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【やっべえ連中、大集合】アンドリュー・クラウン『秘密の友人』
ある種の殺人の描写が妙にきついので苦手な人は本当注意ね。現実にこういうケースってあるの。人ってわからんよね。ある女性に関わったがゆえに起きた悲劇。
著者のある種の性癖が爆発しているといっても過言ではない作品です。特に本多があることの「ために」やったことは相当な代物です。そして終盤のそれは…
【何たるこの狂いよう】ギュンター・グラス『ブリキの太鼓 第1部』
太鼓に執着したある哀れな男の物語。その執着はやがて彼に一つの力を与えたわけですが、それが災禍のもとでした…
文章が強烈すぎてダメージを受けてしまいました。文章が本から飛び出てくるとは恐ろしや。一線を越えたものに立ち向かえるのは、そういう人ということでしょう。
一応今回は読書注意という警告だけはしておきたいと思います。理由はあるけどちょっと児童書にしてはパンチが強すぎるわね。ただ、そうせざるを得なかったのはわからないでもないの。
表紙からは想像できませんが、一応ある条件上少々読書注意となります。あれがいるからです。(ただしワンクッション挟んでいるので温情はあるかな)ホラー要素もあったりするぞ!!
【恐怖メーター、振り切るぞ】『恐怖小説コレクションIII 夢』【再読】
ここからは近代の作家。有名どころがまあまあひでぇぐらいにおっかないんだわ。約2名。1名は変態的に恐ろしい、もう一人は理不尽しかなくて恐ろしい。恐ろしさしかないぞ。
【とことんっ、までに救いがねぇ】高田崇史『QED 優曇華の時』
タイトルにサブタイトルがつかないのでガチもんの作品となります…が読後感の最悪さもキングクラスの代物です。こんなにため息が出てくる作品あるよ…?
~であるべき、と論じてしまう本には正直ろくなものはないと思っております。この本もその手の本に入る代物。気持ちはわかるのだけれども歩み寄らない姿勢に疑問を感じるんですよ。うっかり…と言ってしまいそうになるのを我慢。
もうね、いろいろとカオスで狂っていやがる(誉め言葉)苦手な人は多分ある程度読み進めたらスローイングブックをやらかす可能性がありますのでそこのところ注意。