競う場所を知る「星屑テレパス」。8話ではモデルロケット選手権が間近に迫る。しかし、勝負の場所は選手権だけではない。
競う場所を知る「星屑テレパス」。8話ではモデルロケット選手権が間近に迫る。しかし、勝負の場所は選手権だけではない。
焼き尽くす「ダークギャザリング」。21話では強大な少年霊と花魁の霊が激突する。伝説の花魁が見せる美しさは、ただの美しさではない。
神と人生と抗いと――「魔法使いの嫁 SEASON2」20話レビュー&感想
試行錯誤の「魔法使いの嫁 SEASON2」。20話ではフィロメラの両親やアルキュオネの過去が明かされる。その悲しみにしかし、確かな生が見え隠れする。
目標への「星屑テレパス」。7話では彗に憧れる海果のリーダーへの道のりが描かれる。憧れに、灯りに近づくにはどうしたらいいのだろう?
なり代わりvsなり代わらせ――「ダークギャザリング」20話レビュー&感想
対立の「ダークギャザリング」。20話では螢多朗の危惧の的中と同時に思わぬ魔手が襲いかかる。恐るべきは「なり代わり」だけではない。
命の運び手達――「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償」レビュー&感想
4本の物語でTVシリーズを再編してきた「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション」。主人公であるシン・アスカがこの完結編で得たものは、いったいなんだろう?
【ネタバレ】記憶ならざる記憶の子――「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」レビュー&感想
15年ぶりの劇場作品となる「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。鬼太郎誕生の経緯を語るこの物語は、鬼太郎が何者かを定義する物語だ。
大道を往け――「魔法使いの嫁 SEASON2」19話レビュー&感想
地を這う「魔法使いの嫁 SEASON2」。19話でチセ達は学園の外へ旅立つ。飛べない私達の進む道は、目に見える道とは限らない。
新星の「星屑テレパス」。6話では海果達に新たな目標ができる。新しさは遠くにあるとは限らない。
なり代わりの真髄――「ダークギャザリング」19話レビュー&感想
代役の「ダークギャザリング」。19話では螢多朗が奮闘する。彼に今回求められる役割と、それに必要なものはなんだろう?
「ガンダムビルドファイターズ バトローグ」よりA-Zガンダムを製作しました。
【ネタバレ】回る時のブレンド――「駒田蒸留所へようこそ」レビュー&感想
P.A.WORKSが送るオリジナル長編アニメ「駒田蒸留所へようこそ」。お仕事シリーズ最新作でもある本作から見えるのは、ウイスキーのように不思議な時のブレンドだ。
私を巡る魔術――「魔法使いの嫁 SEASON2」18話レビュー&感想
混濁の「魔法使いの嫁 SEASON2」。18話では禁書を盗んだ犯人が正体を現す。異形のその姿からは、全ての人間が逃れられない「魔術」が見えてくる。
次のステージを目指す「星屑テレパス」。5話では海果の途方もない夢が僅かずつ形になり始める。居場所の意味は一つではない。
彼者誰時に潜む魔――「ダークギャザリング」18話レビュー&感想
己を知る「ダークギャザリング」。18話では卒業生ハウス探しの顛末と空亡の進化が描かれる。夜明けの時間には、魔物が潜んでいる。
不死鳥の炎――「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火」レビュー&感想
抗い続ける「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」。総集編第3集では本作における対立が鮮明になってくる。シン達を焼く「運命の業火」にはもう一つの姿がある。
覚めない夢――「魔法使いの嫁 SEASON2」17話レビュー&感想
悪夢の続く「魔法使いの嫁 SEASON2」。17話では静かに息苦しくなっていくカレッジが描かれる。私達は、目が覚めたからといって夢を見ていないとは限らない。
足元に目を向ける「星屑テレパス」。4話では海果達と瞬のロケットが対決する。だが、彼女達の対決はいわば灯台に過ぎない。
仏に入れる魂はいずこ――「ダークギャザリング」17話レビュー&感想
謎と恐怖の「ダークギャザリング」。17話では夜宵と詠子が事故物件の内見に向かう。二人が遭遇する心霊現象からは、「仏作って魂入れず」のことわざの意味が見えてくる。
試される肝――「魔法使いの嫁 SEASON2」16話レビュー&感想
一人を決める「魔法使いの嫁 SEASON2」。16話では肝試しが催される。だが、試される肝は度胸とは限らない。
本質と愛おしいものの違い、ファンタジーと異世界もの論争についての雑感
定義論争の類についての雑感記事です。そこそこの分量になったのでブログに記録しておきます。
彼方を目指す「星屑テレパス」。3話では4人目の主要人物・雷門瞬が登場する。ユウや遥乃と大きく異なる彼女が海果に提示するのは、新しい”距離”だ。
心と体、首と胴体――「ダークギャザリング」16話レビュー&感想
やめられない「ダークギャザリング」。16話では詠子がとある首塚を訪れる。彼女がそこを訪れるのは、彼女自身の首と胴体が切り離されているからだ。
剣の所在――「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣」レビュー&感想
混迷の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」。総集編第2集では誰も彼もがもがく姿が描かれる。副題にある「それぞれの剣」とは何処にあるのだろう?
