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神様たちの話、第356話。血の濃さ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. エリザは事業拡大の一環として、中央大陸の東に横たわる大海洋をひたすら東へと突き進み、新たな島や大地が無いか、複数の船団を派遣して探検・探査を繰り返していた。その過程で、エリザは大海洋の果てに無数の島が連なっている地域を発見し、その近辺の集中的な探索を始めていた。 その内にエリザ自身も、若い頃の血がたぎり出してしまい――孫や...
神様たちの話、第355話。女将さんの晩年。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. アロイ・タイムズ帝による統治が始まり、中央政府が成立して以降も、タイムズ家とエリザとの関係は続いていた。先帝ゼロが晩年には忌み嫌っていた相手であったものの、エリザは有能で、かつ、身内と味方に対しては非常に優しい人物であったために、アロイも少なからず彼女を慕い、頼ったのである。 そのこともあって、彼女の仕事は年を経る...
第11章 ●奴隷商人9、紀元前47年 「早く読んでよ。気になるじゃない?」 「20世紀の紙と違うんだ。パピルスだぜ?葦の茎だ。乾くのに時間がかかる」 「もぉ~」 「待っている間に、昼飯もまだだし、もう1回、どうだ?絵美?」 「セックスを覚えたての中学生みたい!」 「このエミ...
神様、……から裏切られた女の話。ある口伝。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -琥珀暁番外編 その2 かつて央北と央中に棲息していたように、バケモノは央南にも、その姿が確認されていた。しかし前二地域でそうであったように、能動的に人を襲うような性質も、人の生息圏に現れるような性質も持っておらず、どうやら作った人間は別なようだった。 それでも襲われればひとたまりも無いのは同様であり――。「ひっ、ひっ、ひい...
神様たちの話、第354話。天帝教のはじまり。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5.「ゼロがバケモノにすり替わっていた」と言うショッキングな事件は、瞬く間にゼロの支配圏全域に拡がった。と同時に、そのバケモノをゲート将軍とアロイ皇太子が討ったことも併せて伝えられ、二人は反逆者から一転、英雄として持てはやされた。「それでは緊急閣議を始めます」 その成果もあって、アロイはゼロの後継者として、暫定的に認め...
神様たちの話、第353話。ゲートとアロイの「バケモノ退治」。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4.「解決? どうやって?」 尋ねたゲートに、モールは玉座の背後に回り込みながら答えた。「例えばさ、ヒトに姿を変えられるバケモノがいたとして、ソイツが7年前から、ゼロにすり替わっていたとしたらどうよ?」「……なるほど」 ゲートは苦笑いし、その提案を吟味する。「そうなりゃ南への無茶な遠征も、遠征隊へ下したひ...
神様たちの話、第352話。まさかの結末。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. エリザの協力で人を集めた上で、ゲートとアロイはクロスセントラルに戻って来た。「ゲート・シモン将軍、それにアロイ皇太子、……ようこそお戻り下さいました」 武装した士官から挨拶され、ゲートは腰に佩いた剣に手を掛けながら尋ねる。「状況について教えて欲しい。マジでゼロは、俺たちを捕まえようとしてるのか?」「それは、……本当です。...
神様たちの話、第351話。真実の究明。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 南方への遠征計画が始まって以降、ゲートはゼロの側から遠ざけられていた。それまでの、高潔で公明正大だったはずのゼロからは、到底考えられないような対応であり、ゲートの方からも「正当性が無い」と何度と無く抗議していた。 だが、それに対してゼロは、まったく応じないばかりか――やはりゲートが懸念していた通り――エリザと親しくしている...
神様たちの話、第350話。許されざる嘘。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 南方遠征隊指揮官、即ちマリア・ロッソの突然の失踪を受け、閣僚は戸惑っていた。「一体どうしてロッソ尉官、いや、ロッソ佐官は姿をくらませたんだ?」「大卿の称号まで得て、将来が約束された身だと言うのに」「どう思われますか、陛下?」 閣僚らの顔を見渡し、ゼロは口を開いた。「事情については、はっきりとでは無いが分かっているつも...
神様たちの話、第349話。幻の「絶対敵」。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5. カーテンロック山脈の北岸に沿って海路で渡るまでは、マリアたちの遠征はそれなりに順調だった。その先に何があるかも分からない、不安要素しか無いような航海だったが、いざ船を走らせてみると、程無く風と海流をつかまえることに成功し、出港から2ヶ月半後の31年8月下旬、彼女たちは山脈の東端地点に到達し、そこから東へ延々と、未開...
