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美里は胸の中でうずうずしている気持ちを持て余して、ついに真理に電話するのを抑えきれなかった。文字では書ききれない程の長さになりそうに思えたから。 「うん、彼のこと色々分かったし私のこともまあ一応話せたし、うまくいったのかな?」 「そう、じゃあ美里の人生初デ-トは大成功という訳ね。良かったじゃない。おめでとう!」 でも結局は電話で話した翌日に会うことになった。 こういう話の大事なところは会って話さないとダメなのよ、と真理が駄々をこねたからだが、美里にしても会って話すことは、むしろ願ってもない嬉しいことなのだ。直接会って《成果》を話し、真理の反応を確かめながら喜びを共有する、こんな素敵なことがある…
【レビュー】放課後、ファミレスで、クラスのあの子と。1【感想】
1.『あらすじ』 なんとなく楽しい、そんな時間が心地よくて。 いつものファミレス――そこは、親の再婚でなんとなく家に居づらくなった俺の逃避先。家族と無理に過ごさずにすむ、自分だけの居場所。 そんなファミレスでいつも見かけるクラスメイト
どうしていいか途方に暮れていた彼であったが、目の前の惨劇にやっと名案を思い付いたかのように「アッ、そうだ」と呟くと、パンツの後ろポケットに入れていたハンカチを取り出して、女性に渡していい程度の綺麗さであることを確かめてから、美里に両手で差し出してきた。 美里は無言でそれを受け取り涙を拭きとった。もう泣き虫の私はどこかに行ってしまったようなので、美里はホッとした。 「ありがとう。」 「それ、良かったら持っていていいよ。僕はもう一つ持ってきたから。」 もう一つ……その言葉を聞いたらまた目が潤みそうになってきた…。 -今日の私は感傷的すぎるわ。どうしちゃったんだろう、本当に。 美里たちは自然と並んで…
ご褒美は平行線の上――「愚かな天使は悪魔と踊る」7話レビュー&感想
二人きりの「愚かな天使は悪魔と踊る」。7話では阿久津とリリーが入れ違いに一人相撲を繰り広げる。けれど、特別なご褒美はその交わらなさの上にある。
第21話を始める前に、「主な登場人物」と「あらすじ」からどうぞ。 書いている私自身でも、時々名前を間違えそうになるので…。 主な登場人物 城ケ崎悠介 私立W大学理工学部2年生 一見優男で優柔不断なところもあるが、反面いったん決めたらとことんやる一途な一面もある。曲がったことが嫌いで、家族(特に女性陣)から不器用な性格と言われる。小さい頃から失恋ばかりで、恋愛に関しては成功体験ゼロ。2歳上の姉と両親との4人家族。この物語の主人公。 松崎美波 悠介の従妹 K大女子高3年生 悠介が小さい頃から密かに思いを寄せている、スレンダ—で可憐な女子。性格は大人しい。過去のある事から、悠介とは必要以上に意識し合…
-この件は美波には言わないでおこう。言ったって怖がらせるだけだから。 夜道を急ぎながら悠介は先程のことを考えていた。 あの車は間違いなく悠介を狙ったものだろう。いや、狙ったというよりも「脅しをかけた」と言った方が当たっているかもしれない。脅して怖気させようとしたのかな、それとも単なる嫌がらせだろうか。 -知りたいのだったら、本人に聞くしかないか。 まあ、それができれば苦労はしないのだが。 悠介は夜道を歩きながら細心の注意を払っていた。もしも家の住所を知られたら、この先非常に厄介なことになるかもしれなかった。端的に言えば危害を加えられることもあるかもしれない。 何も知らない家族を危ない目には会わ…
-アーア、困ったわ。 また美里はため息をついてスマホの画面を見つめた。 ここ数日、美波は同じことを繰り返していた。 もし悠介さんと付き合うようになったら、いつかあの父親に対する憎しみを悠介に対しても抱くようになってしまうのではないか? 美里は父親が家を出ていった日のことを思い出していた。中学2年になったばかりの春の夜だった。桜は咲いていたが、花冷えのする一日で、出ていく彼は美里に声を掛けることも無く黙って出て行った。もう相手の女のことしか頭になかったのだろう。 美里が高校に入学してから、母はぽつりぽつりと独り言のように美里に話すようになった。お父さんに女ができたのはいつからだとか、帰宅が遅くな…
