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ブロッサムヒルで開催される考古イベント学者キクナの物語 発表会のねたを探してたキクナ。仲間のチシャと一緒にお題探しをしてたが寝てしまうあせり飛び起きが遺跡調査に発見したよ夢のなかで目的もなく外へ飛び出しぶらり旅わりと新しい遺跡で発掘作業ねそこで謎の遺物を
激熱ハズレたんだが・低リスク中リターンの勝てる不人気パチスロ
まどかマギカの次は低リスクで互角に遊べる恐怖の学園黙示録ゴールド突撃豚姫ブタエナる応援してもらえると励みになりますよろしくね♪にほんブログ村攻略法発動させてるので750封じます前回も負けてゾーン天井示唆なし放置25ゲームくらいの悪い台ですがこれでいいの初心者パ
【動画】画像生成AI、突然の進化でいきなりAI動画生成が可能に おっさんでも美少女にれる時代到来へ
【動画】画像生成AI、突然の進化でいきなりAI動画生成が可能に おっさんでも美少女にれる時代到来へAI(人工知能)による作品をどう取り扱うべきか。イラストや写真を投稿したり販売したりするサイトで、対応が割れている。手軽に画像が作れる生成AI
今日は暖かいのでひきこもり農園です農協で苗販売してるので見に行きますメロンの苗を見つけたよ100円で販売でも購入はしませんよそこまで広くないので野菜コーナーへオール税込95円の適当に購入です800円くらいの支払いぱちの儲け分で余裕ですね勝ちの食事代はここで苗に長
【小日向奏音】ミルキー・グラマー 145cmの小柄なカラダにGカップの巨乳が初々しいグラビア動画
小日向奏音は、小さな身長と大きなバストを持つ、上目遣いが魅力的なフレッシュアイドルです。彼女のピュアな雰囲気と、看護師資格を持ちパチが趣味というギャップが、男性向けグラビアの新しい魅力を引き出しています。デビュー作『ミルキー・グラマー』では、小日向奏音ちゃんの魅力を最大限に引き出すシチュエーションが盛りだくさん。彼女の愛らしい笑顔と天然な表情が、観る者の心を鷲掴みにします。【小日向奏音 Gカップ デビュー作 美少女 ショートカット ミクロ系 巨乳 セーラー服 水着 ビーチ】
『大事なこと…』ゆうみちゃんが女子高生や女教師に扮して永遠のふわふわロリ巨乳を惜しげもなく披露するえちえちグラビアイメージ動画
ゆうみちゃんは、153cm・B90・W63・H90というHカップボディの"永遠のふわふわロリ巨乳"が魅力のグラビアアイドルです。ジュニア時代に"奇跡の美少女"と呼ばれていました。今作の『大事なこと…』では、ゆうみちゃんが学校の先生になったり、生徒になったりと、色んなゆうみちゃんを楽しめる作品になっています。90cmのHカップバストは健在で、惜しげもなく披露して、どのシーンもはみ出しそうな勢いです。無邪気なゆうみちゃんから、大人っぽいゆうみちゃんまで、堪能できるイメージビデオになっています。【ゆうみ Hカップ ロリ 女子校生 女教師 美少女】
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第36話 素材を買い取ってもらおう
「ミレ、ギルドに売る毛皮よろしくね」 ボクの言葉を聞いてミレは空間収納から各種毛皮を取り出してギルドの買取カウンターの上に並べていく。 ミレたちフェアリーノームも空間収納を持っているらしく、ボクでなくてもかなりの量を持ち運べるようだ。 「おぉ。空間収納か。フェアリーノームってやつはすごいな……。それにしても傷が少ない頑丈でいい皮ばかりだな」 買取のおじさんは並べられた革を手に取り引っ張ったり撫でたりしながら感触を確かめている。 良い獲物が取れる良質な狩場なだけあって、その毛皮はほかの街でも良く売れる良質な商品なのだとか。 「これはゴブリンの魔石ですね。全部売りでお願いします」 「任せろ! まぁ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第35話 アルテ村ギルドとフェアリーノーム
アルテ村。 猟師(ハンター)ギルドと商業ギルドが設置されている、今後街になる予定の長閑(のどか)な村である。 村の周囲には森と平地が多く、農耕と狩りに向いている。 特に、森には獲物となる動物が多く、魔物が少ないため絶好の狩場でもあるのだ。 野生動物の食べてるものの質がいいのか、この村で取引される毛皮は毛並みも美しく頑丈なので、たいして珍しくもない獲物であっても、市場価格より高めに取引されているらしい。 平地は平地で土壌の質がいいのか、収穫される野菜は瑞々しく美味しいと評判だという。 「入村者はここで身分証を提示してくださいね」 イーサさんと一緒に来た時より村の防壁が延長されていた。 そのせいか…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第34話 白狼と影
