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No.118 タンザクハゼ (Oxymetopon compressus)
和名:タンザクハゼ 学名:Oxymetopon compressus Chan, 1966 英名:Robust ribbon goby 分布:南西諸島~中・西部太平洋 撮影日時:2024-09-08 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +60マクロ (フルサイズ96mm相当) ブルーバード・リボンゴビー、セイルフィン・リボンゴビーなどと同じ、タンザクハゼ属の仲間で、2024/10/10現在、和名がついているのは、この種のみです。 和名がつく前は、英名のロバスト・リボンゴビーと呼ばれていました。 他のタンザクハゼ属と同じく、単独、ペア、或いは数匹の群…
【ログ】セブ[6] 24/9/4-9/13 -テーパーテール・シュリンプゴビー-
撮影日時:2024-09-11 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 以前にも紹介した、テーパーテール・シュリンプゴビーです。 kasurihaze.hatenablog.com 前の写真は、背びれが完全に立っていませんでしたが、今回は背びれの立った写真を撮影することができました。 実は、下の写真の方が、第2背鰭まで綺麗に写っており、気に入っているのですが、こちらは、尾びれの前に、余計なものが写りこんでしまっています。 何とも残念! --------------------------…
No.117 ネイクト・ダートフィッシュ (Parioglossus nudus)
和名:なし(ネイクト・ダートフィッシュ) 学名:Parioglossus nudus Rennis et Hoese, 1985 英名:Naked Dartfish 分布:フィリピン~インドネシア 撮影日時:2024-09-11 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ134mm相当) 日本には今のところおらず、和名はありません。 頭から背骨に沿って、オレンジの縦縞があり、その下に茶色の縦縞が並行して走っているのが特徴です。 このハゼが属するサツキハゼ属というのは、マングローブなどにいること…
No.116 フタスジハゼ (Ctenogobiops aurocingulus)
和名:フタスジハゼ 学名:Callogobius sclateri (Steindachner, 1879) 英名:Pacific goby 分布:高知~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-12 撮影場所:セブ(RSC-N) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ109mm相当) オキナワハゼ属の1種らしく、頭部に隆起があり、鰭の棘も一本一本がピンと張り詰めて、荒々しい感じの姿かたちをしています。 大きな岩をガイドさんが持ち上げた下に、隠れていました。 体が小さくて動きが速く、しかも周囲の環境に溶け込んだ色をしている…
No.115 オビシノビハゼ (Ctenogobiops aurocingulus)
和名:オビシノビハゼ 学名:Ctenogobiops aurocingulus (Herre, 1935) 英名:Gold-streaked prawn-goby 分布:奄美諸島~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-10 撮影場所:セブ(RSN-S) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 少し泥の混じった、がれ場や砂地に棲息し、エビと共生します。 頬に黄色い車線があるところは、ホオスジシノビハゼに似ていますが、これに加えて、腹部に黄色い数本の横帯があるのが特徴です。 稀種というほどではありませんが、シノビハゼ属の…
No.114 ダイダイオオメワラスボ (Gunnellichthys viridescens)
和名:ダイダイオオメワラスボ 学名:Gunnellichthys viridescens Dawson, 1968 英名:Yellowstripe wormfish 分布:千葉~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-12 撮影場所:セブ(RSC-N) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) 『旧版 日本のハゼ』では、ハゼ科ではなくてオオメワラスボ科とされていましたが、『新版 日本のハゼ』は、ハゼ科のオオメワラスボ属という位置付けに分類されているようです。 砂地や、砂礫の底上10~50cmくらいのところを…
No.112 インマキュラータ・ゴビー (Valenciennea immaculata)
和名:なし(インマキュラータ・ゴビー) 学名:Valenciennea immaculata (Ni, 1981) 英名:immaculata goby, Red-lined sleeper 分布:香港~西部太平洋 撮影日時:2024-09-05 撮影場所:セブ(RSN-S) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) 目を通る赤っぽい縦縞と、その上下に同色の縦縞があり、他の模様が殆どないのが特徴です。 クロイトハゼ属の他の魚たちと同様に、砂地や軽い泥地の上を、ペアか単独でホバリングし、時折底砂を咥えて内部にい…
No.112 メッシュド・ピグミーゴビー(Trimma agrena)
和名:なし(メッシュド・ピグミーゴビー) 学名:Trimma agrena Winterbottom et Chen, 2004 英名:Meshed Dwarfgoby, Fishnet pygmygoby 分布:フィリピン、マレーシア、インドネシア 撮影日時:2024-09-08 撮影場所:セブ(RSS) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当) 体全体にオレンジの斑点が散らばっており、一見するとオオメハゼに似ています。 ただ、こちらの方がオレンジっぽい色合いをしており、オオメハゼでは、胸びれの根元に赤い斑点が2つあるのに対し、こちらは、鰓蓋…
No.111 イレズミサルハゼ (Oxyurichthys sp.)