夕食を終えて部屋に戻って来た美波は、ため息をつきながらベッドに寝転がった。 食事中に母が何度となく聞いてくるのが鬱陶しかった。このところあまり元気が無かったから心配してくれているのは分かるけど、ちょっとウンザリする。明日の学校の準備があるから、と言って早めに席を立った。 まあいいや、と呟いて、気持ちを今別れてきた悠介に切り替えた。 -やっぱり彼に話してよかったわ。 向井の件はまだ解決はしていないけれど、悠介に相談してからは今のところ何も起きていない。 -このまま何もなければいいのだけど…。 いつまでも悠介に頼っている訳にもいかない事はわかっている。大学の授業に出なければいけないし、勉強もしなけ…
芦田祐子という美波の親友は、ぽっちゃりとした愛嬌のある顔立ちの少女であった。 美波が言っていたように、しっかり者で好奇心が強いというのは、上目遣いで探るように悠介を見る仕草で何とはなしに分るような気がする。年上の悠介に緊張していたり遠慮するような素振りはないようだ。 昨日美波との別れ際に、悠介は2つのことを美波に頼んでおいたのだ。 まず、彼女が最も信頼出来て、向井健のことを少しでも知っている人物に合わせてもらうこと、そしてその人に全てを話し我々に協力してもらうよう頼むことだった。悠介が恋人役をやる限りは、最小限でも口裏を合わせておく必要があるからだ。 「今日は来てくれてありがとう。大体の話は美…
天使様は茶番に夢中――「愚かな天使は悪魔と踊る」6話レビュー&感想
新展開の「愚かな天使は悪魔と踊る」。6話では思わぬシリアスな兆しが覗く。リリーにとって阿久津との時間は何なのだろう?
君は一人じゃない、なんてカッコいいこと言って安請け合い(?)したものの、すぐには名案が湧いてこなかった。大体、悠介の周りにスト―カ―は勿論のこと、スト―カ―被害を受けた人もいなければ、そのような話も噂も聞いたことは無かったからだ。 「ちょっとネットで調べてみようか。何かヒントがあるかもしれないからね。」 スト―カ―と言う言葉で検索してみると、すぐに知りたい情報が見つかった。 「君の場合に該当するのは、繰り返しメッセ-ジを送ってくること、そして待ち伏せだな。」 読んでいるのは、ある県警ホームぺ-ジの情報だった。読んでいてやはりそうか、と唸った。悠介は美波にスマホの画面を見せながら言った。 「この…
【レビュー】俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです 1【感想】
1.『あらすじ』 このラブコメ、みんな手遅れ。 俺、九重雪兎は女運が悪い。昔から何かとトラブルに巻き込まれ、母親には疎まれ、姉には嫌われ、両想いだと思っていた幼馴染には告白前にフラれ、傷心中に嘘告される始末。 すっかり感情がぶっ壊れて色々と
美波との待ち合わせ場所は、美波の通う高校と僕の大学とのほぼ中間にある、御茶ノ水にあるコーヒ-チェ―ン店にした。付き合っている訳ではないし、別にロマンティックなところで会う必要は無かった。 彼女から届いたメッセ-ジは「相談に乗って欲しいことがあるので、会う事出来ますか?」だったと思う。会って欲しい、には驚いた。電話では話せないことなのだろうが、あのことがあってからそれ程経っていないのに…。 -やっぱり、あれの返事かな? 店内を眺めてみて美里の姿がなかったので、入り口が良く見える空いていた小さなテ-ブルに腰かけて待つことにした。約束の時間にはまだある。 念のためメッセ-ジが来てないことを確認して店…
【レビュー】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん1【感想】
1.『あらすじ』 ただし、彼女は俺がロシア語わかることを知らない。 「И наменятоже обрати внимание」「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」 俺の隣の