終わらないパズル――「魔法使いの嫁 SEASON2」15話レビュー&感想
先の見えない「魔法使いの嫁 SEASON2」。15話ではカレッジで静かに異変が進行する。「終わらない」とはある種のパズルである。
天高く「星屑テレパス」。2話では海果とユウに新たな仲間が加わる。海果が冒頭感じるように、ロケットは1人で作れない。
逃げ続ける「ダークギャザリング」。15話では悪霊との鬼ごっこが繰り広げられる。逃げるのは体だけではない。
共鳴の鳥籠――「魔法使いの嫁 SEASON2」14話レビュー&感想
囚われの「魔法使いの嫁 SEASON2」。14話では封鎖されたカレッジでのままならない生活が描かれる。鳥籠と化した学院にしかし、遠吠えのごとく響く共鳴がある。
宇宙を夢見る「星屑テレパス」。1話では運命の出会いが描かれる。海果とユウ、2人を繋ぐテレパシーは「もう一つの言葉」である。
見えないトンネル――「ダークギャザリング」14話レビュー&感想
無明の「ダークギャザリング」。14話では詠子が危機に見舞われる。トンネルを舞台とした今回は実のところ、夜宵と螢多朗がトンネルに入るまでの物語だ。
願いの終わり――「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界」レビュー&感想
前作から2年後を描く「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」。総集編第1集では世界が再び争いに砕かれていく。だがこの「世界」とはなんだろう?
【ネタバレ】時は絶対なり――「ガールズ&パンツァー 最終章」第4話レビュー&感想
戦車が時を超える「ガールズ&パンツァー 最終章」。第4話では大洗vs継続、黒森峰vs聖グロリアーナの2つの試合が描かれる。決勝進出をかけた戦いから見えるのは、時間の絶対性である。
封鎖の魔術――「魔法使いの嫁 SEASON2」13話レビュー&感想
閉じ込められて始まる「魔法使いの嫁 SEASON2」。13話ではカレッジの封鎖によりチセ達の状況にも変化が訪れる。封鎖は、制限は人を不自由にするとは限らない。
「アニメ調査室(仮)」さんが行うアニメのアンケート、2023/7-9月期分も参加したいと思います。
後半開始の「ダークギャザリング」。13話ではもう1体の卒業生の”出獄”が執り行われる。霊と共に出獄したのは混沌である。
その嘘の名は――「アンデッドガール・マーダーファルス」13話レビュー&感想
終着の「アンデッドガール・マーダーファルス」。最終回13話では2つの村の事件の真相が明かされる。副題にある「犯人の名前」が指すのは名であって名ではない。
蠱毒からの卒業――「ダークギャザリング」12話レビュー&感想
新世界を見る「ダークギャザリング」。12話では夜宵の「卒業生」が発動する。そして、卒業したのは彼女の部屋の悪霊だけではない。
公開25周年を記念し、2023年に4Kリマスター版が上映された「パーフェクトブルー」。どこまでが自分や現実か分からない映像の数々は、鑑賞する私達自身にも影響を与える。本作を見た人間は、もはやこれまでの”現実”に戻れない。
宇宙の産声――「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 鳴動の宇宙」レビュー&感想
無明の闇へ飛び込む「機動戦士ガンダムSEED」。総集編第3作である「鳴動の宇宙(そら)」ではこれでもかと人類の愚かさが描かれる。熱と光にあふれた宇宙で鳴動するものは、いったいなんだろうか?