神様たちの話、第348話。アロイの鶴声。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -4. ゲートが一家で旅行に出かけたことを幸いに、ゼロは大急ぎで遠征隊隊長の選抜を行っていた。「私の考えでは、やはりハンニバル・シモン佐官が隊長に適任だと考えている。皆の考えはどうだろうか」 ゼロに問われ、集まった閣僚と将軍たちは揃ってうなずいた。「問題無いでしょう」「彼以外にはありえますまい」「右に同じく」 が、会議に同席...
奴隷商人 Ⅱ 第10章 ●奴隷商人8、紀元前47年 「別に肉料理だと思えばいいんでしょ?」と小ぶりの半月刀で大脳皮質を切っていく。半月刀が固いものに当たった。骨?骨が脳内にあるわけがない。私は指を突っ込んで、大脳皮質を左右に開いた。 なんだ?これは? 脳内から現れたのは...
奴隷商人 Ⅱ 第9章 ●奴隷商人7、パトロヌス、紀元前47年
奴隷商人 Ⅱ 第9章 ●奴隷商人7、パトロヌス、紀元前47年 「エミー、こっちよ」とソフィアがタペストリーで仕切られた一画に私を連れて行く。そこは水場で、丈の高いベッドが4台置いてある。そこに少女が二人、仰向けになっている。別の少女が彼女たちのムダ毛をよく研いだ鉄製らしいナ...
第8章 ●奴隷商人6、侵入者、紀元前47年 ジャッカル頭のアヌビスが俺の方に突進してきて、クルッと回転して腹を狙ってきた。鋭利な爪で俺の腹を引き裂こうというつもりか?これで死んだら、俺の意識/記憶もアップロードされない。本体に戻れない。おまけに、絵美をここに一人で残すこと...
神様たちの話、第347話。銀婚旅行のお誘い。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -3. ゼロの暴挙に憤慨したゲートは、「頭巾」でエリザに経緯を伝えたが――。《あら、そうかー》 彼女はあっけらかんとした様子で応じてきた。《アタシは別に構わへんで》「えっ!?」 そんな答えが返って来ることを予想しておらず、ゲートは面食らった。「でもエリちゃん、君が先に……」《アタシがやろうとしとるんは今んトコ、カーテンロック...
神様たちの話、第346話。荒唐無稽な勅令。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. ゼロの言葉に、ゲートは首をかしげた。「なんだそれ? その言い方だとお前、山の先に何かあるって確信してるのか?」「あ……、いや、あるだろう、と」「無かったらどうすんだよ? 10年前みたいに千人規模でわーっと向かわせて、その結果海しか見付かりませんでしたじゃ、バカみたいじゃねえか。10年前のアレは向こうから人が来たからあ...
神様たちの話、第345話。南のうわさ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. 北方における遠征は、二人の「神」に多大な利益と影響を及ぼした。 前述の通り、エリザは北方における巨大な販路と顧客を獲得し、その富と名声を大いに高めた。そしてそれこそが、北方遠征後にゼロ側で起こった潮流の原因ともなった。それは一言で言うなら、「エリザへの嫉妬」に他ならないものだった。 繰り返すが――ゼロ主導で計画され、ゼロ...
神様、……を慕った男の話。ひとまわり、思いはずれて。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -琥珀暁番外編 その1 双月暦25年11月、エリザに伴われて、ロウは彼女の本拠地を訪れた。「いやぁ、全然変わってへんなぁ」「そっスねぇ」 ロウの返答に、エリザは首をかしげる。「ん? アンタ、こっち来たコトあったか? 20年前の話やないやんな?」「いやほら、いっぺん来たじゃないっスか。北に行く直前くらいに」「んー?...
神様たちの話、第344話。そして帰郷へ……。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -8.「だからコイツがココにいる、と」 事情を聞き終えたロウは、気の毒そうにビートを一瞥した。「そりゃあつくづく災難だったな、お前さん」「とは言え、悪い気はしてません。マリアさんに嫌われたのは本当に残念ですが、正直に言えば、軍での生活に嫌気が差してきてたところですから。先生のところでお世話になると言うのであれば、不満は全く...
神様たちの話、第343話。エリザのパーフェクトゲーム構築法。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -7. 密かにエリザの後方支援に付いたモールは、彼女の期待以上のはたらきをしてくれた。東山間部における情報収集は言うに及ばず、皇帝の力の正体と、その力を与えた「鉄の悪魔」アルに関することまで、モールは事細かに教えてくれたのである。「ほんなら皇帝さんが使てる魔術は……」《ああ。言語がちょいと違うってだけで、原...