朝食も終え、準備を整えたので早速村へと出発したが、その時ボクは、突如不思議な感覚に襲われた。 何やらいつもより体が軽いのだ。 「んん? なんか変な感覚」 ボクがそう呟くと、近くにいたミレが小首をかしげたのが見えた。 「ううん。なんでもない」 そうは言うものの、周囲の空気? から何かが流れ込んでくるのを感じるうえに、ボクの丹田の部分がほんのり暖かくなっているのが感じられた。 一体これはどうしたことだろう。 そんなことを考えつつも結界を抜けたので、周囲を警戒しつつ村へと歩いていく。 道中、イノシシや狼、ゴブリンなどを倒していくが、ふと妙な気配があることに気づいた。 (何の気配? というか、ボクはい…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第33話 ロッジのいつもの朝(お出かけ前編)
翌朝、ボクは起き上がると周囲の状況を確認した。 まずお母さんは向こうに戻っているので今ここにはいない。 次、千早さんの状況だけど、ボクたちの部屋でみんなと一緒にベッドの上で雑魚寝をしている。 ミレとミカとミナはボクの周囲に陣取って寝ていたのでボクが起きると同時に目を覚ました。 「おはよう、ミレ、ミカ、ミナ」 三人は「おはよう」というように口を開いてから手を挙げた。 いつもフェアリーノームたちはジェスチャーで会話をするけど、なんでこの世界では話せないのだろう。 今度フェアリーノームの世界に行ったら直接聞いてみようかな。 朝起きると、さっそくみんなで朝風呂に行くことになった。 千早さんも起こされ、…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第32話 ログハウス改めロッジ訪問
さて、今日からは移動の準備をしたり多少のお金を工面する必要があるわけで、お母さんを軽く案内してから始めようと思う。 というわけで、現在ボクたちはお母さんにログハウスの中を見せている最中だ。 そもそもの話、丸太で組まれているからログハウスなんだけど、実質ロッジなのでもうロッジと言い切ったほうがいいような気がしている。 というわけで、もうロッジに名称を変えようと思う。 「地下階はミレたちが勝手にいろいろ改造しているので、何があるのかは把握しきれていません。地面を掘って造っているわけではないのでこの世に物理的に存在してすらいませんね」 このロッジの地下は見るたびに設備が増えていく。 色々な生産設備が…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第31話 帰宅へ
散々楽しんだ日の翌日、ボクたちは一旦帰宅することにした。 のんびりとした生活のためにも、サクサクやることを終えて自分の世界を作って引きこもったほうがいいと思ったからだ。 「それじゃ、遥ちゃん。また後で会いましょう。向こうでの仕事が終わったらお母さんもそっちに遊びにいくわね~」 「わかりました」 「では、私も一緒に行きますね。楽しみです」 「あ、あはは……」 千早さんはボクたちについてくる気満々だ。 それはそれで構わないけど、言うほど面白いこともないと思うんだよね。 「それと遥ちゃん。武器に関してだけど、自分でちゃんとしたものを作るまではこの金棒を使いなさい。妖狐族が使えば軽々と振り回せるわ。人…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第30話 転移水晶とお風呂
「遥ちゃん? 先にこの水晶を渡しておくわね」 食事が終わった後みんなでお風呂に行くことになったのだけど、その時にお母さんから三角錐の形をした青みが買った水晶を渡された。 詳しくはわからないけど、何となく力あるものだと感じることができる。 「これは?」 ボクがそう聞くと「どんな力なのか調べてみて」とお母さんに言われたので、水晶を握りしめて目を軽く閉じる。 手の中がほんのり暖かく、何かが詰まっていることだけはわかるけど、これが何なのかわからない。 色々と試行錯誤して、手の中の感覚と暖かさを追うように意識してみることにした。 すると、真っ暗な中にぼんやりとだが先ほどの寝殿のイメージが見えたのだ。 な…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第29話 遥と夕食とフェアリーノームハーレム