和名:イレズミサルハゼ 学名:なし(Oxyurichthys sp.) 英名:不明 分布:伊豆~フィリピン 撮影日時:2024-09-11 撮影場所:セブ(RSN) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ91mm相当) 以前紹介したオニサルハゼと同様、エビとは共生せず、巣穴の近くなどに、悠然と寝そべっています。 15cmくらいある個体もあり、水中ではなかなかの迫力で、透明度の悪いセブの泥地で、目の前に突然現れると、かなりびっくりしてしまいます。 kasurihaze.hatenablog.com ところで、このイレズミサル…
【ログ】セブ[6] 24/9/4-9/13 -メタリック・シュリンプゴビー-
和名:なし(メタリック・シュリンプゴビー) 学名:Amblyeleotris latifasciata Polunin et Lubbock, 1979 英名:Wide-barred shrimpgoby 分布:フィリピン・インドネシア・マレーシア 撮影日時:2024-09-09 撮影場所:セブ(カタマラン跡) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ134mm相当) 以前にも紹介した、メタリック・シュリンプゴビーです。 kasurihaze.hatenablog.com これまでとは違い、背びれだけでなく、腹びれまで目一杯広…
No.110 ベニサシコバンハゼ (Gobiodon histrio)
和名:ベニサシコバンハゼ 学名:Gobiodon histrio (Valenciennes, 1837) 英名:Broad-barred goby 分布:高知県~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-08 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +60マクロ (フルサイズ96mm相当) 殆どいつも、サンゴの中に隠れ棲んでおり、滅多に全身を現わすことはありません。 よく動き回るので、撮りやすいサンゴを見つけるのが、まずは撮影の近道でしょう。 緑の胴体に赤線と水玉模様のある、アカテンコバンハゼやシュオビコバンハゼと似ていますが、前者は模様の殆どが水玉…
【ログ】セブ[6] 24/9/4-9/13 -(仮) ブサカワハゼ-
和名:なし(仮称 ブサカワハゼ) 学名:Acentrogobius sp. 英名:なし 分布:セブ島、沖縄本島 撮影日時:2024-09-11 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 属名・学名ともに不明とされ、現地サービス(セブ・アクアバディズ)では、ブサイクで可愛いということで、ブサかわハゼというちょっと可哀相な名前で紹介されていました。 このたび、ネットで調べていただいたところ、キララハゼ属の1種(恐らく未記載種)らしいということがわかりました。 頬に黒点が2つと青いメタリックの縦…
No.108 アオハチハゼ (Valenciennea randalli)
和名:アオハチハゼ 学名:Valenciennea randalli Hoese et Larson, 1994 英名:Greenband goby 分布:和歌山~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-10 撮影場所:セブ(RSN-S) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 以前に、アカハチハゼは何度か紹介しましたが、こちらはよく似たアオハチハゼです。 kasurihaze.hatenablog.com アカハチハゼはどこでも見られる普通種ですが、アオハチハゼは比較的稀種です。 大抵は、泥っぽい25m以深の深場にい…
No.107 ツムギハゼ (Gnatholepis yoshinoi)
和名:ツムギハゼ 学名:Yongeichthys criniger (Valenciennes, 1837) 英名:Shadow goby 分布:静岡~インド・太平洋 撮影日時:2024-09-08[1] 撮影場所:セブ(小人リゾート前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ (フルサイズ96mm相当) 泥地で良く見るツムギハゼですが、これまでは単独ばかりで、こうしてペアになっているのは、初めてです。 雌雄かと思いましたが、形態に殆ど差は見られません。 以前に紹介したように、毒があるので有名ではあるものの、立派な背びれの割には、あまり人気があるとは言えないハゼです。 …
No.106 ヒシヒレオオモンハゼ (Gnatholepis yoshinoi)
