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~教育集会所での研修後・・・「そんなこと言ったって・・・」~ 教育集会所というのは、僕が勤めていたC中学校の学区内にあります。被差別部落の人々が、集会所として使用していた公会堂の名称です。 同和教育の職員研修として被差別部落に足を運びました。当事者の方々から、直接部落問題を差別の現実から学ぼうとしたのです。フィールドワークもやって、驚くことばかりでした。 差別は今でも厳然として存在することにやっと...
~初めて会った被差別部落の人・・・「どこかちがうのではないか」~ 正直、率直な感想です。というより偏見です。僕が初めて被差別部落出身者として認識した人は長田さん(仮名)という女性でした。同和教育の職員研修で、講師として招かれていました。 僕が過去に勤めたC中学校でのことです。彼女は堂々と、ご自分が被差別部落出身であることを宣言し、解放運動を行っていました。 被差別の当事者としての体験を具体的に語り...
~「おい、同和問題はないだろうな」・・・「ねえよ」~ 今は亡き実父と息子である僕の会話です。20代の後半でした。婚約したことを両親に告げた数日後、父親がこっそりと小声で発した言葉です。つまり、こういうことです。 「おまえの結婚相手は被差別部落の女ではないだろうな。であれば反対するぞ」・・・「ちがう。それにしても面倒なことにならなくて良かった」この会話は、いったい何なのでしょう。 結論を先に言えば、...