手放した本も多く、あまりタイトルとか詳細を覚えていない本も多いです。手元になくて内容を覚えてないのですが「おだんごぱん」というタイトルの本は好きだっ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女のアパートを時間差で出て別々に登校することにした……… ・・・・・・・・・・・・・・・ 理科の授業中…… 女はいつも通り私のことを完全に無視して…… いつも通り男子生徒達の視線を その短いスカート付近に集め……… いつも通り女子生徒達の眉間に 皺を寄せさせたり………… 舌打ちをさせたり………… 兎に角全くいつも通りだった………………… 私もいつも通り… ずっと女のことを見て居るだけだった……………………… この日いつも通りでなかったことがひとつだけ在った…… クラスメイト達は男子も女子も私のことを避けて居たが 一人の女子生徒…… そう… スカートの短い理科教師を面…
装飾と同じく、デコラティブなフォントが好きです(ぶれない)。何フォント、ということはないのですが、ペンで書いたような、線に強弱があって端がくるんと巻いているようなものが好きです。大正時代ぐらいをイメージしたようなレトロフォントも好きです。 チラシやポスターを作るときに、職場のパソコンにたくさんのフォントが入っていると、もうウキウキしてしまって、どのフォントを使おうか、たくさん作って画面上に並べてしまいます。フォントを決めるだけで、数十分がかかることも珍しくないです。 ですが、凝ったフォントは、ポスターなどのタイトルなどに使うにはいいのですが、実際それで普通の文章(例えば、作品名とか住所とか)を…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねーねーバーテンダー・・・・・・・・ わたし……………… 今夜はお寿司気分なんだけど……………… もちろん握れるよねぇ?…………………」 ここBARやぞ……………………………… 「ええ…………… 勿論…握れますとも……………………」 仕方ない…… コイツで代用するか………………………… 「どうぞ………… お飯あがりください………………」 「美味しそう………………… このネタは何かな?…………………… 旨っっ!!♪♡♡♡ この鯛の筋肉質な感じ…………………… 天然物だね!!!♪♡♡♡」 天然以前に干し芋ですけど………………… てーか何の汁が跳ねたんだよ…………………………
~ 追憶 バーテンダー ~ ふたりとも泥だらけだったので…… とりあえず女のアパートへ行くことになった………………… シャワールームに押し込まれて 熱いシャワーをかけられた………………… 私の頭を洗う女の手つきは 随分と手慣れたものだった………………… きっとこの女は 犬を飼って居たことが在るに違いない と… そう思って居たら… 女がくちを開く………………… 「昔シェパード飼ってたんだ……… なんとなく……… キミと似てたよ……………………」 時々感じて居た違和感が… 気のせいなどではなく……… 確信に変わりつつ在った…………………………… 試しに心の中で…… 『僕の心が読めるの?』 と… そ…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねーねーバーテンダー・・・・・・・ 今夜は何を食べさせてくれるの?・・・・・・・・・・・」 「今夜はとりあえず………… こんなカクテルと……………… 胡桃からどーぞ」 「わ♡ 胡桃いっぱい在るじゃん♪♡」 「昨日は……… まーまー落果して居たからね……… 嬉しい?」 ※このBARに併設されて居る畑及び果樹園は 無農薬無肥料の自然栽培を実行シて居るので 外皮は土に還して循環させて居ります☆ 可食部意外は基本的に全て土壌に戻すことにより 肥料も農薬も必要としない 本来在るべき環境が整うのです♡ 「嬉しいにキマってんじゃん♡ 胡桃大好きだもん♪♡♡♡」 「ところで棕櫚さんは…
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デザイナーのアルバイトをしていたとき、困ったのが、上司に「ラフを描いてください」と言われることでした。 ラフとは、簡単なイメージ図で、だいたい紙に鉛筆とかで、ざっくりどこに何を入れるかを描いたものです。 例えば、クリスマスのイベントのチラシを作るとして、上にイベント名、真ん中にイベント内容、左右にイラスト、下に住所、みたいなものを簡単に描いて、先に見せて、デザインの相談をするわけです。 ところが、私はラフを全く描かない、というか、描けないのです。もともと、デザインを専門に学んだわけではなく、我流でやってきたせいもあると思います。 私のチラシなどのデザインの作り方は、パソコンの画面上に、必要そう…