人と狼の交わる場所――「アンデッドガール・マーダーファルス」12話レビュー&感想
扉が開く「アンデッドガール・マーダーファルス」。12話ではクライマックスに向け一気に状況が動き出す。人と狼の交わるその場所で、両者を分けるものはなんだろう?
新たな始まりを迎える「ダークギャザリング」。11話では危険度Sの心霊スポットに夜宵と螢多朗が挑む。だが、彼女達に襲いかかるのは単なる強力な霊ではない。
旋律の「幻日のヨハネ」。最終回13話では再びヨハネ達の歌がヌマヅに響く。異変を終わらせるのは「幻日のヨハネ」最大の魔法だ。
秋、という言葉がだんだん薄らいできました。とはいえ季節は2023年秋。本ブログは以下の作品をレビューします。
【ネタバレ】時間の三角関係――「アリスとテレスのまぼろし工場」レビュー&感想
【ネタバレ】時間の三角関係――「アリスとテレスのまぼろし工場」レビュー&感想
馳井静句は死んでいる――「アンデッドガール・マーダーファルス」11話レビュー&感想
反転の「アンデッドガール・マーダーファルス」。11話では滝に飲まれた静句の行方が明らかになる。彼女がたどり着いたその場所は、現世であって現世ではない。
イノベーションの「ダークギャザリング」。10話では神との戦いが夜宵達を新たなステージに導く。進化とは蠱毒である。
再会と別れの「幻日のヨハネ」。12話ではヨハネとライラプスに別離が訪れる。魔法を解くのに必要だったのは、なんだろう?
「機動戦士Ζガンダム」よりMG マラサイをジャイアントガトリング装備で製作しました。
自由と正義を灯火にーー「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 遥かなる暁」レビュー&感想
新作劇場版を控え、2週ごとに総集編HDリマスターが上映されている「機動戦士ガンダムSEED」。第2集の副題でもある「遥かなる暁」はどこにあるのだろう?
神はよそ者――「アンデッドガール・マーダーファルス」10話レビュー&感想
内と外の「アンデッドガール・マーダーファルス」。10話で鴉夜は村長に、犯人は村の中にいると思うか問う。「よそ者」は外から現れるとは限らない。
触らぬ神に祟りなし――「ダークギャザリング」9話レビュー&感想
神をも恐れぬ「ダークギャザリング」。9話で明らかに危険な霊に遭遇した螢多朗は気付かないふりを選択する。「触らぬ神に祟りなし」というわけだがもちろんこの霊は神ではない。では、今回の本当の神様は一体誰だろう?