-どうしたんだろうか? 悠介は心配を通り越して不安に襲われた。 -いくら何でも、何も来ないってどういうことだよ! 会った翌日、つまり今日の朝にメッセ-ジを送ったが返事は無かった。夕方も送ったが返事なし。 -なんだよ! また不機嫌の魔法にかかっちゃったのかよ⁉ こうなるとお手上げである。 別れる前の彼女の態度からは、異変を予感させることは無かった自信がある。という事は、別れてから彼女の身に何か起こったのだろうか? そうとしか思えなかった。 -ヤレヤレ、女って言うのは面倒くさい生き物だな! と愚痴を言いながらスマホをベッドに放り投げて、壁に貼ってあるヌードポスタ―を横目で眺めた。 あんなに悠介を虜…
合コン相手の男子学生4人と別れた後、美里は今晩泊まることになっている真理のマンションで話の続きをすることになった。本当は4人で今晩の「戦果」を確認し合いたかったのだが、一人がちょっと悪酔いした様だったので、実家が同じ沿線のもう一人が家へ送り届けることになったのだ。 まあ、来週にいくらでもこの話は出来るからいいや。 真理の賃貸マンションは、私鉄沿線にある女性専用のワンル-ムマンションだった。セキュリティはいいらしい。 でも室内は窮屈なんだろうなぁ、と想像していたのだが、いざ入ってみると奇麗に片付いているせいか思っていたほどでは無かった。ただ、そうは言っても最も大きい家具であるベッドの存在感は大き…
宴は混沌としてきたようだ。 女性陣は全員未成年なので、我々4人も軽い飲み物を頼んでいたのだが、女性陣のひとりが我々のビールを、小鳥が水飲み場で水を飲むように上品に飲んだのだが、量はごくわずかでも飲みなれていないから、すぐに酔っぱらったような状態になってしまった。 それが引き金になったのか、この頃になると全員の仮面はとれてあちこち笑い声に包まれていた。 8人はほぼペア-毎に分かれ、悠介は知り合いだと勘違いされて例のミサトとかいう「婦人警官」と話すことが多くなった。他のペア-は話がはずんでいるように見える。 一方、悠介たち2人は話すことが多くなったとはいえ、けっして話が弾んでいるという訳では無かっ…
翌日大学へ行くと吉報⁉が待っていた。 企画していた合コンの日取りが決まったのだという。日程もそうだが、もっと重要なのはどこの誰とやるかだ。 それはF女学院の1年生4人ということだった。それなら上出来、と言っていい。 F女学院大学は、数あるお嬢さん学校の中でも美人が多いと噂される女子大である。 こちらの4人は、悠介と滝本、合コンのセッテイングをした吉福、それに商学部の黒川というメンバ―になった。全員付属高校から一緒の連中だ。これは面白くなりそうだぞ、という期待が膨らむ。 話し上手、というよりホラをさも本当のように話す話術が絶品の滝本、選抜された4人の中で一番の長身(185センチ!)の割には身のこ…
それは杞憂には終わらなかった。 その日は朝から雨が降っている陰鬱な日だった。 悠介は最寄り駅である荻窪から新宿まで中央線の快速に乗り、ぎゅうぎゅう詰めの車内で、足場を気にしながらあっちに揺られこっちに揺られ、浮草のように身を任せていたら何だか眠気を催してきた、まさにその時だった。 突然、右手首を掴まれた。いやガッチリと固められたように、全く右腕を動かせなくなっていた。身体も金縛りになったみたいに、何故か身動き一つできない。 -何だぁ、これは? 何が起こったんだぁ? そう思った途端、女性の鋭い大声が車内に響き渡った。 「痴漢です!痴漢で-す!」 そう聞いたと思ったら、僕の右手が、右腕が上の方に引…
ラブコメの危機――「愚かな天使は悪魔と踊る」5話レビュー&感想
転換の「愚かな天使は悪魔と踊る」。5話では阿久津とリリーが急接近。だが、今回描かれているのはむしろラブコメの危機だ。
その日は日曜日の午後で、悠介は母親に頼まれて母方の祖母が入院している病院に届け物をした帰りだった。 祖母の病状は良くなかった。顔色も悪かったし元気も無かったが、ショックだったのは、元々小柄だった体がさらに一回り縮こまったように小さくなり、顔も手も皺だらけにやせ細っていたからだった。 いつも悠介ちゃん、悠介ちゃんと優しい声で呼んでくれた祖母の姿はそこには無かった。 -もう長くは無いかも知れないな。もしかすると、おばあちゃんの顔を見るのは、今日が最後かもしれない…。 そう思うと目頭が熱くなり、視界がぼんやり霞みだした。 僕が子供の頃、祖母は本当に優しい人だった。僕は祖母に叱られたことが無かったと思…