今日は楽しいクリスマス。旅岡さん家ではいつものように円さんを交え、友達同士でクリスマスパーティを開こうとしていた。が、その前に……。大江「はいこれ。……えっと、これ、プレゼント。クリスマスのやつ。紅とゆっこが買おうって、で、あたしも買ったからついで、じゃなくて、えーと、ちゃんとしたやつ。その、いつもお世話になってるしって思って」円「アンタ今日はよーしゃべるなぁ。照れ屋さんやね」大江さんがそろそろと差し...
第6章 ●奴隷商人4、ムラーの家、紀元前47年 どうもまだこの体に馴染めない。ムラ―の意識、記憶も掘り起こさないとダメだ。俺は額に左の人差し指と中指をおしつけて、ムラーの知識を探る。 ムラーの家は2つあるようだ。この海岸沿いの家と丘の中腹にある家だ。それぞれハーレムの奴...
シリーズ「奴隷商人」 A piece of rum raisin - 第2ユニバース 第9話 絵美と絵美、純粋知性体、絵美と奈々 からの続き。 ●第3章 ●奴隷商人1、紀元前47年 (私は行ってしまった。行ってしまった?じゃあ、私は何?私/彼女はどこに行ったの?・・・じゃあ...
恭子と明彦、エピソード Ⅲ 電話の呼び出し音って、たまにドキドキしないか?ぼくはした。 「もしもし、浅井ですがぁ~」と恭子の明るい声がする。 「明彦だけど・・・」と思いっきり暗い声がする。 「あ!生きてたの?論文、提出できたの?」と彼女。 「無事、おととい提出できたんだ。...
薫と明彦、エピソード Ⅲ 「当たり前じゃないか?メイクラブはしたさ。一種のコミュニケーションだ。だけど、カオルはぼくの物じゃないし、ぼくはカオルの物でもない。単に、ぼくらは寝る前よりも近しい存在にお互いなっただけだよ」 「近しい存在?」 「親にも見せたことがないことをして、...
ファンタジーと呼んでもらって差し支えない物語をいくつか書いたことがあります。 「楽園」という作品は深い山奥に小人が住んでいる、という設定でした。書いてる時はと…
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(29) 戦後処理P.3 👈NEW
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(29) 戦後処理P.3 👈NEW 目が覚めて起き上がろうとした。したんだけど、後頭部から頭頂部にかけてガンガンした痛みが。ゲェ~、こんなひどい二日酔いは始めてだよぉ~。ソーニャ准尉がサキエ、飲みましょうよとショットグラスでウォッカを注ぐもん...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(30) P.2、沖縄へ 👈NEW ●ニャーナ 2、ハバロフスク ●エレーナ少佐の指令 ●買い物 「以上がこちらのスパイの諜報報告なのよ、エレーナ」とアーニャ。 「う~ん、台湾侵攻、南西諸島攻略・・・台湾の太平島占拠・・・北朝鮮の半島南進...
もう誰も独りにさせない《旧題:この孤独な存在に救いの手を!》【小説家になろう】【小説】
腹痛勇気さんの小説家になろうの小説「もう誰も独りにさせない《旧題:この孤独な存在に救いの手を!》」を記事にしました。転生特典で状態異常無効を貰った少年が状態異常に(自他ともに)悩まされる女の子達から重い感情を向けられつつ冒険したりするお話。(・ω・)ノ
薫と明彦、エピソード Ⅱ ぼくはエレベーターの壁に手をつき、カオルを見下ろして言った。「まだ、気が変わらないか?帰ってもいいんだよ。送っていくよ」とカオルに行った。ハンカチで鼻を拭いていたカオルは、「気なんか変わらない。早くチェックインして、部屋に行って抱いてよ」と言う。...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(30) オキナワへ ニャーナの母親は、ロシア系ロシア系コレイツィ人(ロシア語の高麗、コリアのロシア語読み)だが、親族は中国にも北朝鮮にも中央アジアにも広がっている。言ってみれば、クルド人(中東のクルディスタンに住むイラン系山岳民族)がトルコ・...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(29) 戦後処理 P.2 ●佐渡ヶ島へ ●揚陸艦オスリャービャ 閉鎖されている寂れた空港ビルが見えた。ビルの横からごつい車が2台近づいてきた。1台は自衛隊のトラックだ。もう1台は見慣れないごつい軍用車。ロシア軍の車? 迎えの車かしらね?...