霧に覆われる「幻日のヨハネ」。11話では異変の再発にショックを受けたヨハネのために皆が奮闘する。再起に必要なのは、魔法の再発見である。
嘘つきは狼の始まりーー「アンデッドガール・マーダーファルス」9話レビュー&感想
嘘つきを吊るす「アンデッドガール・マーダーファルス」。9話では小さな村が起きる。鍵となる”人狼”は単なる狼人間ではない。
Ⓒ近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会 八方塞がりの「ダークギャザリング」。8話では螢多朗に新たな生徒ができる。彼女にまつわる怒涛の展開に、古くて新しい本作の「蠱毒」がある。
モヤモヤの「幻日のヨハネ」。10話では2つの大きな出来事にヨハネが翻弄される。彼女に訪れた機会とは、オーディションの誘いーーではない。
「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」より、フェイクνガンダムのオリジナルバージョンを製作しました。
正しさなき場所ーー「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場」レビュー&感想
2000年代初頭を代表する映像作品「機動戦士ガンダムSEED」。2024年の新作映画に先駆け、劇場では総集編HDリマスターの公開が始まった。今回は第1作前半を描いた「虚空の戦場」から、その副題の意味を考えたい。
不完全な怪物ーー「アンデッドガール・マーダーファルス」8話レビュー&感想
ユーモアを忘れぬ「アンデッドガール・マーダーファルス」。8話ではダイヤ争奪戦の決着がつく。思わぬ終わりから見えるのは怪物の条件である。
騙し騙され「ダークギャザリング」。7話ではいよいよお化け集めがスタートする。お化けと人の知恵比べはしかし、嘘だけでできてはいない。
まどろみの「幻日のヨハネ」。9話ではヨハネとライラプスの出会いが語られる。魔法は、まるで夢のように儚い。
【ネタバレ】ワルの上限ーー「SAND LAND(サンドランド)」レビュー&感想
20年を経て鳥山明の一作を映像化した「SAND LAND(サンドランド)」。「悪魔よりワルだなんてゆるされるとおもうか?」のキャッチコピーは、伊達ではなく本作の根幹である。
かくてダイヤは転がれりーー「アンデッドガール・マーダーファルス」7話レビュー&感想
混迷の「アンデッドガール・マーダーファルス」。7話ではホームズとルパンのブラックダイヤ争奪戦が終わりを告げる。四つ巴の戦いの今、ダイヤは誰の手にもない。
一人ではないということーー「ダークギャザリング」6話レビュー&感想
約束を知る「ダークギャザリング」。6話では螢多朗達の関係に様々な変化が訪れる。集合霊との戦いは、彼の社会復帰を妨害するようでむしろその補助線を引いている。
珍しき「幻日のヨハネ」。8話では夏祭りのさなかトラブルが起きる。これはヨハネが「祭り」に必要な魔法を知るお話だ。
8月も中旬に入りました。帰省のため、次回の「幻日のヨハネ」「ダークギャザリング」のレビューは1,2日の遅れを見込んでいます。「アンデッドガール・マーダーファルス」まで順延にならないように頑張りたいと思いますが、すみません。
鳥籠の呪縛ーー「アンデッドガール・マーダーファルス」6話レビュー&感想
取り違えの「アンデッドガール・マーダーファルス」。6話ではホームズがまんまとルパンにしてやられてしまう。怪物ならざるルパンはしかし、人に呪縛をかけることができる。
サークル「F会」様が発行している同人誌「Fani通」。コミックマーケット101で頒布される2022下半期号に寄稿いたしました。2022年10月〜2023年3月に放送されたアニメに対する、多数の方のレビューがまとめられています。
避け難き「ダークギャザリング」。5話では螢多朗が大学の新歓で憑依霊絡みの事件に巻き込まれる。憑依する者とされる者の関係は、一方的とは限らない。
オリジナルを探す「幻日のヨハネ」。7話ではヨハネが奔走する。彼女に課せられたのは女子会という謎解きである。
見えないアンサンブルーー「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」レビュー&感想
2019年の劇場版から4年、TVアニメ3期に先駆けて帰ってきた「特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~」。いくつもの小編成によるアンサンブルは、目に見えるものだけで奏でられてはいない。
【ネタバレ】しん次元の正体ーー「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜」レビュー&感想
シリーズ初の3DCG作品となった「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜」。2D的な質感を失わないタッチが目を引くが、本作は別にこれみよがしに技術を誇った作品というわけではない。本作は「しん次元」をめぐる作品なのである。
ブラックダイヤの秘密ーー「アンデッドガール・マーダーファルス」5話レビュー&感想
「アンデッドガール・マーダーファルス」5話ではロンドンで多くの人々が入り乱れる。探偵が対立する第二章「ダイヤ争奪編」で争奪されるのは、ダイヤであってダイヤではない。
君を思う「ダークギャザリング」。4話では螢多朗の幼なじみである詠子の人となりが明かされる。霊障に巻き込まれた彼女がかけられた呪いは、一つではない。
腹落ちの「幻日のヨハネ」。6話ではさまよえるリコにヨハネが手を差し伸べる。彼女に必要な「場所」はなんだろう?