4月中旬とはいえ、日曜日の午後の気温は25度にも達して日差しは強かった。 その時、美里は店先の乾ききった歩道に水を撒いていたのだが、少し前に店を出て行った中年の男の客に腹を立てていたので、店の前を右から近づいてくる自転車に全く注意していなかった。 「全く頭に来ちゃう。私の体をじろじろ見て、可愛いね、ですって。本当に嫌らしいオジンだわ。ぶるるるッ、虫唾が走るはわ、気持ち悪い!!」 そういって思わず水の入った柄杓を乱暴に振ってしまったら、柄杓から放たれた水しぶきをかわそうして、真横からスピ-ドを出して通り過ぎようとしていた自転車と衝突しそうになってしまった。 何とか自転車をかわしてホッとした途端、…
「へえ-、それじゃあ従兄の悠介って人には断ったわけ? なんかもったいない感じ。」 「どうしてそう思うの?」 「だって、彼は美波のことが好きで告白したんでしょ?だったらチョットは付き合ってあげてもよかったのに、って事よ。」 「そうじゃなく、何で私が断ったことになるかってことよ。はっきりと断ったわけではないわ。」 「だって美波がそう言ったじゃないの。好きは好きでもお兄さんみたいな感じ、とか、付き合うのはピンとこない、とか。それって告白を断る際の定番じゃないの。知らなかった訳じゃあないでしょ?」 「あの時は動揺してて、どう返事していいか分からなかったから、とりあえずそう返事をしたんだけど…。つまり今…
うわあ― と欠伸を噛み殺しながら、あ-眠い、と呟いた。 昨日は学部の仲間と居酒屋で飲んだ後、終電近くまで麻雀してしまったのだ。 今朝の1時限目は体育で選択したテニスの授業だが、今回は雨が降っているので本部キャンパスの教室での講義である。先程から名前が呼ばれ出欠席がとられているところだ。 高校時代に一応テニス部に入っていたので、テニスはまあできる。つまりこの授業は遊びみたいなもんである、という訳ではないが、昨日は少し騒ぎ過ぎてしまったようで、喉はガラガラだし体も疲れているようだ。 また欠伸が出そうになるのを必死で堪える。 点呼が終わり、では始めましょうか、と教授が言ったその時、廊下でバタバタと音…
「ヒヤァ-、お前に告白するような女子がいるとは驚きだな。それも従妹とわな。それで、お前これからどうすんの?」 と言って、悠介を見ながらニヤリと笑った。 「どうするって、どうしようもないだろう? これからは電話で会いたいなんて言えないし…。でも正直に言えば、俺は結構楽観的に考えていたんだよな。彼女はOKと言うんじゃあないかと思っていたから、ショックは大きいよ。」 「様子見るためにメッセ-ジ送るのはどうだ? そのくらいは許してもらえるだろう。」 「いや、彼女のメルアド知らないからダメだ。」 月曜の午後の陽光を浴びながら、キャンパス内の18階建てのビルといくつかの3階建ての建物に囲まれた小さな広場の…
こんにちは! キャリアコンサルタントの江藤セツ子です。自分らしい生き方や働き方を見つけていきましょう。 現在視聴中の韓国ドラマ『ドクタースランプ』。(アラレ…
美波は微動だにしないで僕の目をじっと見つめている。まるで僕の告白が真実かどうかを見極めようとするかのように。緊張しているせいか、顔が蒼白に変わり強張って見える。 彼女は一つ深呼吸をすると、ゆっくりと話し出した。 「驚いちゃった、急にあんなこと言うんだから、本当に驚いちゃったわ。悠介クンがそんな風に私のこと思っていてくれているなんて…」 と戸惑いながらも、笑顔が彼女の顔に戻って来たようだ。それは、はにかんでいるような、戸惑っているような複雑な笑顔にみえた。 「そういう風に思ってくれて嬉しいんだけど… でも何て返事をしたらいいか…」 どうしたらいいの、と訴えるような目を向けてくる。 もうここから悠…
