メインカテゴリーを選択しなおす
マイクロマガジン社(2021) 【あらすじ&ひとりごと】 書店で本書を見かけたとき、昔、山口百恵さんの歌にこんなタイトルがあったなぁと思いながら手にしました。 きっと恋愛小説なのだろうと思い読み始めると、そうではありませんでした。 人が亡くなったとき、最後に一日だけ現世に戻ってくることができ、会いたい人に会う時間が与えられる。 辻村深月さんの『ツナグ』のようですが、本書では「会える人」の条件が違います。 自分の死をすでに知っている人には会えないという。 さよならの向う側と呼ばれる場所にいる案内人が、さまざまな人をエスコートし最後の再会を果たす物語です。 5篇(5人が織りなす再会)からなる連作短…