【Notガンプラ作ったよ】ゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプS(フォリア機)
HG スーパーロボット大戦OGシリーズより一応のif機体、ゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプS(フォリア機)を製作しました。
真打は遅れてやってくるーー「アンデッドガール・マーダーファルス」4話レビュー&感想
日の出と日没の「アンデッドガール・マーダーファルス」。4話では事件の全貌が明かされる。副題の通り、今回は真打を巡るお話である。
旋回の「ダークギャザリング」。3話では夜宵が悪霊を集める理由が明かされる。理解が誤解に勝るとは限らない。
飛び出そう「幻日のヨハネ」。5話ではマリがワーシマー島からの一歩を踏み出す。必要なのは夢と現実の区別ではない。
「機動戦士ガンダムAGE」よりHG Gサイフォスを製作しました。
矛盾の皿――「アンデッドガール・マーダーファルス」3話レビュー&感想
謎解きの段を踏む「アンデッドガール・マーダーファルス」。3話では探偵の中でピースが揃う。事件解決に必要だったのは”皿”である。
裏返りの「ダークギャザリング」。2話ではお祓いに訪れた螢多朗が大ピンチに陥る。彼にとって夜宵はどんな存在なのだろう?
伝わる「幻日のヨハネ」。4話ではヨハネに新たな出会いと新たな発見が訪れる。本当のメッセージは、空と海の間にある。
【ネタバレ】所在を見つけ直す旅――「君たちはどう生きるか」レビュー&感想
「風立ちぬ」以来10年ぶりの宮崎駿監督作品となった「君たちはどう生きるか君たちはどう生きるか」。本作は公開まで特報映像などがなく、徹底した情報の秘匿が行われた。それは異色の広告方法、というだけではない。秘匿の上でこそ私達は本作を味わえるのだ。
齟齬と杭は使いよう――「アンデッドガール・マーダーファルス」2話レビュー&感想
欧州謎解き行の「アンデッドガール・マーダーファルス」。2話では吸血鬼の城で殺人事件が起きる。道具の価値は実用性とは限らない。
蠱毒と孤独の家庭教師――「ダークギャザリング」1話レビュー&感想
闇集う「ダークギャザリング」。1話では霊媒体質の青年が運命の出会いを果たす。そのきっかけが家庭教師なのもまた、偶然ではない。
仲立ちの「幻日のヨハネ」。3話ではヨハネのピンチが思わぬ事態を引き起こす。無力な彼女にしかし、他の人にはできない魔法がある。
革新できない私達の呪いと祝福――「機動戦士ガンダム 水星の魔女」総括感想
2023年7月に最終回を迎え、この年を代表するヒット作の1つとなった「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。果たして本作は新しい作品だったのだろうか。それとも旧態依然の「ガンダム」だったのだろうか?
「アニメ調査室(仮)」さんが行うアニメのアンケート、2023/4-6月期分も参加したいと思います。
笑劇の意義――「アンデッドガール・マーダーファルス」1話レビュー&感想
全てが壇上の「アンデッドガール・マーダーファルス」。1話では奇妙な男女の出会いが描かれる。見世物小屋から始まる物語は、芝居の要訣を教える物語である。
不思議の源「幻日のヨハネ」。ヨハネは2話でも杖を振るうがそれは魔法を起こさない。魔法に必要な対価は、一体なんだろう?