~ 追憶 バーテンダー ~ 絵を描くためか…… 女の死体を抱くためか……… どちらがメインなのか…………… すっかり解らなくなっていは居たが 私は昼休みと放課後 毎日理科室へ通った…………………… ある日の放課後…… いつもと同じような時間が過ぎた後だった…………… 「ちょっと手伝ってほしいことが在るんだけど………」 と… 女が言う……………… 足りなかったのかなと思い…… 「いいよ」 と… そう答えて女の足首をつかんだ……… すると女は 「そっちじゃないの」 と そう言って着衣の乱れを整えだした…………………… …………………………………………… 学校の裏山を二人で登った……… 途中から茂み…
このことについて書こう、と決めてブログを書き始めて、途中でボツにすることがよくあります(実は今日もそうです)。むしろ、最初に決めたネタで公開することの方が少ないかもしれません。 一度、最後まで書き上げて、ボツにして、また別のことを書き上げてボツにして、結局、3回書き直したこともあります。 文章をボツにする理由は、その時々によって違うのですが、一番多いのは、単純に、書いている途中で、自分が飽きて、このネタは今日はいいかな、と感じた時です。あと、ちょっとで一応書き終える、という時もあるのですが、気が乗らなくなったところで、潔くやめて、全部削除して、新たに書き始めます(保存したりはしないです)。 あ…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… わたし…………… 無理だよ………………………………… お願い………… 許して………………………………………………」 「は? ここまで来て何言っちゃってんの? 今更止められるわけねーだろ…………」 「そんな~ ご無体なぁ~~~♡」 「めっちゃ笑ろてるやん………」 「だって絶対旨いじゃん? それ♪♡ なんで鯖なんて名前なのかなぁ……………………… 食べんの気が引けるじゃんねぇ……………………… 皆そー思ってるよねぇ………………… ねーちょっとぉ……………… わたしの話……………… 聞いてるの?……………………………」 「さっきからガタガタ五月蠅いよ………… 大体…
絵を勉強していると、だいたい自画像を描く機会があります。自分自身は、一番手軽なモデルなので、特に初心者の練習には、もってこいです。 自画像を描き始めたころ、鏡を見ながら自分を描いていると、ある瞬間「この人誰だろう?」みたいな、見知らぬ人を見るような、不思議な感覚になることがありました。 よく考えると、自分を何時間もずっと見続けるということは、自画像を描くことでもなければ、普通はしない経験だと思います。 しかも、自画像を描くとなると、目の形はどんな形だろうか、眉と目の位置関係は、どうだろうか、(色を塗るなら)肌はどんな色か、など、ありとあらゆる角度から自分を客観的に観察するのです。 知っているよ…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ その日の朝……… 私は組… 私は社長から呼び出しを受けた……………… 「えーっ 私がですかぁ?…………… あんなヤツほっといてよくないですか? 今日は私…… アニメとか観ながら ずっと家でごろごろして居るという予定が在るんで 超忙しいんですけど………」 昨日取引先に赴いたきり帰ってこないスタッフを…… 迎えに行って来て欲しいと言う組長…… 社長からのお願いを快諾した私は 横長のジュラルミンケースと地図を渡され… 事務… 会社を後にした………………………………… ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 私は鉄筋コンクリートの無機質な建物に入り…
私が美術館や博物館で展示を見るときは、だいたい順路通りに一通り見てから、出口の前でUターンして、もう一度気に入った作品を見に戻ります。そして、気に入った作品何点かをじっくり見て、満足したら、出口へと行きます(すごく混んでいて入場制限とかされているような展示では、もちろんやりません)。 ただ、これ(順路逆行)をすると、たいていの場合、監視員さんに注視されることになります。 他の人と違う動きをする人を、監視員さんは気をつけて見るので、順路を逆に回ると、どうしても注目されてしまいます。 慎重な方だと、担当の展示室を出て、それとなくついて来られる方もいます。そして、私が目的の絵の前に来て、絵を見始める…
私自身の記録です。タイトルの通り、自分が体験したこと・思ったこと・好きなこと等を語っています。だから、ジャンルとかも決まっていなく好きなもの等を突然語り出します。ときには、感情を絵にしたり、怠惰な所もあるのですごく短いときもあり…フリーダムなブログです。