妖都伏見はボクのお婆様が作った都市なのだという。 街の年齢からするとお婆様はかなりのお年なんだろうか。 お母さんの年齢もまだ謎だけど、聞いたら怒られそうなので聞けない。 多分最低でも二千歳近いのではないだろうか? 「遥ちゃんが失礼なことを考えているのはわかるけど、私たちの年齢を気にしても意味ないわよ? 気にするのは人間やドワーフやエルフ、あとはほかの種族たちくらいかしら」 「そ、そんなことは考えてないです……」 ボクの考えていることを言い当てられてちょっとびっくりした。 お母さんするどいなぁ……。 「そういう意味だとミレちゃんやミリアムちゃんも同じなのよ? あの見た目で数千年は生きていると思う…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第28話 妖都伏見とお婆様
「お母さんのその姿を見たのは初めてです」 「そうねぇ。あっちではこんな姿にはなれないものね~」 お母さんは終始ニコニコしていた。 そんなにボクが女の子になったのがうれしいのかなぁ……。 「さ、こっちいらっしゃい。フェアリーノームちゃんたちもミリアムちゃんもいらっしゃい」 お母さんに手招きされたので、全員で向かう。 この中で一番大きいのはミリアムさんだけど、それでもパッと見た感じはまだまだ少女といえるような大きさだった。 身長は155cmくらいかな? まぁ、ボクたちよりは全然高いわけだけど。 「あ、ありがとうございます。主のお母さま」 お母さんに抱きしめられたミリアムさんがお礼を言う。 続いてボ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第27話 母との再会
伝令の人が急いでいったので、ボクらはほかの衛兵さんと一緒に待機することになった。 なぜかボクたちの前にはお茶とお菓子が用意される。 あ、これ羊羹だ。おいしい。 ふと街のほうへと目を向けるが、街は高い城壁に囲まれているせいで中を見ることはできない。 残念すぎる。 見たいな~。 お願いしたら見せてくれないかな~。 「遥様は街をご覧になられたいのでしょうか」 やけに丁寧に話しかけてくる若い衛兵さん。 鎧のせいで無駄にかっこいい気がする。 当世具足ってなんとなく男の子の心をくすぐってくるよね! 「見たいですけど、資格がまだないので」 残念だけど資格がもらえるまでは我慢しておこう。 ボクは我慢できる子な…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第26話 妖都へ
目の前で土下座をする初老の男性は前村長さんなのだという。 今はボクの目の前。正確にはボクの前でボクを守るように立ちはだかるミレの前で頭を下げている最中だ。 「バカ息子が何かをやらかしたと聞いたので嫌な予感がしていましたが、まさかこれほどのことをやらかすとは……」 そう話す前村長さんの声はだんだん震えている。 一体どうしたというのだろうか。 「えっと、とりあえず顔を上げてください。それと説明を」 「かたじけのうございます。嫌な予感は正しかったようです。この目で見てわかりました。遥様は妖都に連なるお方だと」 「妖都?」 毎度毎度出てくるこの名称。ボクは知らない。 もしかしてお母さんが管理しているっ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第25話 青肌一族の村とトラブル
ハイゴブリン系統の一族の1つ、青肌一族の村は森の奥地にある。 周囲は霧の結界に囲まれており、資格のないものや人間を迷わせ追い返すのに役に立っていた。 ボクたちの馬車は森を突き進み、霧の結界を越えて無事青肌一族の村へとたどり着いた。 「ここが青肌一族の村です」 ミーシャさんによって案内された村は、人族の村とあまり変わらない感じがした。 違うところといえば、煙突が多いことだろうか。 「ミーシャさん、あの煙突は何?」 石造りの壁と木材の屋根で作られた家。 その構造の隙間から石製の煙突がにょっきり生えていた。 「あれは精錬工房です。様々な鉱石を精錬しているんですよ。もちろん妖精銀も」 「へぇ~。大変そ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第24話 森と大地と地脈の間