美波は受話器をそっと置いた。 まだ胸がドキドキしている。 -驚いたわ、電話してくるなんて思ってもみなかった。 先ほど母から、悠介クンから電話よ、と聞いた時には思わず、エーっと声を上げてしまった。 今年正月に会った時はあまり話が出来なかったような気がする。話したのは主に、従姉の麗子さん、つまり悠介クンの姉とだけだった。 悠介クンとは、親戚一同がいる前ではどうも話しずらいし、目を合わせるのが何故か恥ずかしい。 -どうしてなんだろう。いつからこんな気持ちになったのだろう。 彼は2歳年上の従兄だけど、私は彼のことを小さい頃から「悠介クン」と呼んでいる。母がそう呼んでいたので、わたしも物心ついたころから…
あらすじ 付属高校から理工系学部に進んだ大学2年生の城ケ崎悠介は、男子高出身だったこともあり、高校以来女子学生との出会いが少ないのが悩みと言えば悩み。どちらかと言えば周りの仲間たちに埋もれて存在感の薄かった悠介が、これから出会う人たちとの交流・交際を通して成長していく恋愛物語です。 週に2,3回程度追加予定です。 主な登場人物 (第10話まで) 城ケ崎悠介 私立W大学理工学部2年生 一見優男で優柔不断なところもあるが、反面いったん決めたらとことんやる一途な一面もある。曲がったことが嫌いで、家族(特に女性陣)から不器用な性格と言われる。小さい頃から失恋ばかりで、恋愛に関しては成功体験ゼロ。2歳上…
1.『あらすじ』 並行世界を渡って、理想の青春を。 普通の高校生・湯上秀渡は事故をきっかけに『並行世界を行き来する力』を手に入れ、それ以来""理想的な青春""が存在する並行世界を数多く渡り歩いていた。 憧れの幼なじみ・友永朝美との交際
【レビュー】クラスで一番かわいい女子はウチの完璧メイドさん【感想】
1.『あらすじ』 「からかい」も「ご奉仕」も、見せるのは貴方(あなた)だけ 高校生である僕、早乙女悠の家には訳あってメイドさんがいる。そのメイド―― 愛坂は、家事はもちろんいろんなお世話もなんでもござれで優秀なんだけど、常にクールで何を考え
【レビュー】彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話【感想】
1.『あらすじ』 主人公は高級マンション住まい、高身長、高学歴――でもヒロインは!? 「可愛い私めが炒飯作りに来たんですから、中に入れてください」 俺と同じ神戸市の国内有数の進学校に通う高校二年生で、さらには首席で特待生――桐原銭子の来訪に
茶番は安全装置――「愚かな天使は悪魔と踊る」4話レビュー&感想
軽やかなる「愚かな天使は悪魔と踊る」。4話では笑いが阿久津とリリーの距離を縮めていく。真面目にやるのが最善とは限らない。
【レビュー】俺に義妹が出来た後の実妹の変化がこちら 1【感想】
1.『あらすじ』 ツンツンしてた実妹のツンデレが崩壊した結果のラブコメがこちらです 「あ、あたしはあんたのこと嫌いなの!」外では優等生、でも家では"兄嫌い"な実妹・雪姫。 しかし、俺に可愛い義妹が二人も出来た結果……「もうお兄ちゃん離れ
韓国ドラマ 「サムダルリへようこそ」 感想 笑いあり涙あり ハートフル ラブコメディ
1話目から『あ、これ好きな感触♡』からの、笑って泣いて めずらしくよそごともせず 最後までスイスイ〜っ♪ 面白いというか、ストーリーに特別なことは なにもないのに目がはなせない。 なぜここまで引きつけられるのか?もちろんキャストが素晴らしいのもあるけど、 静と動の調和 演出がイイんだと思う。例えば・・・ うねる海をただ傍観する老夫婦 波の動きをただ毎日見つめる静かな老夫婦、観ていくと2人の人生や感情のうねりに気づく。これは一例ですが、ドラマの中にそんな内外の静と動がうまく調和していました。 他にもたくさんの静と動が・・・ サムダルが撮った写真の躍動感 心の中は荒波なのに平静をよそおい体調をくずす人 田舎で浮きまくるイエローな爆速スーパーカー 映像で 誰かが動けば 他の人は静か などなど。 こういう静と動 がドラマ全体に流れる作品 私は好きなんですよね。 写真に 動を写しこむのがフォトグラファー。 見えない感情を映しこむのがドラマのクリエイター。 済州島でロケするのは大変だろうなと考えていました。天候や日没や大潮を計算し、脚本と合う条件を待って待って撮影したはず。いろんな意味で、一流のスタッフが作ったドラマなんだろうなと思いました。