アンドレスの問いかけに、ロカ神父は実直な口調で語りはじめる。 「順番にお話しいたしましょう。 十数年前、イエズス会士がスペイン国王から国外追放を命じられたのはご存知かと思います。 その国外追放前
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(29) 戦後処理 「佐渡のガメラレーダーサイトで、レールガンがオーバーヒートして焼き付いた際に、東ロシア共和国軍のアナスタシア少尉が、最後の北の極超音速滑空体を転進させたんだ。なんでも、彼女は、ロシアの管制誘導プロトコルをS-400を管制する指...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(28) 北、佐渡上陸 Ⅳ 「石塚さん、日テレの卜井と申します。二見町からの避難の様子を取材させていただいてもよろしいでしょうか?」と卜井。 「そりゃ、構わないが、卜井アナ、あなた、その姿、どうされたんですか?」 「石塚さんのお住まいのある二見町...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(27) 北、佐渡上陸 Ⅲ ●敵中突破 佐々木があわてて、伍長を抱え、「卜井さん!カテリーナが撃たれた!手当して!」と後ろに送り込む。ソーニャは左右に車輌を蛇行させて銃撃を回避させている。 佐々木は上を見上げた。PKPはそのままだ。「准尉!引...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(26) 北、佐渡上陸 Ⅱ 「ミーシャ、気をつけないと、キミの可愛い頭が吹っ飛ぶぞ!」と小野。 「あら?そうなったら、お嫁にいけませんわね」 「俺、怖くてオシッコ、チビリそうだよ」 「私、ナプキンをつけてきたから、大丈夫よ」 「クソっ!オシメして...
恭子と明彦、エピソード Ⅰ 恭子とは軽いキスだけ。それもふとしたはずみで1回しただけで、それ以来、ぼくらはキスしたってことに触れていない。 「明彦、疲れた!」 「ゴメン、大変だな、こりゃあ」 「何か飲みたい」 「コーヒー?マンダリンでいい?今挽くからちょっと待っててよ。ミ...
薫と明彦、エピソード Ⅰ 「妾腹の子供なのよ、私」 「ショウフク?」 「妾(めかけ)の子供!」 「だから、カオルの兄貴とは名字が違うのか。なるほど」 「だからねぇ、明彦、早くここはお勘定して、私と寝ようよ」 「ぼくは同級生の異父妹とこれから寝るのか?」 「イフマイ?」 「父...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(23) 北、上陸作戦前夜 Ⅰ 👈NEW
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(23) 北、上陸作戦前夜 Ⅰ 👈NEW 「クソっ!自衛隊のイージスは一隻も沈められず、佐渡ヶ島への攻撃もすべて迎撃されたか!」 「大佐、意見具申!」 「言ってみろ!」 「我が方のチョンジン(清津)港から佐渡へは直線距離にして約840キロ、ホバ...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(24) 北、上陸作戦前夜 Ⅱ 👈NEW
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(24) 北、上陸作戦前夜 Ⅱ 👈NEW エレーナがホテルの部屋に入ってボストンバックを一番手前のベッドに放り投げる。アナスタシアが先に来ていて、真ん中のベッドに座って足の爪を切っていた。「アニー、この部屋割りは何?なんで、私たち六人、同じ部...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(25) 北、佐渡上陸 Ⅰ エレーナ少佐のサドガシマ作戦(24) 北、上陸作戦前夜 Ⅱ の続き。 エレーナたちと卜井たちを乗せたタイフーンLは、自衛隊佐渡分屯基地に到着した。宿泊していたホテルから約9キロ、16分で到着した。午前1時半。 ここ...
神様たちの話、第341話。女狐エリザ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5. ビートと連れ立ってエリザの部屋に降り、二人で掃除をしながら、ロウはエリザに状況を尋ねた。「あの、エリザさん。なんでコイツがココにいるんスか?」「言うたやん。ハンくんらからかくまってんねん」「あ、はい。ソレは聞いたんスけど、でも何で?」「約束やからな。あ、ちなみに店にも知っとる子は何人かいとるけど、あんまり言うたらアカン...
雨の日の美術館 第20話、佐渡ヶ島戦闘の戦後処理 👈NEW 雨の日の美術館 第20話 佐渡ヶ島戦闘の戦後処理 ピックアップ ●遠藤実と遠藤早紀江、2022年3月 早紀江と実(ミノル)は、昨日、主任研究官に呼び出された。主任室のドアをノックした。主任がドアをわざわざ開けて...
エレーナ少佐のサドガシマ作戦(22) アナスタシア少尉 エレーナ少佐のサドガシマ作戦(22) アナスタシア少尉 ピックアップ ●アナスタシア少尉、S-4001号指揮通信車 「これで一巻の終わりか」と羽生がつぶやく。「あと残り1発なのになあ。砲身が焼け切れるなんて・・・」 「...