和名:ヒシヒレオオモンハゼ 学名:Gnatholepis yoshinoi Suzuki et Randall, 2009 英名:Yoshino's goby 分布:沖縄~西部太平洋 撮影日時:2024-09-10 撮影場所:セブ(RSN-S) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 2009年に登録された新しい種で、『旧版 日本のハゼ』には、掲載されていません。 オオモンハゼ属というと、眼を垂直に縦断する黒線が特徴ですが、この個体は眼の下が全体的に黒く、あまりオオモンハゼ属らしくない顔つきをしています。 地味なハゼの代…
和名:チゴベニハゼ 学名:Trimma naudei Smith, 1957 英名:Naude's pygmygoby 分布:紀伊半島~インド・西太平洋 撮影日時:2024-06-29 撮影場所:西表(鳩間北西) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ18-200ズーム(フルサイズ142mm相当) アオベニハゼを撮っていた洞窟で、アオベニハゼを追い出すように、画面に割り込んできました。背びれの棘が伸びていないことから、ベニハゼかと思ったのですが、専門家数人にお聞きしたところ、皆さん、下腹部に白い模様があるから、チゴベニハゼだろうとおっしゃるので、どうもチゴベニハゼのようです…
No.104 ウミショウブハゼ (Pleurosicya bilobata)
和名:ウミショウブハゼ 学名:Pleurosicya bilobata (Koumans, 1941) 英名:Bilobed ghost goby 分布:南西諸島~インド・西太平洋 撮影日時:2024-09-10 撮影場所:セブ(RSS) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) セブのポイントは、大抵が泥地か砂地なのですが、今回潜ったRSSというポイントは、浅場が砂地、少し行くと泥地があります。 これは、砂地に生えているウミショウブという海草に棲む、その名もウミショウブハゼ。 ウミショウブハゼ属という属名の代表種になって…
【ログ】セブ[6] 24/9/4-9/13 -(仮) メンタマカスリ-
和名:(仮) メンタマカスリ 学名: Mahidolia sp. 英名:不明 分布:セブ島 撮影日時:2024-09-09 撮影場所:セブ(RSN) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 以前、ストロボが発光せずに悔しい思いをした、メンタマカスリを探して、RSNというポイントへ。 ところが、1回目は完全に空振り、そしてこの2回目にやっと、見つけてもらえました。 近くで港を作る造成工事があったこと、巨大な台風がセブを襲ったことなどから、数が減ってしまったようです。 前回までのものと違い、黄化個体です。 背びれのマークも、…
和名:ヒフキヨウジ 学名:Trachyrhamphus serratus (Temminck et Schlegel, 1850) 英名:不明 分布:本州中部~インド・太平洋 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ134mm相当) 砂地に、やたら長い(体長30cm前後)、ヨウジウオの仲間がいました。 砂地を這っていたこと、体長が長いこと、吻が短いこと、目立つ皮弁があまりないことを考え合わせると、ヒフキヨウジと思われます。 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(…
和名:カスリハゼ 学名:Mahidolia parvida (Tanaka, 1915) 英名:不明 分布:千葉~インド・太平洋 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) 初めて見たのが、川奈でした。 背びれに同心円状の模様があるところから、当時は、シマカスリハゼと呼ばれていましたが、後にカスリハゼの雌であることが、判明しました。 写真の個体は、卵を抱えているのか、お腹が大きめです。 エビは、ニセオニテッポウエビではないかと思われます。 kasuriha…
和名:クログチニザ 学名:Acanthurus pyroferus Kittlitz, 1834 英名:Chocolate surgeonfish 分布:南日本~インド・太平洋 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ68mm相当) 川奈ビーチでエントリーしてすぐに、ガイドさんに教えてもらいました。 本来、南方系の魚ですが、幼魚が流れてきたようです。 成魚は、下のような姿をしており、幼魚とは全然違っています。 また、下の2枚の写真も、どちらもクログチニザの幼魚です。 個…
和名:イトヒキベラ 学名:Cirrhilabrus temminckii Bleeker, 1853 英名:Threadfin wrasse 分布:千葉~西部太平洋 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズmm相当) イトヒキベラ属の魚と言えば、美しい婚姻色で有名ですが、深いところに棲んでいることが多いこともあって、あまり目にしたことがありません。 その中で、このイトヒキベラは、比較的浅い海に棲み、しかも、個体数も結構多いので、婚姻色を目にする機会も多い魚です。 この写…