馬車は森を行く。 言葉にしてみるとどうにもおかしいことこの上ないけど、実際走っているので問題ないはずだ。 まぁ実際は疾走しているわけではなく、ガタゴトと揺れながら進んでいるだけなんだけど。 「遥ちゃん、見てください。あの森と森の切れ目。あそこが採掘場です」 ミーシャさんが示した方向を見る。 するとV字に近い形で弧を描きながら森が割れていた。 おそらく地割れでできた谷だろう。 「ちょっと近寄ってみようか」 ボクがそう言うとゆっくりと馬車が停まったので降りて確認してみる。 「うわ、大きい。底深い!!」 谷の底は暗くて全く見えないほどに深く、岩壁は一部を除いて切り立っていた。 その一部に細い道が作ら…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第24話 森と大地と地脈の間
馬車は森を行く。 言葉にしてみるとどうにもおかしいことこの上ないけど、実際走っているので問題ないはずだ。 まぁ実際は疾走しているわけではなく、ガタゴトと揺れながら進んでいるだけなんだけど。 「遥ちゃん、見てください。あの森と森の切れ目。あそこが採掘場です」 ミーシャさんが示した方向を見る。 するとV字に近い形で弧を描きながら森が割れていた。 おそらく地割れでできた谷だろう。 「ちょっと近寄ってみようか」 ボクがそう言うとゆっくりと馬車が停まったので降りて確認してみる。 「うわ、大きい。底深い!!」 谷の底は暗くて全く見えないほどに深く、岩壁は一部を除いて切り立っていた。 その一部に細い道が作ら…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第23話 青肌一族の村へ
なんだか少し考えなければいけないことが増えてしまった。 ミレたちの世界にも現れたという【亜神】。 ボクが今いるこの世界にも現れたことがあるのだという。 ミレも戦ったことがあると言っていたし、お父さんも戦ったことがあるそうだ。 これ、ボクが世界を作っても同じように侵入してくるんじゃない? 「うーん。【亜神】について調べないといけないかもしれない」 「【亜神】ですか? なんです? それ」 「あ、えっと、なんでもないです」 今はミーシャさんと一緒に医務室前で待っていたところだ。 待っている間に考えていたことを口に出してしまったようで、ミーシャさんが反応してしまった。 しばらく二人で待っていると、ミレ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第22話 父と母
朝、いつも通りミレたちに起こされた。 横を見ると三段積みになったフェアリーノーム。 「またか」と思いつつボクが身を起こすと、待ってましたと言わんばかりにミレを含む複数のフェアリーノームによって露天風呂へと運ばれた。 朝のお風呂はぬるま湯でゆっくり浸かるのがフェアリーノームたちの定番なようで、心地よくてうっかり寝落ちしそうになる。 熱いお湯は目が覚めるけど、色々と問題もあるらしいので考え物かもしれない。 案外ボクは、このぬるめの朝風呂を気に入っていたりする。 朝風呂が終わると、フェアリーノームたちに体を拭かれる。 全身くまなく包まれるように水気を吸い取られ、温風で毛を乾かす。 生乾きは臭いの元な…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第21話 お風呂とフェアリーノーム
夜のお風呂はのんびり入るもの。 そう決めたのは誰なんだろう。 もしかしたら誰も決めていないのかもしれない。 でもこれだけは言える。 月を見ながら、星空を見ながらの露天風呂は最高であると。 「あ~、ミレ~。そこそこ~」 ボク、現在進行形で堕落中。 ミレたちに体を洗われ、少しお湯につかった後、なぜか全裸でマッサージを受けている。 くすぐったいけど、肩口から始まり、背中、お腹のあたり、腰、お尻、足の付け根、太もも、ふくらはぎときて足裏まで全身くまなくムニムニとマッサージされ続けている。 くはぁ、気持ちいい。 横を見てみると、フェアリーノームもフェアリーノーム同士でマッサージをしているようでキャッキャ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第20話 ログハウスのお料理