適度に悪いやつもいてストーリーも面白いのですが。しかし、私は うーん🤔と思う点があり★6。 38歳の設定とは思えないくらい、登場人物(40歳前後)の性格が幼いんです!田舎そだちだからかな、高校時代から精神的に成長していないように見える。9歳の少女のほうが大人びてて。 だって、38歳が5レンジャーだよ😂 たしかに同窓会へ行けば誰もが学生気分にもどるけどさ。恋愛観、親との関係、友情のどれをとっても、彼らが中年とは思えないのよね。 それに、サムダルの姉妹が仕事を探そうともしないの、ニート? 親でなくても「この年でなにやってるの!」と言いたくなるわ。イルカ🐬好きの人もさ、どうやって食べてるのかな。 28歳の設定ならわかる・・・いや18歳なら・・・この人たちが中年だと思うとちょっとバカバカしい。ドラマだから面白いんだけど、ありえん!と思いました。 中年の青春かな? まあ、こういう大人になりきれない人たちを描いてあるドラマなんでしょうね。そんなわけでジャンルはラブロマンスではなく、子どもっぽいからラブコメにしました。
絆が引き寄せた〝特別いい夜〟地主さん【スーパーの裏でヤニ吸うふたり4巻】[あらすじ・漫画紹介/感想]
2024年1月25日発行!地主さん 【スーパーの裏でヤニ吸うふたり4巻】夜のスーパー裏喫煙所。夜の風の気持ちよさと仕事後の一服は格別です。 二人の関係は一本のたばこのように、時にはほっと一息気分転換…。ときにはほろ苦い…。
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中学時代は有名なサッカー選手だった佐藤 瞬。しかし、ケガで高校では部活をすることができず、退屈な放課後を過ごす毎日になるはずだったが…入学式で瞬は帰り道に転がっているロマンを求めて「ハイパー帰宅部」として活動する2年生の直帰ちゃんこと佐藤 直希と出会い、少しずつ毎日が色づいていく!?寄り道大好きな先輩と夢を失った新入生の帰宅部青春ラブコメディ!...
見えない悪魔――「愚かな天使は悪魔と踊る」3話レビュー&感想
敵は何処に「愚かな天使は悪魔と踊る」。3話ではリリーが友人を得る。彼女が狩るつもりだった悪魔はラストまで出て来ないが、それでも狩られた悪魔は存在する。
1.『あらすじ』 武装探偵、通称『武偵』。 それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。 トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。 ノーチラスとイ・ウーが撃沈された――
1.『あらすじ』 元おじさんだった美少女がイケメンに!!? 異世界転移したら、なぜか金髪美少女になってしまったおじさん・橘日向。 魔王軍幹部も倒して一安心……かと思えば、お騒がせ女神の祝福(?)で、 今度は美少女から輝かしいイケメンに大変身
みんかの #創作同人電子書籍 レビュー:あららぎ菜名「あららぎ菜名のマンガ集1」・ラブコメ・霊視・短編集【No.1846】
あららぎ菜名「あららぎ菜名のマンガ集1」 ・ラブコメ・霊視・短編集 感情で髪の色が変わる少女。感情を具現化するアロマ。電子書籍ならではの部分的カラーを活かした表現…「見えないものを読者に見せる」っていうまんがの目的を達成した…▼ kindle 4本のまんがを収録した短編まんが集。カラーチェンジ 感情によって髪の色が変わる、っていう少女を描いた学園ラブコメまんが作品。 #創作同人電子書籍 ならではの部分的カラー...
ポンコツだらけの世界――「愚かな天使は悪魔と踊る」2話レビュー&感想
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今日から始める幼なじみ 9巻 【せっかく…さ 2人にしてくれたんだよ?】
気づいたらあっという間に大晦日だった航平。今年は楓と幼なじみになって色々なことをしてきたことを思い出す。大晦日は通話で一緒に年越し、遅めの初詣で羽根つき、航平の誕生日会には幼なじみのお約束?も…そんな2人を温かく見守る航平の姉や楓の母親もさすがに付き合っているのではと思い始めて…...