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月夜の猫-BL小説です 好きだから95 BL小説 「本人にもあったことがあるんだが、普段はこうふわっと妖精っぽいっていうか、あ、そうそう、森野友香さん、彼女に何か雰囲気が似てるんですよ」 佐々木は笑った。 実は映像を見てそんな風にも思ったからだ。 佐々木はネットで見た友香の絵を思い出して、自分と別れてようやくあ
月夜の猫-BL小説です 好きだから94 BL小説 「うわ、すご! 佐々木さん!」 「え?」 いきなり叫んだ浩輔を佐々木は振り返った。 「カッコいいっつうか、すんごいいい写真じゃないですか、これ」 携帯の画面をぐっと差し出された佐々木は、これ、を見て眉を顰めた。 「直ちゃん…………」 どうやら直子が、幸田の連絡
月夜の猫-BL小説です 好きだから89 BL小説 「別にわたしに報告しなくちゃならないってことはないけど、もしかしたらイベントで沢村っちに会ったのかなとか思ったら、手塚が昼くらいには神宮出たって。それから一緒にご飯食べて買い物して、飲みに行ったって。何かまるで………」 そこで言葉を切った直子は、少し目が潤ん
月夜の猫-BL小説です 好きだから87 BL小説 「だから、沢村っちの父親が興信所を使って沢村っちを調べさせてることとか、相手が男だとか言ったからとか、それから、沢村っちの部屋とかあたしの部屋の盗聴してるとか、確か、佐々木ちゃんの名前は出してないけど、迂闊に会えないから沢村っちが我慢してるとか、そんなこと……ど
夏霞(沢村×佐々木)、Midsummer Dreamからアクセスできます 霞に月の(工藤×良太)のトップページ
月夜の猫-BL小説です 花さそう18 BL小説 「最初はいずれ会社はお前に任せればいいかと思っていた。無論お前が望めばだが。しかし、アスカの操縦はお前じゃないとダメだろう。独立という手もある。バックアップは惜しまないぞ」 すると秋山はややあって神妙に答えた。 「ありがとうございます。その言葉を疑いませんよ
月夜の猫-BL小説です 花さそう17 BL小説 「うっさいぞ、沢村!」 良太は振り返りもせずに言い返す。 「お二人、ほんと仲いいんですね」 笑う牧に、「どこが。犬猿の仲だろ」と良太は反論する。 「そろそろ風呂、行きませんか?」 あいつは相変わらずどこでも馴染むやつだ、とそんな良太のようすをみていた工藤を秋山が誘
月夜の猫-BL小説です 花さそう16 BL小説 「そうなのよね~、フフ、昔、克也が千雪ちゃんにコテンパンにやられた事件って知ってる?」 「え、何ですか、それ」 理香の話にちょっと興味を持った良太が聞き返したその時、理香の背後から「古い話を坊やに聞かせて取り入ろうなんざ、お前もやきがまわったな」と茶化した声で速水
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)13までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)13までアップしました
月夜の猫-BL小説です これだから5 BL小説 ただ彰子が当時付き合っていた相手との結婚を父親に反対され、家同士の結婚で沢村家に嫁いだことなどは少し哀れに思ったのは確かだ。 亡き祖父が彰子のことを不憫がっており、当時の恋人と別れさせて、すまないことをしたと沢村に語ったことも覚えている。 最近になって、ボランティ
月夜の猫-BL小説です デジャビュ?12(ラスト) BL小説 「明日は早うから、おかんのてったいで忙しいんや。初詣どこ行くんや?」 これだから、裏木戸のことは教えてなかったのに。 ただ、だからといって昨夜はしっかり眠ったしすぐに寝る気にもなれないでいたし、一人で年越しも何となく寂しいと思っていた佐々木ではある
月夜の猫-BL小説です デジャビュ?6 BL小説 淑子にかかってはプロ野球の選手だろうが政治家だろうが、肩書きなど何の役にも立たないようだ。 しきたりや家柄を重んじる淑子だが、それにふさわしい人間であればこそで、相手がどんないい家柄の生まれであろうと手心を加えるようなことはなく、むしろ自分を律することがで
月夜の猫-BL小説です デジャビュ? BL小説 「恋ってウソだろ!?」の直後のちょっとしたSSエピソードがあります。「好きなのに」へと続きます。工藤と良太にもリンク。 数年前元妻に去られて以来一人だった佐々木。ハロウィンの夜のあり得ない出会いから本物の恋になってしまった。その後日譚その1です
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!82 BL小説 いつも花や色とりどりの枝が生けられていた壷が、今日は寂しげに冷たい地肌を見せ、屋内では一層冷え切った空気が動きをとめていた。 促されてリビングのソファに座った佐々木がふと窓一面の庭に目をやると、葉を落とした樹々の群れがつんつんと一斉に裸の枝をさらしている