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夕食を終えて部屋に戻って来た美波は、ため息をつきながらベッドに寝転がった。 食事中に母が何度となく聞いてくるのが鬱陶しかった。このところあまり元気が無かったから心配してくれているのは分かるけど、ちょっとウンザリする。明日の学校の準備があるから、と言って早めに席を立った。 まあいいや、と呟いて、気持ちを今別れてきた悠介に切り替えた。 -やっぱり彼に話してよかったわ。 向井の件はまだ解決はしていないけれど、悠介に相談してからは今のところ何も起きていない。 -このまま何もなければいいのだけど…。 いつまでも悠介に頼っている訳にもいかない事はわかっている。大学の授業に出なければいけないし、勉強もしなけ…