ボクが知る限り、ミレたちは人間が嫌いなようだ。 理由は不明。 でも彼女たちが前に話してくれたことを考えると、自分たちのことしか考えていないからというのが理由になるんだと思う。 特に見目麗しい少女の姿をしたフェアリーノームたちは一部の人間にとって至高の存在であり最高の商品なのだという。 「ミレたちがそんなことを……」 偉いでしょ? といわんばかりのミレが微笑ましくて仕方ないけど、ちゃんと聞いておかなきゃいけないことがある。 「ミレたちって人間、嫌い?」 ボクがそう問いかけると、ミレとミカとミナの三人はこくんと頷いた。 あ、そうなんだ。 では質問を変えてみよう。 「じゃあボクは好き?」 ミレたちは…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第19話 森の民とログハウスと森の結界
ログハウス一階にはいつのまにか医務室が出来上がっていた。 出かけている間に空き部屋を改造したらしく、看護師さんのコスプレをしたフェアリーノームと医者のコスプレをしたフェアリーノームが待機していた。 フェアリーノームってなんだかコスプレが好きみたい。 「ええっと、脈拍とか心拍数は正常、血圧は大丈夫、ショック症状で気を失っている状態かぁ」 机の前に座る白衣のフェアリーノームから渡された紙を読む。 「とりあえず安静にして点滴を受けておくようにですか」 フェアリーノームは積極的に人には触らないのでボクを介しての対応となる。 このログハウス内の医務室だけ日本の病院のようになっている。 ファンタジーな世界…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第18話 救助
揺らめく人影は二手に分かれた。 小さいほうの少女の人影は小走りにまっすぐ走り、二股の大木の根本から地下へと潜っていった。 どうやらそこが地下壕のようだ。 「周囲の警戒をよろしくね。異常があったら教えて」 それだけ伝え、もう一方の人影を追う。 父と呼ばれた小さな人影を追うと、何度もゴブリンの襲撃を受けては撃退を繰り返していたのが見えた。 しかしだんだんと体力が落ちてきたようで、足に一撃を受けると相手は倒すものの倒れこんでしまった。 周囲には多数のゴブリンの死体が確認できた。 「ミレ、回収と警戒お願い」 ミレが頷いたのを確認して進む。 人影は何とか進むも力尽きたようで、まっすぐ行った場所にある木の…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第17話 木箱と馬車と逃走者
さっそく戦利品となる木箱に近づく。 なかなか大きめの木箱で、一辺が1メートルくらいありそうだ。 罠がないかミレと一緒に確認していると、妙なものが視界に入った。 奥に壊れた小型の幌馬車? のようなものがあるのだ。 それも森の中にだ。 「ミレ、あの幌馬車みたいなの何?」 ボクはちょうど陰になっている部分を指さすと、ミレは木箱から離れて壊れた幌馬車のようなものに近づいて行った。 「壊れた馬車、大きな木箱。野営するゴブリン……。事件?」 なんとなく気になったので周囲を確認すると、木箱の一部に血がついているのが分かった。 森の中で馬車を襲撃……。 犠牲者は? 幌馬車の確認はミレに任せて、ボクは周囲の確認…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第16話 遥とミレの狩り
結局、隣接した混沌から来る存在についてわかることはあまりなかった。 世界と世界の間には何かがあるのだろうか。 混沌と宇宙は違うものなのだろうか。 わからないことが多すぎるので、頭がパンクしそうになる。 フェアリーノームの世界から帰ってきたボクとミレは、今後のことについて考えることにした。 一つめはお爺様に言われたことを達成して日本に戻る。 二つめは【亜神】について調べる。 三つめはボクがゆっくり過ごせる場所を用意する。 というわけで、王都までの道のりをそれとなく調べてみた結果、かなり遠いことが分かった。 今いる場所は、【サリエント】という王国の辺境にある【アルテ】という村らしい。 正式な領主は…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第15話 混沌より来たりし者