呼びかけと答えと――「機動戦士ガンダム 水星の魔女」24話レビュー&感想
問いかける「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。最終回24話、スレッタは傷ついたエアリアルに必死の呼びかけをする。必要なのは返答である。
見せるべき空は――「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY」レビュー&感想
活躍広がる「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。OVA「NEXT SKY」では歩夢の短期留学を契機とした出会いが描かれる。「NEXT SKY」はけして、単なる新章のかけ声ではない。
不思議の国の「幻日のヨハネ」。1話では夢破れた主人公ヨハネの帰還が描かれる。だが、彼女が帰る場所は故郷ヌマヅであってヌマヅではない。
最後の優しさ――「機動戦士ガンダム 水星の魔女」23話レビュー&感想
偽りなしの「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。23話ではクワイエット・ゼロで激闘が繰り広げられる。今回は兄姉弟妹の戦いを踏まえつつ、副題の意味を考えてみたい。
虹を背負う弾丸――「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」25話レビュー&感想
終わらない「バーディーウイング」。最終回25話ではイヴが運命に抗う。結末から見えるのは彼女の異名"レインボー・バレット"の正体だ。
猶予を縫い止めよ――「魔法使いの嫁 SEASON2」12話レビュー&感想
一休みの「魔法使いの嫁 SEASON2」。12話では生徒達を守るためライザがある決断をする。全てを解決はしなくとも、その一息こそが必要な時がある。
【ネタバレ】主役交代のお知らせ――「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
新次元のアニメーション描写で世界の度肝を抜いた前作から4年、パワーアップして帰ってきた「スパイダーバース」。前作の主役はピーターに代わってスパイダーマンとなった少年マイルスであったが、今回の主役も彼であって彼ではない。
進むための二人――「機動戦士ガンダム 水星の魔女」22話レビュー&感想
再び歩む「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。22話ではいよいよ決戦が始まる。スレッタやミオリネが進むために必要だったものはなんだろうか?
彼方去る君――「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」24話レビュー&感想
命輝く「バーディーウイング」。24話では夢の舞台で葵が翼をはばたかせる。イヴにとって、葵のゴルフは最後に与えられた難題である。
詰替えの時――「魔法使いの嫁 SEASON2」11話レビュー&感想
望みと違う「魔法使いの嫁 SEASON2」。11話では様々なすれ違いが起きる。目にする対象が同じでも見ているものまでそうとは――詰め替えられていないとは限らない。
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競う場所を知る「星屑テレパス」。8話ではモデルロケット選手権が間近に迫る。しかし、勝負の場所は選手権だけではない。
焼き尽くす「ダークギャザリング」。21話では強大な少年霊と花魁の霊が激突する。伝説の花魁が見せる美しさは、ただの美しさではない。
試行錯誤の「魔法使いの嫁 SEASON2」。20話ではフィロメラの両親やアルキュオネの過去が明かされる。その悲しみにしかし、確かな生が見え隠れする。
目標への「星屑テレパス」。7話では彗に憧れる海果のリーダーへの道のりが描かれる。憧れに、灯りに近づくにはどうしたらいいのだろう?
対立の「ダークギャザリング」。20話では螢多朗の危惧の的中と同時に思わぬ魔手が襲いかかる。恐るべきは「なり代わり」だけではない。
4本の物語でTVシリーズを再編してきた「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション」。主人公であるシン・アスカがこの完結編で得たものは、いったいなんだろう?
15年ぶりの劇場作品となる「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。鬼太郎誕生の経緯を語るこの物語は、鬼太郎が何者かを定義する物語だ。
地を這う「魔法使いの嫁 SEASON2」。19話でチセ達は学園の外へ旅立つ。飛べない私達の進む道は、目に見える道とは限らない。
新星の「星屑テレパス」。6話では海果達に新たな目標ができる。新しさは遠くにあるとは限らない。
代役の「ダークギャザリング」。19話では螢多朗が奮闘する。彼に今回求められる役割と、それに必要なものはなんだろう?