和名:アカササノハベラ 学名:Pseudolabrus eoethinus (Richardson, 1846) 英名:Red naped wrasse 分布:千葉~台湾・中国沿岸 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:OLYMPUS TG-7 伊豆にいる、普通種です。 かつてはササノハベラと呼ばれ、外洋に面した磯に棲む赤っぽいものと、内湾に棲んで背中に白い星のあるものの、2型の変異があると思われていました。 ところが、赤っぽいものと白い星のあるものは、どうも別種らしいということが、わかってきました。 1997年に精査が行なわれ、赤っぽいものには、このアカササノハベ…
和名:ヒレナガネジリンボウ 学名:Stonogobiops nematodes Hoese et Randall, 1982 英名:Filament-finned prawn-goby 分布:伊豆~西部太平洋 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) 安定のヒレネジです。 この日は特に、なかなか出が良かったのですが、これからというときに、ミノカサゴがふらふらと泳いで来て、目の前でヒレネジに狙いをつけたため、引っ込まれてしまいました。 ----------…
和名:ハナハゼ 学名:Ptereleotris hanae (Jordan et Snyder, 1901) 英名:Blue hana goby 分布:千葉~鹿児島県、朝鮮半島 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ56mm相当) 撮影日時:2024/8/24 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ37mm相当) この日は、他にお客さんがいなかったので、ハナハゼをたっぷり…
和名:イタチウオ 学名: 英名: 分布: 撮影日時:2024-08-23 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) エキジット前に、崖の岩の間で何か動くものが見え、覗いてみるとイタチウオでした。 以前にも見たことがあるのですが、そのときの写真は下半身だけで、頭を写真に撮れたのは初めてです。 ナマズのような顔と、ウツボのような下半身をしていますが、どちらの仲間でもなく、アシロ目アシロ科という、あまり一般には知られていない分類に属しています。 下は、別の日に川奈ビーチで撮影したもの。 大抵…
和名:センネンダイ 学名:Lutjanus sebae (Cuvier, 1828) 英名:Emperor red snapper 分布:南日本~インド・太平洋 撮影日時:2024/8/23 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ130mm相当) 魚礁の下に、アカオニガゼというガンガゼの仲間のウニが、1匹だけ、鎮座していました。 ガイドさんは魚礁に群がる小魚を狙って浮上していったのですが、私は、イシモチか何かがいるんじゃないかと思って上から覗き込むと、小さなセンネンダイの幼魚が、コショウダイの仲間の…
和名:アカハチハゼ 学名:Valenciennea strigata (Broussonet, 1782) 英名:Blueband goby 分布:千葉~インド・太平洋 撮影日時:2024/08/08 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +100マクロ(フルサイズ160mm相当) 川奈のビーチに、アカハチハゼの幼魚がいました。 以前に紹介した成魚の写真(西表)と比較して、胴体が黒ずんでおり、顔の色もオレンジが濃くなっています。 これが個体差なのか、幼魚の特徴なのかはわかりませんが、少なくとも過去にはこれほどオレンジの濃い個体は見たことがありません。 元々、…
和名:ツキチョウチョウウオ 学名:Chaetodon wiebeli Kaup, 1863 英名:Hongkong butterflyfish 分布:伊豆諸島~中国大陸沿岸・タイ 撮影日時:2024-08-08 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:OLYMPUS TG-7 日本ではかなりの稀種ですが、タイのタオ島では、普通種と聞いたことがあります。 温暖化で、北上してきているのかもしれません。 川奈ビーチの堤防近くで、ふらふらと泳いでおり、ガイドさんに言われないと、気がつかなかったと思います。 遠目だったので、写真は証拠写真程度です。 youjiuo.hatenablog.com ------…