意図せずしてボクが管理する世界ができたわけだけど、何をどうすればいいのかな? そもそも【亜神】ってなんなんだろう? ミレに聞いてみるべきかな。 「ミレ、【亜神】って、何?」 襲ってくるという【亜神】とは一体どんな存在なんだろう。 「そう頻繁に侵入してくるというわけではありませんが、稀に侵入しては様々なものを盗んだり荒したりしていきます。人型であったり動物型であったり粘性生物型であったり様々です」 「魔物とは、違うの?」 少し話すことに慣れたかもしれない。 話を聞く限り、魔物と大差ない気がするけど。 「魔物とは違います。見た目は似ていますが。魔物と亜神の違いは大きく分けて2つです。強さが圧倒的に…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第十四話 フェアリーノームたちの問題
ボクとミレは目の前の街に向かって歩く。 あの街は何の街なんだろう? やっぱりフェアリーノームの街なんだろうか? 「ねぇミレ。あの街はフェアリーノームの街なの?」 「はい。そして私たちはあの街にある水晶に用事があります」 どうやらボクもあの街に行く必要があるようだ。 「ところで」 ボクはミレに対して思っていたことを聞こうと思った。 「はい」 「ミレの声って、きれい、だと思う」 「そ、そうですか?」 照れたように言うミレが可愛らしい。 「主様のお声は可愛らしいですよ? お耳も尻尾もキュートですし」 「へ!? あ、あ、あり、がとう……」 そう言われると何だか妙な気分になる。 そ、そっかぁ。 ボク、可…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第十三話 フェアリーノームの世界
ミレたちとの着替えを終えたボクは食堂に降りる。 食堂にはイーサさんがすでに居り、ボクを見つけるとゆっくり近寄ってきた。 「おはよう遥。すまないが神界の所用で数日間離れる。その間、危ないことは控えて何かやっていてほしい。まぁミレたちがいるから危険はないと思うが」 「あ、はい。わかりました。その間ボクたちが移動していたらわかりますか?」 「問題ない。移動していたら移動していたで構わない」 「わかりました。ミレ、がんばろ」 ミレはやる気を漲らせて『任せろ』とアピールしてきた。 イーサさんがいないと不安だけど、いつまでもいるとは限らないのでいないことにも慣れるなきゃいけない。 よ、よし。がんばろう。 …
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第十二話 お着換えは強制です
ゆさゆさ……ゆさゆさ……と体が揺らされる。 なんだろう? と思ってゆっくり目を開けるとミレがボクのことを揺すっていた。 「ん~。ミレ~?」 ボクの言葉を聞いたみれはこくんとうなずくとボクに抱き着いてきた。 部屋が明るいので外はもう朝なのだろう。 「ん。おきる……」 ミレに手を引かれたのでまだ眠いけどさっさと起きることにした。 ボクが起き上がるとミレが万歳するような動きをしたので、ボクも真似して万歳をする。 すると、近くにいたフェアリーノームたちがボクの寝巻を脱がし始めた。 これは知ってる。幼稚園でよくやるやつだ。 寝巻はあっという間に脱がされ、パンツ一枚になる。 すると次は、パンツを脱がされそ…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第九話 ログハウス作成とバーベキュー
こんにちは、じゃくまるです。 最近小説更新が忙しかったのでブログの更新ができてませんでした。 今日あたり何か投稿するので、今からネタを考えておきます! 以下は本文です。(ここまで前書き)
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第八話 石製アーティファクトを作る
フェアリーノームを連れて森の中を歩く。 イーサさんも一緒だが、なぜかフェアリーノームが真ん中に入って牽制しているので隣に立って歩くことができない。 イーサさん曰く仲間意識が非常に強いらしい。 「あー、そうだ。名前つけたほうがいいかな? 名前ほしい? いらない?」 フェアリーノームに名前が欲しいか聞いてみると、コクコクと首を縦に振ったので名前を付けることにした。 「う~ん。目の色が青いから【ミレ】で」 ボクが名前を言った瞬間、フェアリーノームのミレが一瞬光った。 「あれ? ミレ? なんか耳生えてるけど」 恐る恐るミレを見てみると、頭の上には狐耳が生えていた。 「ということは……」 ミレのお尻を見…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第十一話 ログハウスとフェアリーノーム
