メインカテゴリーを選択しなおす
「副操縦士(Copilot)とのやり取り:私は騙されない」~生成AIと仲良くできるようになってきた話②
長年懸案だった物語の題名が分かった。 しかし生成AIの情報は確認の必要がある。 絵も描かせてみた。けれど思い通りにはならない。 いずれの場合も、最後の決め手は人間だ――という話。(写真:フォトAC) 【聞いた時のことが何も思い出せない物語】 印象深い話、心動かされた物語、あるいは使い勝手がよかったりたくさんの人に伝えたかったりするような智恵、そういったものを手に入れたときの「いつ」「どこで」とか「誰から」といった周辺情報は何かしら残っているものです。ところが先週お話しした「ムカデのジレンマ」については、まったく何も思い出せないのです。しかもあれだけ印象的な話なのに1度聞いたきり、おそらくそれか…
「小さな原因で大きな現象が起こる心のバタフライ・エフェクト」~振り返ってみれば人間は本当に難しい④
人の人生を大きく狂わせる心の問題。 しかし原因はほんの些細なことなのかもしれない。 些細なことで重大な結果がもたらされる――。 だとしたら大事なのは、原因追及ではない。という話。(写真:フォトAC) 【ムカデはなぜ歩けなくなったのか】 今週はまず「植物といのは非常に単純で分かり易いもので、畑は素直だし作物はウソをつかない、だから心安くいられる」という話をし(15日火曜日)、「人間の能力は『わかる』『できる』『すらすらできる』の3段階を経て成長するものであり、一度獲得した能力は容易に消えない」という話もしました(16日水曜日)。ところがこれだけだと植物の成長も人間の成長も同じになり、極めて単純で…
「イップスとムカデのジレンマ」~振り返ってみれば人間は本当に難しい③
長く時間をかけて築いてきた熟練が、 一瞬のうちに失われることがある。 それが余技で起こるならかまわないが、 職業上の特殊技能だとたいへんだ。さらに――、 という話。(写真:フォトAC) 【技能が一瞬で失われるとき】 昨日の記事の最後の方で、私は、「一度身に着いた『すらすらできる』は、そう簡単には失われない」と書きました。ところが驚くほどあっけなく失われることもあります。 教員になった年に地域の草野球チームに強制的に入れられ、おそらく大学1年生の体育の授業以来10年ぶりくらいにボールを握ったら、まるで思ったところに投げられなくてびっくりしたことがあります。10mほど離れてのキャッチボールから始め…