和名:オキゴンベ 学名:Cirrhitichthys aureus (Temminck et Schlegel, 1843) 英名:Yellow hawkfish 分布:伊豆~九州 撮影日時:2024/08/08 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +100マクロ(フルサイズ160mm相当) ゴンベ科の魚は、大半がサンゴ礁の海を主な住み処としていますが、このオキゴンベは、最も温帯に適応し、分布域もかなり北に偏っています。 ゴンベ科の魚の特徴は、背びれの先端に複数の皮弁がついて、枝分かれしているように見えること。 これが、江戸時代の子供の髪型に似ていることか…
和名:クマノミ 学名:Amphiprion clarkii (Bennett, 1830) 英名:Yellowtail clownfish 分布:伊豆~インド・太平洋 撮影日時:2024-08-08 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当) 8/8に、川奈で潜って来ました。 前回が6/12なので、約2ヵ月ぶり。 2ヵ月の間に、水温は20度から27度へ爆上がり! 昔の、沖縄並です。 ちなみに、今の沖縄は、水温29-30度。 サンゴも白化し、瀕死状態だそうです。 写真は、卵からハッチアウト寸前の、クマノミの幼魚たち。 …
【ログ】宮古 24/8/1-8/4 -チョウチョウウオ5種-
宮古島では、5種類のチョウチョウウオ(写真に撮れなかったものも含めるとあと2種)が、いました。 アイウエオ順に紹介します。 尚、撮影器材はすべてOLYMPUS TG-7です。 1)アケボノチョウチョウウオ 学名:Chaetodon melannotus Bloch et Schneider, 1801 英名:Blackback butterflyfish 分布:南日本~インド・太平洋 撮影日時:2024-08-03 撮影場所:宮古(なるほどザ・ケーブ) 他種に比べると、単独でいることが多く、それほど数は多くありませんが、ポイントによっては群れていることもあります。 サンゴや、岩に生えた藻類を食…
和名:ナンヨウハギ 学名:Paracanthurus hepatus (Linnaeus, 1766) 英名:Palette surgeonfish 分布:日本列島南部~インド・太平洋 撮影日時:2024-08-02 撮影場所:宮古(中の島) 撮影器材:OLYMPUS TG-7(フルサイズ62mm相当) 映画(ファインディング・ニモ)の影響もあり、水族館などで最も人気のある魚の一つです。 ニザダイ科の仲間とは思えないような、鮮やかな青と黄色の体色のコントラストが、人目を引きます。 エントリーした真下の岩場に生えた、差し渡し6,70cmほどの小さなサンゴに、10匹以上の幼魚が群れていました。 臆…
和名:タテガミカエルウオ 学名:Cirripectes castaneus (Valenciennes, 1836) 英名:Chestnut eyelash-blenny 分布:沖縄~インド・太平洋 撮影日時:2024-08-02 撮影場所:宮古(中の島) 撮影器材:OLYMPUS TG-7(フルサイズ100mm相当) バディと、宮古島に行って来ました。 バディは2回目ですが、私は初めてです。 ホテルは、宮古島と橋で結ばれた伊良部島にある、ウォーターマークホテルというところ。 watermark-hotels.com 目の前が海で、素晴らしいロケーションでした。 一人なら民宿ですが、二人で短期…
No.103 キイトハゼ (Valenciennea yanoi)
和名:キイトハゼ 学名:Valenciennea yanoi Suzuki, Senou et Randall, 2016 英名:不明 分布:沖縄~西部太平洋 撮影日時:2024-07-02 撮影場所:西表(モンスターハウス) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ156mm相当) かなり最近(2016年)、新種記載されたハゼで、『旧版 日本のハゼ』では、「クロイトハゼ属の1種」となっています。 下の記事のように、西表のガイドの矢野氏に、学名が献名されています。 nh.kanagawa-museum.jp 他のクロイトハゼ属…
No.102 ミツボシガラスハゼ (Minysicia caudimaculata)
和名:ミツボシガラスハゼ 学名:Minysicia caudimaculata Larson, 2002 英名:Blackspot minigoby 分布:奄美~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-01 撮影場所:西表(天竺) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +100マクロ (フルサイズ160mm相当) ガラスハゼという名前がついていますが、ガラスハゼ属ではなく、ミツボシガラスハゼ属という、新しく作られた属に属しています。 砂泥地の、サンゴやヤギ、海藻などに寄り添って遊泳しており、人があまり近づくと、下の写真のように着地します。 撮影日時:2022-10-03 撮影場所:…
No.101 ナデシコイソハゼ (Eviota nigrispina)