森の中に建てられた三階建てのログハウス。 ログハウスというには大きすぎるし、持ち運べるよう設計されているので基礎がない。 一応下が一番重く頑丈になっているようなので、不具合があったらその時に対処しようかな。 「さすが職人。すごい」 ボクが褒めるとミレが胸を張った。 ログハウスの中は細かく仕切られたり家具がすでに配置されたりしていて、ロッジのような宿泊施設と何ら変わらない設備が用意されていた。 壁にはカンテラが設置されており、通路を明るく照らしていた。 あのカンテラの中の光る石はなんなんだろう? しかし、あの短時間の間によくここまでのものを作ったなぁと感心していると、ミレが手を引いてきた。 しき…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第七話 フェアリーノーム
「フェアリーノームか。厄介だな」 「ファアリーノーム?」 なんだか可愛らしい名前だ。 「フェアリーノームは一応温厚な種族なんだが、警戒心が強く下手に近づくと攻撃されてしまうんだ。特に男性に対しては攻撃的だな」 それは温厚というのだろうか? 「こんな小さな子でも単体で熊を狩ることができるし、集まればどんな大きな生き物でも倒してしまう。見た目で油断していると痛い目に遭うぞ」 どうやらフェアリーノームは可愛らしい見た目をしているのにものすごく強いようだ。 「でもイーサさんなら勝てるでしょ?」 人間に化けて力を抑えているがイーサさんは神だ。 普通なら負けるわけがない。 「そうだな。負けはしないが勝ても…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第六話 森の中の小さな女の子
イーサさんが周囲をそれとなく見てくれている間に色々なものを集めては手当たり次第に【空間収納】に入れていく。 【空間収納】は収納していくと同時に【鑑定】効果が発動するのだが、雑草というジャンルにまとめられている草を入れていくと面白いことがわかる。 たとえば『味』だ。 なぜか、『苦くて食べられない』だとか『おひたしにすると意外とおいしい』だとか『灰汁抜き方法』だとかがわかるのだ。 一体誰がこんな感想を入れているのだろう。 不思議に思いながら色々なものを集めていると、何やら人の声が聞こえてきた。 「とりゃー!!」 軽く確認してみると、ボクより身長高めの男の子と革防具を身に着けた長身の男性が一緒に何か…
神様になったTS妖狐はのんびり生活したい~もふもふ妖狐になった新人神様は美少女となって便利な生活のため異世界と日本を往復する~ 第十話 ゴブリンと復讐
昼食から少し後、かなり早くログハウスの外観が組みあがった。 現在フェアリーノームたちが内装工事をしているようで、板材を運んだりしている。 外観は丸太組みのログハウスだけど、中身は山小屋風ロッジという感じになりそうだった。 「よ、よーし。行きます!」 ボクはスライムと戦う。 森の中でも水辺には多くのスライムが生息しており、水を飲みに来た動物を捕食したりしている。 彼らは水がないと生きていけず、またその水に似た見た目を有効活用して水中で水に擬態して獲物を捕食しているのだ。 気を付けないと人間も同じ目に合うので、猟師ギルドでは常時スライム討伐依頼が出されているらしい。 今回はイーサさんとの訓練も兼ね…
【試作】ロリコン勇者に見初められたので逃げたいと思います。~嫉妬した王女様に勇者パーティーから追放されたので、ロリコン勇者から逃れて好きに暮らすことにしました~ 第2話 森の中での戦闘
こんにちは、じゃくまるです。 これは試作の2話です。 用語には気を付けているつもりですが、差別っぽい表現があったら指摘お願いします。
こんにちは、じゃくまるです。 今回のはちょっと追放物の試作品です。 展開は考え中ですが、最初だけ作ったのでちょっと載せておこうと思います。
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百川晴香/100×10 レビュー えっちな下着を履いてるんですね!ももはるちゃん! SHINING-DV-14 #081
現Betyに在籍のロリロリ激カワアイドル、百川晴香ちゃんの10周年記念イメージ【100×10】を完全レビュー!沖縄に来たえちえち衣装のももはるちゃんがたのしめちゃう!
