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「文章はリズムが先、リズムに乗せて書く文章」~小説はいくらでも書けるが日記がまったく書けない話①
8歳の孫のハーヴは最近、小説執筆に夢中、 いくらでも長く書けるのだという。 しかも発想は自由、文末の処理は的確。 いったいどうして、そんなことができるようになったのだろうという話。(写真:フォトAC) 【孫1号が小説を書く】 『冬が始まったころ、イギリスの白山村では新年に向けて準備が始まっていた。ところが、ある二十歳の娘のいる家では、始まろうとさえしていなかった。 その家の主人は「ムッシュ・ムダ―」という。 決して悪い人ではない。なぜ始まっていないかというと・・・旅に出ていたというのだ。 今、ムダ―はベルリン諸島にいる。「ふぁ、旅ってものはいいな」と彼は言うのだが、旅と言っても今はシーズンオフ…