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こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ヨーロッパのオリエントに対するものの見方・考え方に連綿と受け継がれてきた思考様式──その構造と機能を分析するとともに、厳しく批判した問題提起の書。 「オリエンタリズム」とは東洋趣味という意味合いを持つ言葉でした。西洋側から見た場合の異国性、異文化性を魅力的に捉え、憧憬や情緒を感じる「特異な地」を表すものです。しかしながら現在においては、「オリエント」(東洋)という言葉から紋切型の凝り固まったイメージを連想させられます。この連想イメージは如何にして与えられるのかを追究し、紐解こうとしたのがエドワード・ワディン・サイード(1935-2003)です…
【微笑みの国】っていうドイツのオペレッタの舞台は中国なんですけど
< 微笑みの国っていってもさあ 「スマイル 0円」って日本だけの幻現象なんでしょか > オリエンタリズムっていうのがありますよね。 「洋の東西を問わず」とかいう言い回しもあって、世界を東洋、オリエント、と西洋、オクシデントっていうふうに分けてとらえる考え方に基づいて、主にヨーロッパから見た東方にあたる、中東、アジア地域の文化を指している言葉です。 これまでの時代にブームっていうのもあったらしいですが、どうもね、そのころのブームってヨーロッパ側からの上から目線みたいな感じがあるってことも否定できないです。第二次世界大戦前のことみたいですけどね。 1929年にベルリンで初演となったオペレッタも、そ…