~ BARで 鯖戸 ~ FU●KING BIRD 対策中の無花果……… そろそろ食べて……… みましょうか……………………… まあ………… こんな季節外れの時期だし……………… たいして甘くなってないとは思うけど……………………… と… 思いきや…まさかのこの見た目…………………… ジャムのように濃厚な香り………………………… 「オッス♪♡バーテンダー♡♡♡」 嘘やろ?!・・・・・ 「超濃厚で馬鹿旨い♡」 オーマイガー・・・・・・・・・・ 落ち着け私…………………………… とりあえず菜園へ………………… 季節外れのピーマンと……… モロヘイヤも収穫…………………… 今日の私はいつもの私じゃ無い…
美術館や博物館の学芸員は、それぞれ専門があって、同じ分野でも時代が違ったり研究対象が違ったりすると、展示内容によっては、あまり詳しくない場合もあります。 その館にもよりますが、特別展などの場合、担当した学芸員が他の学芸員や館内で働く人に、一般のオープンより先に、解説ツアーのようなことをしたりします。 以前、ある博物館で一般向けの展示解説を担当していたことがあります(研究者相手だと専門の方が担当していました)。ツアーなどで訪れる方もいて、たいていは、事前に予約されていることが多かったです。 ちょうど特別展の開催1日目に、団体のツアーの展示解説予約が入ったのですが、その時に限って時間の都合がつかず…
~ 追憶 バーテンダー ~ 昨日は女の服を……… 正面からめくり上げただけだったので全く気が付かなかったが…………… 女の軀には右肘から巻き付き背中まで向かう 美しい蛇の刺青が入って居た………………… くちから赤い絵の具を流して倒れて居る女の死体は 目線だけこちらに向けて言った………………… 「ちょっと手伝ってくれない?」 ………………………………………………… 気付けば私と女は昨日と同じ形になって居た……………………… ただ違うのは……… 女が何も身につけて居ないということと…… 自分のくちを手で押さえて居ないということ……… そして…… まるで死体のように完全な無抵抗だということだった………
~ BARで 鯖戸 ~ 「それではクイズの時間です…… この中に 卵黄は幾つ在るでしょうか?………」 「おいおいバーテンダー・・・・・・・ そんなの全然クイズになってないよ? 二つに決まってんじゃん♫♡」 「それじゃあ 確かめてごらん……………」 「こんなの確かめるまでも無い……… えっっ?!………… ばっ…… 馬鹿な……………………………… あ… あの…………………バーテンダーさん?………………… 回答変更……… 未だ間に合いますか?………………………」 「構わないよ……………」 「ハッハー!!♪♡ 正解は卵黄ゼロ!! 全部トマトだ!!」 「確かめてごらん………」 「ハン…… こんなの確かめ…
~ 追憶 バーテンダー ~ po-l.hatenablog.com 理科室を出た帰り道…… 私は 美術教師の頬骨に筆の柄を突き立てたとき親を呼ばれたり… こっちに非は無いのに謝らせられたりして けっこう大変だったことを思い出して居た…………… 今回はもっと面倒な事になるかも知れないと…… そう思った……………… 夜にでも誰かが来るかも知れないとも思って居たが それは無く いつもどうり親に千円渡されて 「暫く外に出てろ」 と言われ 行くところも無いので階段を降りたところで座って居るだけという 普段と変わらぬ夜を過ごした……………………………… ……………………………………………………… 翌日 学…
~ BARで 東雲坂田鮫 ~ 「どうだった?………… パイセンのレストラン……………………」 「けっこう良かったですよ…………………………」 「………………………………」 「……あの…… なんか………………… 怒ってます?…………………………」 「なんで? 怒ってなんかないよ?……………………」 「でも…えっ?…… あ……」 「くちあけろ」 「え………ちょっ…… 「どうだよ?……… パイセンのと比べてさぁ……………」 「んっ…ん………………ちょっ……… やっ…………まって…………んんっっ……… あ…あごが………はうえひゃう………………………… んっんっ………………」 「藤子… これ大好きだろ?…
昨日のイラストの続きです。 曲がった窓枠に色を塗ったら、どうにか誤魔化せるかも…?とか謎の期待をしましたが、どう頑張っても曲がったものは、曲がったままでした(当たり前…)。せめて最初に定規で描けば良かったです。 ベースの色は、コピックで塗っています。仕上げに色鉛筆を使っています。数年ぶりにこういうイラストを描いたのですが、色の塗り方は、ずっと同じやり方です。 イラスト あまり立体感を表現するのが得意ではなく、特にこういう感じのイラストだと、どこに影を入れていいか分からなくなります。 強い色を使いこなせないので、薄い色で色を塗って、少し濃い色で影をつけて、最後に色鉛筆で一番濃い影を入れています。…