「ガンダムビルドファイターズ バトローグ」よりA-Zガンダムを製作しました。
P.A.WORKSが送るオリジナル長編アニメ「駒田蒸留所へようこそ」。お仕事シリーズ最新作でもある本作から見えるのは、ウイスキーのように不思議な時のブレンドだ。
混濁の「魔法使いの嫁 SEASON2」。18話では禁書を盗んだ犯人が正体を現す。異形のその姿からは、全ての人間が逃れられない「魔術」が見えてくる。
次のステージを目指す「星屑テレパス」。5話では海果の途方もない夢が僅かずつ形になり始める。居場所の意味は一つではない。
己を知る「ダークギャザリング」。18話では卒業生ハウス探しの顛末と空亡の進化が描かれる。夜明けの時間には、魔物が潜んでいる。
抗い続ける「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」。総集編第3集では本作における対立が鮮明になってくる。シン達を焼く「運命の業火」にはもう一つの姿がある。
悪夢の続く「魔法使いの嫁 SEASON2」。17話では静かに息苦しくなっていくカレッジが描かれる。私達は、目が覚めたからといって夢を見ていないとは限らない。
足元に目を向ける「星屑テレパス」。4話では海果達と瞬のロケットが対決する。だが、彼女達の対決はいわば灯台に過ぎない。
謎と恐怖の「ダークギャザリング」。17話では夜宵と詠子が事故物件の内見に向かう。二人が遭遇する心霊現象からは、「仏作って魂入れず」のことわざの意味が見えてくる。
一人を決める「魔法使いの嫁 SEASON2」。16話では肝試しが催される。だが、試される肝は度胸とは限らない。
季節が重なる「ヤマノススメ Next Summit」。9話では渓流釣りと鎌倉行きが描かれる。今回あおいが知るのは、春と冬の間の時期らしい"まじりけ"だ。
アイデンティティを探す「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。8話では株式会社ガンダムの方向性を巡る悶着が描かれる。今回は学生の起業などが言われる現代らしい題材であり、そして学生の本分を問うお話だ。
疎通の先の「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。20話では正体不明の攻撃に徐倫達が苦しめられる。アナスイの強引にも思える反撃はしかし、ヨーヨーマッへの最高の意趣返しだ。
ご利益求めて「ヤマノススメ Next Summit」。8話では群馬に住む黒崎ほのかと一緒の2つの登山が描かれる。どちらの山登りからも見えてくるのは"パワースポット"の所在である。
孵化を迎える「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。7話ではスレッタとエアリアルに思わぬ危機が訪れ、ミオリネの覚悟が問われる。彼女の自立に必要だったものは、果たしてなんだろうか?
無言と雄弁の「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。19話ではDIOの骨が奇妙な事態を引き起こす。意思を伝えるのは言葉だけとは限らない。
共に天を戴く「ヤマノススメ Next Summit」。7話では日和田山と高尾山、二つの登山が描かれる。だが、登る山が違えば見る景色も違うとは限らない。
2022/11/11に公開された新海誠監督の映画「すずめの戸締まり」は、九州から東北までの少女の旅を描いたロードムービーだ。だが、少女が旅している先はもう一つある。旅の先で彼女が見つけたものは、いったいなんだろう?
さだめに抗う「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。18話、F・Fとケンゾーの戦いはなんともえげつない結末を迎える。暗殺風水を極めた男、ケンゾーの末路は何を示しているのだろう?
そこかしこに山を見る「ヤマノススメ Next Summit」。6話では晩秋と冬の日が描かれる。登山描写がないからといって、山に登っていないとは限らない。
君が生まれる「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。6話ではスレッタとエランの決闘が繰り広げられる。エランの結末が示すものは、いったいなんだろう?
ワザマエ光る「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。17話で徐倫はブクブクと膨れた異様な死体を目にする。刺客であるケンゾーが"溺れさせる"のは肉体だけではない。
次なる頂への支度を始める「ヤマノススメ Next Summit」。5話ではあおいに登山部入部の誘いがかかる。今回彼女が鍛えるのは、自分の体だけではない。
愛が憎しみを増す「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。5話では御三家のパイロットの一人、エラン・ケレスが動き出す。彼の秘密から見えてくるのは、人間と機械(操り人形)の境界線のあやふやさである。
見定めの「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。16話では徐倫と看守ウエストウッドの死闘が繰り広げられる。なぜ、星を見ることが徐倫の勝利の理由になるのだろう?
垣根を越える「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。4話冒頭、スレッタはグエルからのプロポーズを、彼の特別な人になることを断り逃げるように去る。今回は彼女が特別さから逃走するお話だ。
闘志のありかを問う「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。15話では徐倫の厳正懲罰隔離房行きをきっかけに敵味方双方が動き出す。そこから見えるのは、目に見えるよりも遥かに強大な支配の形である。
色ボケの「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。3話ではスレッタとグエルの再戦が行われる。その決着はMSでつくとは限らない。
「アニメ調査室(仮)」さんが行うアニメのアンケート、2022/7-9月期分も参加いたします。
誰が為の「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」。14話ではエルメェスと仇敵スポーツ・マックスの決着がつく。"シール"を剥がした彼女が手に入れたのは、無二にして普遍の意思である。