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第12話 ピザと世界システムの管理者
ピザはおいしい。 でも食べ過ぎると太るわけで。 「はふぅ。もっちもち。おいしいですね」 さくらがとろけたような顔をしながらピザを頬張っている。 もちもちほっぺはぷっくり膨れて一生懸命口をもごもと動かしている。 「主様お手製ピザ久しぶりです~。材料あまりないので酪農も考えないといけませんね~」 あまり材料がないのか、雛はそんなことを言いながらさくら同様もちもちぽっぺを膨らませていた。 「詠くんのピザおいしい」 鈴は相変わらず乏しい表情で可もなく不可もなくといった感じでピザを食べる。 まぁ感想はおいしいの一言なわけだが。 「ず~っと食べていませんでした。懐かしいです」 雛菊に食べさせたのは何回だっ…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第11話 建築作業とこれからのこと
今日も今日とてピッピ―とホイッスルの音が聞こえる。 フェアリーノームたちが建築作業を行っているのだ。 ガンガン、ズドンズドン、ザックザック色んな音が鳴り響いている。 そんな中、狐たちはじゃれあったり私の尻尾に潜り込んだり、女神テューズに襲い掛かって遊んだりしていた。 「主様~、建築作業は順調です~。フェアリーノームちゃんたちは本当にすごいですね~」 近くにやってきた雛の頭には安全ヘルメットが乗っており、手には数枚の紙束が握られていた。 完全に建築現場の監督スタイルだ。 コンクリートを打って建築はしないものの、洞窟奥から石を切り出したり木を伐採しては柱を立てたりといった作業を繰り返していく。 ち…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第10話 夜の焼肉
陽がすっかり傾き月が顔を現し始めたころ、家の中から寝起きの雛がのそのそと出てきた。 まだまだ眠そうな顔をしているけど、頑張ってくれたのであとはのんびりしてもらうとしよう。 というわけで早速手作りの竈に石のプレートを設置する。 この石のプレートは近くを流れていた河原で見つけた良さそうな平べったい石だ。 きれいに洗った後、焼き肉用のプレートにするために乾かしておいたのだ。 「さてと、まずは石を熱して水分が出ないことを確認っと」 赤く燃える薪の上に鎮座する平べったい石のプレート。 しばらく熱しても水が出てこなかったので水を垂らして温度を確認してみる。 すると、じゅーっという音と共に水が石プレートの上…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第9話 建築とフェアリーノーム
「それで雛はどんな手伝いを求めてるのかな?」 早速雛の求めているお手伝いについて考えてみる。 雛は現在建物の建築の前段階、場所と範囲をあらかた決めた状態のようだ。 ということは、資材運搬とか配置をしてくれる子を求めてる感じかな? 「はい。え~っと、資材はシアちゃんのおかげでだいぶ揃っているので~、あとは建築に取り掛かるだけです~。なので~、建築のお手伝いをしてくれる子がいればいいんですけど~」 これはまた珍しいこと。 いつもなら一人でやってしまうのにお手伝いが必要ということは、寝る場所だけサクサク確保してあとはお手伝いさんに任せるつもりだな? 現に雛は先ほどからとても眠たそうにしている。 「眠…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第8話 それぞれの役割
従者たちと女神テューズ、シアを連れて地上へと戻ってきた。 一部権限しか取得できない状態ではあの場所に残っても意味はない。 というわけで、さっそく今後のことを考える。 「マスター、この島を覆う結界ですが、しばらくはこのままがいいと思います」 廃屋に戻って来て早々さくらがそのような提案をしてくる。 まぁ分からなくはないかなと思う。 「はい。さくら姉様の言う通りがいいかと思います。この結界を張ったのは眠る前のわたくしですが、結界内は今の第五紀人類にはまだ早い技術になります」 結局この島に眠る技術が発掘された結果、同じ歴史を繰り返してきたのだからその提案は当然だろう。 私としても、無意味に人類を滅亡さ…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第7話 協力関係
結論から言おう。『アレ』の残滓は全くと言っていいほど残っていなかった。 正確には逃げた痕跡が女神テューズの周辺の空間に残されていた。 どうやら『アレ』は私のことを覚えているらしい。 でもなぜ逃げたのだろうか。 その気になれば、今の私を襲うことも可能だったのではないのか。 「女神テューズ、今のあなたには残滓は残っていません。少し静養すれば元通り仕事もできるでしょう」 私は結論だけ伝えると、一言も話さない従者たちのほうを見る。 さくらは困った顔をしているし雛はあわあわとした表情をしている。 うん、これはつまり……。 私は二人の表情の意味を考えた。 それから意を決して、鈴のほうを向く。 「……」 見…
目が覚めたら洞窟の中でした。仕方がないので生活環境を整えつつ帰還を目指します。 第6話 女神の異変、世界の異変
戦闘が終わったメディカルルーム内には微妙な空気が流れ始めていた。 一つは様子のおかしかった女神テューズが大人しくなったこと。 そしてもう一つは私に抱き着く雛菊とそれをじっと見るさくら、雛、鈴の間に流れる無言の空気だ。 この場の空気は少し耐えられそうにないので、女神テューズのことを確認するとしよう。 そもそも、女神なのにまるでバンシーのような状態だったのはなぜなのだろう。 「ええと、テューズ……さん、だっけ? なんであんな状態になっていたのか少し聞いてもいいかな」 最初の確認は女神テューズの異様な状態についてだ。 通常、神族がああいう風に狂うなんて考えられないからだ。 もし簡単に狂ってしまうよう…