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ シェイカーを振るシェフの様子が ここから見えて居た・・・・・・・ このレストランのシェフは・・・ 料理の腕前だけで無く・・・・・・・ バリスタとしての腕前も・・・・・・・・・・・・・ 素晴らしい・・・・・・・・・・・・・ と・・・ 感動して居たら・・・・・・ 東雲坂田鮫さんが戻って来て・・・・ 席に着いた・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 東雲坂田鮫さんの着衣が・・・・・・・ また乱れて居り・・・・・・・・ 塗り直したはずの口紅も・・・ 完全にとれて・・・・・・・・・・ そして・・・ 何故か呼吸も乱れて居たが・・・…
ここ最近、曼荼羅しか描いてないのですが、数年(十年・・・?)ぶりに、こういうイラスト風の絵を描きたくなり、描いてみました。 ちなみに、アクリル画は時々描いているのですが、油絵みたいな感じで、ほとんど下描きせずにガンガン色を乗せながら形を作っていくスタイルなので、下描きをして描くイラストのような絵は、ほんとに久しぶりです。 イラスト(下書き) 我ながら、だいぶよれよれです。後ろの窓枠が盛大に曲がってます。もともと、デフォルメは得意ではないので、見たものを見たまま描くほうが好きです。 ネットで、横向きに座った女性のポーズを参考にして、服や背景は、適当に(なのでシンプルな服です)描きました。 絵を描…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 「ようキリコ 久し振りじゃないか… こんな時間に事務…あっ…… か…社…社内に居るなんて珍しいな…………」 「あ~ 瀬鬼山の兄貴…あっ…… 瀬っ…瀬鬼山主任ご苦労様です… なんか今日コンプライアンスの講習で…… 今それ受けて来たところなんですよ……………………」 「ああ…… それでそんなもん持ってんのか………」 「そーなんですよ…… でも… 正直こんなもの……………… 邪魔なだけです…………………… だいたいからしてヤク… 「おいっっ!!キリコ!!」 「あっ… すっ…すいません………………」 「あ… い…いや……… すまん……………………」 「あ…… いえ………
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ 私は厨房のシェフへ目を遣る・・・・・・・・・・・ 未だ何かを盛り付けて居る・・・・・・・・・・・・・ ひょっとしてこのシェフは・・・ 料理に集中すると 他のものは何も・・・ 見えたり聞こえたりしなくなってしまう 本気の職人気質・・・・・・・・・ と・・・ いうやつなのか?・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふと気付けば音は闇・・・・・・・・・・・・・・・ 静寂が訪れて居た・・・・・・・・・・・・・・・ 私は思わず合掌した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私の目から・・・・・・・・・・ 涙…
「ねえ…………… わたし………………………… あなたの言うこと……………… 何でもきくわ…………………………………」 「…………………………」 「本当に………… 何だってするし………………… 何されたって………………………… 構わない……………………………………………」 「………………………………」 「だから…………… だから………………………… ね?……………………… お願い……………………………… このことは…………………… 誰にも…………………………………」 「…………………………」 「このことは誰にも言わないで欲しいの……………………………………………」 「………………………………………
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ ほどなくして・・・・ おまかせのランチコースが始まった・・・・・・・・・・・ サラダに始まり・・・ 若鶏の赤ワイン煮込みや・・・ 平アジのアクアパッツァ・・・・・・ イカ墨を用いた 米粉生地のピッツァや 大きな自家製ソーセージの乗った ナポリタン・・・・・・・・ どれも美味しく・・・ ほんとうにほんとうに・・・・・・・・・・ 幸せな気分だった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そんな中だった・・・・・・・・ 幸せな気分が・・・・・・・・・・・・・ 一変してしまうような・・・・ 出来…
~ BARで 鯖戸 ~ 薩摩芋の収穫は… 一気に行わず………… 膨れてきたものから 順番に行うのが 私の殺りくち…………………… そして 収穫した薩摩芋は……… いきなり食さず…… 暫く貯蔵して 糖度が増してから使うのが……………………… 私の流儀……………………………… 美味しくなったと思われる良き日に洗浄して… デカいときはカットする……… カットの後は… 芋パズル……………………… 可能な限り… 隙間無く…………… 少しのお塩とお酢を入れて…………… 水から茹でる…………… ※お芋さんを茹でるとき 少しお酢も入れるのはアク止めの為 このひと手間で黒くなりにくくなるのでオススメで~す♡ よ…