和名:ナデシコイソハゼ 学名:Eviota nigrispina Greenfield et Suzuki, 2010 英名:Blackspine dwarfgoby 分布:奄美~西部太平洋 撮影日時:2024-07-01 撮影場所:西表(天竺) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当) 『旧版 日本のハゼ』ではまだ和名も学名もなく、「イソハゼ属の1種2」とされていましたが、2010年に和名と学名がつき、『新版 日本のハゼ』でも紹介されています。 上の写真は、西表の「天竺」という、テンジクダイの多いポイントで撮ったものです。 最大水深が8m…
【ログ】西表 24/6/28-7/5 -ホシカゲアゴアマダイ-
和名:ホシカゲアゴアマダイ 学名:Opistognathus solorensis Bleeker, 1853 英名:Solor jawfish 分布:南西諸島~西太平洋 撮影日時:24-06-30 撮影場所:西表(比内ビーチ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ156mm相当) 2017年に和名がついたそうですが、それまでは、黄色いジョーと呼ばれていました。 ジョーというのは、JAWSと同じく顎の意で、英名ではアゴアマダイをジョーフィッシュと呼んでいます。 西表の比内ビーチの同じ場所に、数年前から巣を構えています。 カ…
No.100 アカハチハゼ (Valenciennea strigata)
和名:アカハチハゼ 学名:Valenciennea strigata (Broussonet, 1782) 英名:Blueband goby 分布:千葉~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-02 撮影場所:西表(光の宮殿) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +100マクロ 黄色い頭と、頬の青い筋が特徴です。 青い筋が入っているのに、なぜか和名はアカハチハゼです。 英名は、Blueband gobyなので、こちらは体は名を表わしているのですが、どうしてこんな和名がついたものか。 しかも、同じように、頬に青い筋が入っているハゼに、アオハチハゼというのがいます。 こちらは比較的最…
和名:ケラマハナダイ 学名:Pseudanthias hypselosoma Bleeker, 1878 英名: Stocky anthias 分布:沖縄~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-03 撮影場所:西表(網取浅場) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ18-200ズーム(フルサイズ86mm相当) 今回の西表では、島の西側の、比較的潮通しの良いポイントにも潜りました。 根があって、このケラマハナダイを始めとするハナダイたちが、群れていました。 ケラマハナダイのケラマは、慶良間諸島のケラマです。 和名をつけたときに、慶良間で採れた標本を元にしたのではないかと、思…
和名:ヒレナガハギ 学名:Zebrasoma veliferum (Bloch, 1795) 英名:Sailfin tang 分布:伊豆~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-01 撮影場所:西表(天竺) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ マンガに出てくるような、コミカルな顔立ちで、ニザダイ科という仲間の幼魚です。 幼魚の間は、水深の浅い、サンゴの発達したあまり波が打ち寄せないような環境に棲んでいます。 ヒレナガハギという名前の通り、ヒレが縦に長く、もう少し成長すると、さらに長くなります。 撮影日時:2000-09-25 撮影場所:柏島(後浜2.5) 撮影器…
和名:ヒメダテハゼ 学名:Amblyeleotris steinitzi (Klausewitz, 1974) 英名:Steinitz' prawn-goby 分布:伊豆諸島~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-0 撮影場所:西表(奥ヒナイ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ18-200ズーム(フルサイズ235mm相当) このときは、まだ見たことのないゼータサルハゼというハゼを探して、水深20mくらいの砂泥地を泳ぎ回ったのですが、残念ながら見つからず。 しばらく探した後、水深10mまで上がって、テングギンポハゼというハゼを探したのですが、こちらも見つからず。 た…
No.099 アオギハゼ (Trimma caudomaculatum)
和名:アオギハゼ 学名:Trimma caudomaculatum Yoshino et Araga, 1975 英名:Blotch-tailed pygmygoby 分布:伊豆諸島~インド・西太平洋 撮影日時:2024-07-03 撮影場所:西表(外離れ南) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロ x 1.4倍テレコン (フルサイズ134mm相当) オーバーハングになった暗がりに、数匹から十数匹が、頭をこちらに向け、腹を上に向けた状態で、群がっています。 上を仰いでいるようにしているから、「仰ぎハゼ」です。 常に暗がりの出口に頭を向けており、近づくとそのまま下がって行…
No.098 ハタタテサンカクハゼ (Fusigobius inframaculatus)
和名:ハタタテサンカクハゼ 学名:Fusigobius inframaculatus (Randall, 1994) 英名:Innerspotted sandgoby 分布:伊豆~インド・太平洋 撮影日時:2024-07-02 撮影場所:西表(モンスターハウス) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ17-70ズーム x 1.4倍テレコン (フルサイズ156mm相当) 西表西部の、水底に亀がよくいるという根があるポイントで撮影した、ハタタテサンカクハゼです。 サンゴのがれ場や砂地の、大きな岩や根の陰に潜んでいることが多く、あまりそこから出歩きません。 また、単独でいることが多…
溢れ出すこの想いを止められなくてあなたの背中を追い掛けていたあの頃戻れない日々と解っていても儚き望みに埋もれて眠ればこの花の中であなたに逢える色とりどりに咲く花がわたしの想いを染めてゆく 4月の退院以降、風景写真(夜景)はほんの数枚撮っただけで、それ以外は花ばかり撮り続けていた。風景を撮らなかった理由は単に天候が気に入らなかっただけの事。花(植物)は天候にさほど左右されず雨の日でもそれはそれで情感...
和名:??正体不明?? 学名:????? 英名:????? 分布:????? 撮影日時:2024-06-29 撮影場所:西表(鳩間北西) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ18-200ズーム(フルサイズ235mm相当) これまでは、正体のわかっているものを投稿してきましたが、これは、さっぱり謎です。 西表の鳩間北西でアオベニハゼを撮影し終え、他のダイバーさんたちのところへ戻る途中で、ふらふらと水底近くを漂っているのを、発見しました。 撮っている間は、カミソリウオの仲間みたいに思えたのですが、こうして見ると、どうも魚らしくはありません。 ただ、左側にカビの胞子みたいなものも…
【ログ】西表 24/6/28-7/5 -オイランハゼの喧嘩-
和名:オイランハゼ 学名:Cryptocentrus melanopus (Bleeker, 1860) 英名:不明 分布:奄美諸島~インド・太平洋 撮影日時:2024-06-29 撮影場所:西表(船浦ゴビーズ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII +シグマ18-200ズーム(フルサイズ100mm相当) 去年に引き続き、オイランハゼの求愛を狙って、船浦の浅い泥地に潜りました。 またも、求愛は空振りだったのですが、今回は、喧嘩を見ることができました。 隣り合った巣穴のオス同士が、ヒレを目一杯広げて、体の大きさを見せ合いっこしていました。 ashibina-ra.com 興味深かったの…
No.096 アオベニハゼ (Trimma maiandros)
和名:アオベニハゼ 学名:Trimma maiandros Hoese, Winterbottom et Reader, 2011 英名:Zigzag pygmygoby 分布:八丈島~インド・太平洋 撮影日時:2024-06-29 撮影場所:西表(鳩間北西) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + シグマ18-200ズーム西表(光の宮殿) (フルサイズ235mm相当) 2011年と、かなり最近になって、学名がついたハゼです。 『旧版 日本のハゼ』では、「ベニハゼ属の1種-2」とされていましたが、2013年に和名がついたらしく、アオベニハゼとなりました。 小さなベニハゼ属の中でも、…
【ログ】西表 24/6/28-7/5 -マンジュウイシモチ幼-
沖縄県の、西表に行って来ました。 宿は、きよみ荘という上原港の近くの民宿で、食事が美味しいのでダイバーの間でも有名です。 部屋は和室もありますが、今回泊まったのは、2食バストイレ付のベッドルームでした。 ダイビングは6日間で、1日2ダイブ。 前半3日間は、去年もお世話になった、西表東側の遊びなーらさん。 ashibina-ra.com 後半3日間は、西表島の西側にショップを構えている、トネリコさんにお世話になりました。 ids-toneriko.com どちらも、マクロが得意なオーナーが自らガイドをしてくれる、少人数制のお店です。 西側と東側では、生物相が違っているらしいので、楽しみでした。 …