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ 東雲坂田鮫さんが・・・・・・・・ くちを開いた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「スーシェフさん・・・・・・・・・・ わたし・・・・・・ もう少しだけ・・・ ヴェルモットの香りが欲しいのだけれど・・・・・・・・・・・・・ もう少しだけ追加していただくことって・・・・・・ 出来るかしら・・・・・・・・・・」 「もちろんでございます」 と・・・ スーシェフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヴェルモットのボトルから ゾンビグラスにに注がれた液体が・・・・・・ スーシェフの口内へ…
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ 暫くして東雲坂田鮫さんが戻って来た………………… 何故か口紅がとれて居り……………………… 着衣の乱れも在ったが……………… 私の人生には おそらく全く関係の無いことだと思ったので 気にしないことにした……………………… アペリティフは 東雲坂田鮫さんと同じものにした…………………… スーシェフが運んできてくれた・・・・・・・・・・・ 昼真ティーニ・・・・・・・・・・・ 最高で在る…………………………… 魅惑の昼間ティーニは 受け取った瞬間 三くちで呑み干した・・・・・・・・・・ 勿論ちゃんと味わって 手抜き無しの三くち呑み・・・・・・…
~ BARで 鯖戸 ~ 藤子・・・・・・・ 今頃棕櫚さん連れてパイセンのレストランに着いた頃かな? 久し振りに安心して賄いが食べられるよ・・・・・・・・・・・・・ シンプルに葉っぱとぬか漬のパスタを ムカゴと大豆入りの発芽玄米ご飯と逢わせて・・・・・・・・・・・・ 「ねえねえバーテンダー・・・・・・・・」 ?! 「おなかすいた~♡」 「棕櫚さん・・・・・・ 会社は?・・・・・・・・」 「本日有休で~す♪♡」 FUCK・・・・・・・・・・ 「良い香り~ 美味しそ~~♪♡♡ それにしても・・・ 毎度毎度 凄いスピードで料理するよね♪♡♡ しかも毎回うんまっっ♪♡♡♡」 凄いのは料理のスピードじゃな…
~ レストランで 酒森百合絵と東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ 今朝………………… 東雲坂田鮫さんに声をかけられた…………………… ランチのお誘いだった………………………… 本当は私でなく……… 鯖戸先輩と行きたかったそうだが………… 鯖戸先輩が 本日有給休暇を取得して居たことを……… 東雲坂田鮫さんは 忘れて居たらしい…………………… 聞けば予約を入れて在るレストランのシェフは……………… あのバーテンダーの先輩だという………………… その関係で……… 今日は かなりお値打ちにランチが愉しめるというのだ…………… 正直………… 東雲坂田鮫さんと…………… 二人で食事に行くことには…… 不安を禁じ得…
~ BARで 中途採用の女 ~ 「バーテンダーさん・・・・・・・・・ おかえりなさい・・・・・・・・・」 「ああ・・・・・ ただいま・・・・・・・」 「今日も良いもの仕入れられて・・・・・・・ 良かったですね・・・・・・・・・・・・」 「とりあえず服脱げ」 「えっっ?! どっ・・・どういう意味・・・・・ですか?・・・・・・・・ わたしなら・・・・・・・・・・・・ 既に全裸ですけど?・・・・・・・・・・・・・」 「ならそのままで良い・・・・・・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「次は椎茸干してこい」…
~ 追憶 バーテンダー ~ 細身の軀に白い肌・・・ いかり肩が特徴的な美人だった・・・・・・ その日全ての授業が終わったら・・・ 理科室に来るようその女に言われた・・・・・・・・・ その時間が来るまで・・・・・ 私の心は 輪郭も中心もバラバラに・・・・・ まるで空気にほどけてしまったようだった・・・・・・・・・ 私の目は 殆ど進まない時計の針ばかりを見て居た・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっとその時が来て・・・・・・・・ 私は足早に理科室へと向かった・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 心…